大変!! どうしよう!!
冷や汗をかきながら慌てて追いかける
と、誰かの足元が目に入り、
ーーピタリ
その人物の足元で止まり、
??『なんだ、、、これ』
低い声で呟きながら、その人は
ブローチを拾い上げた。
うわぁ、、、
こんなタイミングで人が来るなんて
身を縮めながら顔を上げた
○○『ッッ、』
私は息をのんだ。
、、、だって彼がとても綺麗な顔を
していたから。
春らしいミルクティー色の髪の毛は
切れ目の目に少しかかっていて
スーッと筋の通った高い鼻に、
美しい唇。
肌は白く、シミひとつない。
芸能人、、、?モデルさん、、、?
そう疑ってしまいそうなほど整った顔を
した彼は、光の粉を浴びているかの
ように輝きを放っていて、私の目は彼に
釘付けになってしまった。
私は男の子が苦手だけだけど、そんな
ことすら感じさせない輝きを放っていて
目が離せなかった。
かっこいいのはもちろん。
綺麗って形容するのがぴったり
こんなオーラがある人、、
見たことない、、!!
??『お前、、、壊したのか?』
薄くて綺麗な唇が思わぬ言葉を放った
コ・ワ・シ・タ・ノ・カ
、、、、へ?
○○『い、いいいいいいえッ、』
○○『ち、違いますよッ、、、!』
私は両手を前に出して、
激しく左右に動かすけれど、
??『だって、これ』
ブローチを見つめながら目を傾げる彼の
疑問は間違ってない。
彼の手の中には取れたブローチ
状況証拠は揃ってる。
違うなんて言い訳が通る訳ないよね
、、どうしてこんなことになっちゃった
んだろう…
私はほんの少し触れただけだったのに…
そう、汚れを取ろうと思って….。
ーNEXTー