テラーノベル
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「生まれ変わってもあなたが好きです」です!
めめさく🖤🩷
ファンタジー
not siv
この世界には多種多様 な種族が存在し共存していた
これはとある水族館の人魚の話
こんにちは!俺はエルフの向井康二
俺は水族館の職員やで
この水族館は特殊でな?
エルフが運営してるんや、大体いわば娯楽施設は今でも人間が運営してることが多いんやけどここ、海の世界(水族館の名前)はとある人のために建てられた水族館なんや
そのとある人っていうのがこの人
向井は小さめの水槽の縁に座りとある人に呼びかけた
🧡「おはよう、さっくん!」
しばらくすると水面が揺れ人間のような魚のようなシルエットが近ずいてきた
バシャッ
行き良いよく手が出てきたかと思うと向井の首に巻き付き落ちかける向井
🧡「おわっ!危ないやんかさっくん!!」
🩷「んふふ、おはよう康二」
優しく微笑み向井に擦り寄る人魚
ピンクの髪に薄桃色のパールのように輝く美しい鱗、ベタや金魚の様にヒラヒラと揺らめくヒレそして雪のように白い肌
見る者を虜にしてやまない彼はこの水族館唯一の人魚であり水族館が建てられた理由でもあった
佐久間は幼い頃に観賞用として誘拐されては金持ちの家を転々としていた
佐久間をめぐり殺人事件や誘拐が起きるほどで、困り果てた政府は現オーナーの岩本(エルフ)に一生の保護を任せたのだ
岩本は佐久間を保護し、水族館を建て不死とも呼ばれる長い長い寿命の佐久間が寂しくないように同じく不死と呼ばれる長寿のエルフを何人か雇うことにした
向井も雇われエルフの一人である
🩷「康二、早く朝ごはんにしようよ」
🧡「せやな」
そう言って向井は佐久間の尻尾を濡れたバスタオルで包、お姫様抱っこをする
不思議なことに人魚は水に濡れないようで、佐久間を抱えた向井の服は多少の水しぶきで濡れたぐらいで乾いた服のままだった
ガチャ
🧡「お待たせー!」
🤍「あ、おはよう!!」
💜「おー、おはよう佐久間」
🩷「おはよー!今日も美味しそうな匂いがする!!」
💙「腹減ったー、、、ふぁー」🥱
💚「翔太はいっつも眠そうだよね 笑」
💙「眠い」
❤️「お待たせ、ご飯できたよ!」
💛「おはよう佐久間、みんな席に着けー!」ナデナデ
岩本は毎朝、佐久間の頭を撫でる
向井が佐久間を迎えに行ってエルフのみんなとご飯を食べるのがこの水族館のルーティンだった
🤍「そういえばさ、最近ん5歳ぐらいの男の子が熱心に佐久間くんを見てるよね」
もぐもぐしているとラウールが話し出した
💙「あーあのザリガニのぬいぐるみの子か」
🤍「そうそう!」
💜「また佐久間の初恋キラーが炸裂か?」
🩷「初恋キラーって、まだ5歳だよ?」
💛「ん?知ってるのか?」
🩷「あの子蓮くんって言うんだけど、いっつも一人で来るから心配で話しかけてみたの」
❤️「たしかに最初は親御さんがいたね」
🩷「今は家が近いみたいで近所の人に見守られながら通ってるみたいだよ?」
💚「そっか!蓮くん、魚も好きみたいだけどやっぱり佐久間の方が好きみたいだけど? 笑」
🤍「あー!ほらやっぱりー!!」キハハ!
お昼すぎ
佐久間siv
俺は大きな水槽をいつものようにのんびりと泳いでいた
ジンベーザメにつかまりゆらゆらと泳いでいると1人の男の子が水槽に張り付くようにこちらを見ていた
手にはザリガニのぬいぐるみを抱えた男の子
🩷「(あ、蓮くんだ)」
俺はあまり人間が好きではなかった
ここに来た当初は水槽の向こうの人達とじゃれ合うように泳いでいたが常連の人達が変わっていくうちに寂しさが何回も訪れることが苦しくて疲れてしまった
俺からすれば短命の彼らを見送ることは一瞬の出来事に過ぎないけど辛いことだった
特に常連の人とはあまり仲良くなならないように過ごしていたのに、、
🖤「!」ブンブン (≩∀≨)
目が合うと手をブンブンと振りにっこりと笑う彼のことをいつしか無視できなくなっていた
俺は硝子に近ずくと息をはき曇らせる
そして「蓮くん、着いておいで」と書く
🖤「!」うんうん
目を輝かせ大きく頷く蓮くん
彼のスピードに合わせゆっくり泳ぐ
途中で康二と合流して照の許可をもらって裏に案内をした
🖤「こんなとこ入っていいの?」
🧡「今日は特別や!」
向井と手を繋ぎ佐久間の待つ水槽の前までやってきた蓮くん
🧡「連れてきたで!」
🖤「あ!人魚さんだ!!」
水槽の縁に座って待っていた佐久間に走りよる
🩷「今日も1人?」
🖤「うん!お母さんたちは仕事なの」
🩷「そっか、寂しくないの?」
