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私の名前は、〈木山 林音〉ホワイトな会社で働く二十一歳。辛い事もなく皆んなから会社の〈お母さん〉として親しまれている。だが自分で言って悲しいが彼氏いない歴二十一年、恋がしたいお年頃です。そして私は、ヲタク、異世界や恋愛などありとあらゆる漫画アニメ小説を読んでいる、そんな私は、今異世界に召喚されてます、しかも私だけでなく大勢の人々も…
え?ここどこ?確か帰宅中いきなり足元に魔法陣が現れて…それしか覚えてない、てかここ教会?
目の前には、綺麗なステンドグラス、ただそれしか無かった。すると背後から大きな音が響いた、大勢の人々が一斉に振り返る。そこには、一際目立つ服装をした青年がいた、青年は、私の前、いや、ステンドグラスの前に行きこう言った
「皆様初めまして、私は、ピンフォール国が第一王子、ピンフォール・ネ・アラントと言います。急でなんですが皆様には、能力と称号を確認して頂きたいんです、そしてもし称号〈エンペラー セイント〉がありましたら私か兵士にお伝えください、」
と言って出て行ってしまった。
エンペラー?セイント?日本語訳で何て言うんだ? まずどうやって確認したら良いんだよ…ステータスでも言えばいいのかな、
『ステータス』
私がそう言うと目の前に透明な板が現れた、いきなりだったから少し声を上げてしまったが視線は、一瞬だった、そしてそのステータスを見て私は、息を呑んだ
〈木山 林音 性別女 年齢二十一歳 HP 999/999 MP 9999/9999 SP 1018/1018 スキル 能力 称号エンペラー〉
と書いてあった。
待て待て待てエンペラー?うん?私の見間違い?え、チートォ、私チートだしエンペラーだし色々分からないよ…どうしようエンペラーって伝えた方が良いのかな、でもあの王子なんか怪しいんだよね。マジでどうしよう、うん逃げよ、と思った時だった。
「なぁ、ここから逃げないか?」
一人の男の人がそう言った。皆んなは、男に視線を向ける。
「俺の能力〈ポータル〉なんだけどさ、俺のポータルで逃げる人いる?だって怪しくない?急に召喚してきてエンペラーだとかセイントだとか言われてさ、もしエンペラーじゃない人がこのままいてもいずれ邪魔者扱いされて殺されるかもしれないだろ?それによぉエンペラーさん方、もしかしたらキリストみたいに十字架に手足を釘で打たれて人々の前で吊るされるかもしれないんだぜ?そんなの嫌だろ?なら今のうちに逃げるしかないだろ?」
と男の人が言う、皆んなは、その話を聞いて黙り込んだ。死ぬ事は、無いかもしれないが生きてる保証も無い、他の皆んなは、どうしようか悩んでいた。すると
「私達ポータルで逃げます」
と声を上げた人がいた。皆んなは、一斉にその人達に目を向ける、勿論私も目を向けた。そしてまた息を呑む。そこには、中学時代の友達がいたからだ、しかも二人…私は、慌てて叫ぶ
「霊奈、淡田」