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ゆ ら ★ @ 転 生
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窓から入る暖かい風が、教室のカーテンをふわりと揺らす。
高校最後の体育祭まで、あと三週間!
朝のホームルーム。
先生が教卓の前に立ち、出席簿を閉じた。
👨🏫「さて! 今年も体育祭の時期がやってきたぞー!」
教室が一気にざわつく。
🦊「きたーー!」
🌷「待ってました!」
🎸「今年こそ優勝!」
みんなが楽しそうに話し始める。
🍪(もうそんな時期なんだ……。)
去年の体育祭も楽しかった。
でも今年は違う。
“高校最後”
その言葉だけで、少し胸が締め付けられる。
👨🏫「まずは体育祭実行委員を2人決める。性別は問わない!」
👨🏫「やりたい人いるかー?」
その瞬間
🦖「はーい!!」
じゃぱぱが迷いなく手を挙げた。
👨🏫「お、じゃぱぱ!」
🦖「最後なんで、俺がクラス引っ張りたいです!」
🍑「おぉー!」
教室中から拍手が起こる。
👓「じゃっぴなら安心!」
🐸「リーダー頼んだ!」
じゃぱぱは少し照れながら笑った。
🍪(じゃぱぱさんらしいな…。)
その笑顔を見ていると、
私も自然と笑顔になっていた。
(…私も。 やってみようかな。)
体育祭実行委員なら、
じゃぱぱさんと2人きりになれるかもしれない
そして、もっと仲良くなってあわよくば_
そんな小さな期待を胸に、 私は手を挙げようとした。
その時だった。
⚡️「俺もやります!」
🍪「…っ」
🍫「のあさん…」
たっつんさんの手が、私より一瞬早く挙がる。
👨🏫「お〜、たっつん!」
🦖「お前かよ〜笑」
⚡️「何?悪いか?笑」
🐑「2人仲良いし適任じゃん!」
🍑「それなー!」
🍗「お~い、俺はハブりかよ〜( 泣」
👨🏫「安心しろゆあん!お前は体育委員だから関わる機会沢山あるぞ!」
🍗「わ!そうじゃんまじ神ー!」
👨🏫「じゃあ体育祭実行委員はじゃぱぱとたっつんで決定な!」
🦖⚡️「よろしく!」
🍑「いぇーい!!( 👏」
二人が前へ出る。
🍪(…。)
笑顔で拍手を送りながら、
胸の奥が少しだけ苦しかった。
(やっぱり、 やってみればよかったな。)
ホームルームはそのまま種目決めへ。
👨🏫「じゃあ希望を聞いていくぞー!必ず一人二つ出ろよ〜!」
教室は再び大盛り上がり。
🦖「俺、クラス対抗リレー!」
⚡️「俺も!」
🍗「負けないからな!」
あそこの男子三人は大騒ぎだ
🍫「元気だねぇ、笑」
えとさんが苦笑する。
❄️「のあさんは何に出ます?」
🍪「うーん…。」
去年は玉入れと綱引き。
今年は…
🦖「のあさん!」
突然名前を呼ばれ、顔を上げる。
🦖「障害物リレー、一緒に出ない?」
🍪「えっ?」
教室中の視線が集まる。
🦖「一クラスにつき男女二人一組だから!」
🍪「あ…そういうこと。」
少しだけ期待してしまった自分が恥ずかしい。
🦖「え、嫌だった?」
🍪「ううん!嫌じゃない、出る!」
思わず即答すると、
じゃぱぱは嬉しそうに笑った。
🦖「やった!」
その笑顔を見て、
また心臓が高鳴る。
結局、
じゃぱぱは
・クラス対抗リレー
・障害物リレー
の二種目。
のあは
・障害物リレー
・綱引き
に決まった。
🍪(障害物リレー、一緒なんだ。)
それだけで嬉しかった。
放課後。
体育祭実行委員だけが教室へ残る。
🍪(二人とも、頑張ってるなぁ。)
黒板に向かって話し合う二人を、
私は席から少しだけ眺めていた。
🦖「これ、応援旗どうする?」
⚡️「せっかくならクラス全員で書こうや!」
楽しそうな声が聞こえる。
(やっぱり…。)
(ちょっと羨ましいな。)
そう思いながら、
のあは静かに帰り道を歩いた。
⸻
その日の夜。
⚡️(…なんでや。)
机に向かったまま、
たっつんは今日のことを思い返していた。
⚡️(のあさん、手挙げようとしてたよな。)
だから
思わず先に手を挙げた。
理由なんて考えていなかった。
(じゃぱぱとのあさんか二人で実行委員になったら…)
そこまで考えたところで、
ふと動きが止まる。
(…あれ。)
なんで嫌やったんや?
じゃぱは親友。
のあさんも大事な友達。
二人が一緒におっても、
応援すればええだけやのに。
それなのに。
胸の奥が、もやもやする。
(もしかして……。)
ゆっくりと、 一つの答えが浮かぶ。
⚡️「…俺。」
「のあさんのこと、好きなんか。」
静かな部屋に、 その声だけが小さく響いた。
体育祭まで、あと三週間。
この体育祭は、皆の恋にどんな影響を及ぼすのだろうか。
コメント
2件
あ、もう最高ですありがとうございます!!(語彙力皆無ですいません)
ああ、もう、こういう「一瞬の差で手を挙げられなかった」ってやつ、すごく胸にくる……。のあさんの気持ち、痛いほどわかります。それに対してたっつんの「なんで嫌やったんや?」からの自覚、ここでくるんだ!って鳥肌立ちました。体育祭まであと三週間、この三角関係(?)がどう動くのか、続きが気になりすぎます。素敵なエピソードをありがとうございます🌷