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仙蔵「それより、何故喜八郎は私の部屋へ来たいのだ?」
綾部「それは…… 」
(どうしよう、「立花せんぱいと居たいから」なんて言えないし……なんか都合のいい言い訳は、、、 )
綾部「滝の自慢が、毎晩うるさくて……」
仙蔵「ははっ、そうかぁ、それは災難だったなぁ 」
立花せんぱいって、こんなに無邪気に笑うんだ……知らない立花せんぱいの一面が知れて、少し胸の痛みが弱まった
??「今日は、委員会があるから、長屋には帰らん。そのまま教室に向かう」
仙蔵「そうか。分かった。」
綾部「立花せんぱい…一体誰とお話されているんだろう…?」
仙蔵「おーい、喜八郎!」
せんぱいが僕の方に近づいてくる。
どきっ
どき…?
それは、せんぱいが近づいてくるにつれ強くなってくる。
ドクン、ドクン、
それは強く鼓動を打っていて、止まらない。
仙蔵「どうした?そんなに頬を赤くして。」
綾部「え?あぁ、さっき実習があったからですよ。」
仙蔵「そうなのか?まぁ、それは良いが…」
綾部「立花せんぱいこそ、どうされたんですかぁ?」
仙蔵「その事なんだが……」