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〇〇「・・・アラスター?」
彼の真横まで歩み寄り、その顔を覗き込む。
すると少しだけ顔を背けられてしまい、私は不思議に思いながらその横顔を見つめていた。
アラスター「・・・・・・・・・あの曲を」
〇〇「・・・・・・え?」
ぽつり。とアラスターが言葉を零す。
反射的に聞き返した私の声に、アラスターは静かに顔を上げた。
今度こそ、彼と視線が絡み合う。
・・・かと思えば、くいっと軽い力で腕を引かれて身体を引き寄せられた。
私は特に抵抗することもなく、引き寄せられるまま彼の胸に抱き留められる。
下から見上げたアラスターは同じように私をまっすぐ見ていて。
その表情はいつもの笑顔でも、この上なく優しい・・・でもどこか切なそうな目をしていた。
アラスター「完成した貴女のあの曲を、貴女の部屋で・・・・・・貴女の演奏で」
アラスター「・・・・・・弾いてくれますか?My dear」
すり、と取られたままだった手をアラスターの頬に添えられ、一気に顔が熱くなる。
固まったままの私は、恥ずかしさに口をパクパクさせることしかできない。
そんな私の反応を見ながら、アラスターは更に続ける。
アラスター「愛情や恋愛など・・・私にそんな曖昧な感情はありません」
アラスター「まして相手のために己を犠牲にし、自身を磨り減らすなどまったく論外。理解しがたいものです」
アラスター「・・・私を守ろうと自分を盾にした、貴女のようにね」
真剣な表情で語るアラスターから、目が離せなくなる。
恋愛感情が理解できない。それはずいぶん前から分かっていたことだ。
彼に告白をしたあの日にも、それを思い知ったはずだった。
あの時のことを思い出すと胸が痛むが、私は黙ってアラスターの話を聞き続けた。
コメント
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(*´˘`*)ワァ…スゴォイ… (語彙力が低下した声)