🖤「大丈夫、だってザリガニさんも一緒だもん!それに人魚さんが話しかけてくれるもん!!」
嬉しそうに佐久間に話しかける蓮くん
🩷「そっか」フフ
どこか慈愛をはらん瞳で微笑む佐久間
🧡「(さっくんのあんな聖母みたいな笑顔何千年ぶりやろ、、)」
月日はあっという間に流れて行った
目黒は小学生、高校生、社会人、退職と、気づけばお爺さんになっていた
裏にて
🩷「調子はどう、蓮?」
🖤「大介たちのようには動けないけど、元気だよ」ニコ
目黒はシワシワの顔に笑みを浮かべる
🖤「今日は渡したい物があるんだ」
🩷「渡したいもの?」
目黒は佐久間のもちもちとした若々しい手をそっと自分のシワシワの骨ばった手でそっと掴む
🖤「これ、大介に持ってて欲しいんだ」
カバンからブランドであろうロゴの着いた黒い箱を取り出した
白のリボンで包んであるため解こうとする目黒
🩷「歳をとっても器用だね」
🖤「そうかい?」フフ
佐久間に優しく見守られながら取り出したのは宝石のようなリングだった
🖤「これはムーンストーンと言ってね、意味は、、、、いやまだ言わないでおこうかな」
🩷「なんでよ」ムスッ
目黒がブレスレットを自分の手にはめるのを見ながら頬をふからましムスッとする佐久間
🖤「何年か経ってふと気になった時に調べてみて」
目黒はムスッとした佐久間の頬に手を添える
無意識に目黒の手にすり寄るのが癖になった佐久間
🖤「最後に会えたのが大介で嬉しいよ」
ーーーーーー
ーーーー
ー
それから数週間後目黒は息をひきとった
🧡「おはようさっくん!」
🩷「、、おはよう康二」
🧡「、、、」
いつものように挨拶はするものの表情の硬い佐久間
エルフの皆が心配していた
数年経った時の出来事だった
いつものようにのんびりと遊泳していると、水槽に張り付くようにしてこちらを見ている男の子がいた
どことなく目黒に似た男の子で
でも佐久間は目黒以降は人に関わろうとしなくなった
その男の子も、目黒のように常連になって気づいたら高校生になり社会人になり、年老いて居なくなった
さらに数年後
また同じことが起きた
目黒に似た男の子が現れ、年老いていなくなる
何世紀かそれを繰り返したある日のこと
💛「今日から、新しくエルフの新人が働くことになった」
朝の時間に集められた佐久間達はどんな人だろうと待っていると
ガチャ
🖤「失礼します!今日からここで働くことになった目黒蓮と言います、よろしくお願いします」
そう言って入ってきたのは佐久間のよく知った目黒蓮
🩷「え?、、、れ、ん、、、?」
その場で戸惑っているのは佐久間だけだった
🖤「久しぶり、大介」
🖤「俺やっと、エルフに生まれ変わることができたんだ」
佐久間の目の前までやってきてブレスレットをつけた手を優しく包み込む目黒
🩷「え、、、あの蓮、なの、、?」
🖤「ブレスレット、今もつけてくれてたんだね、、ただいま大介」ギユッ
驚く佐久間をそっと抱きしめる目黒
💛「良かったな、佐久間」
🩷「、、ッ、」
目からボロボロと涙をもらす佐久間
目黒の服をギュと掴み幼子のように泣く
🧡「待ちくたびれたは!」
💚「正直半分あきらめてたよ」
💙「エルフになるまで長すぎるは!」
❤️「良かったね、佐久間」
💜「良かったな、、」ウル
🤍「漫画みたいだね」(*´﹀`*)
そっと顔を覗き込み慈愛に満ちた顔をする目黒
🖤「大介は何千年と経っても変わらず美しいままだね、、、ずっと会いたかった」
🩷「こっちのセリフだ!バカ!!」
涙の止まらない佐久間
みんなに抱きしめられて
子供みたいだとからかわれたりして笑顔が戻っていく
🩷「おかえり蓮、待ちくたびれたよ」
泣いて赤くなった目元や鼻を誤魔化すようにへにょっと笑う佐久間
🖤「ッ、、、大好きだ、、」//
🩷「んはは!!」
長寿ゆえの寂しさがひとつ埋まるのだった
ムーンストーンはまた会いたいという意味の宝石
Fin
#SnowManBL
Yちゃん
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Yちゃん
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コメント
1件
みぅです🥀読了しました。 「おかえり」って、こんなに重くて温かい言葉だったんだなって思いました。何度も生まれ変わって、やっとエルフになって戻ってきた蓮くん。その間の佐久間の孤独を思うと胸がぎゅっとなるけど、最後の抱きしめ合うシーンで全部報われた気がしました。ムーンストーンの意味を知った時、また泣きそうになりました。 まつぼっくりさん、長寿ゆえの寂しさをこんなに丁寧に描くなんて、本当に素敵すぎます🖤🩷