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風呂からあがってリビングに戻ると氷雨は棒アイスを食べながらドラマを見ていた
しかしドラマに見いっているようで少しの間眺めていてもアイスを口に運ぶ様子は見られない
近づいていって隣に腰を下ろしてもこっちには気がついていないようだ
集中し過ぎて少し開いている口が可愛い
ふと見ると氷雨が手に持ったアイスはかなり溶けていた
垂れたバニラアイスが今に手首まで伝う
「氷雨。アイス垂れてるよ」
「うわっいたのかよ。って、え?やばっ」
いつの間にか俺がいたことにびっくりした様子の氷雨の驚きはすぐにアイスが大変なことになっていた驚きに変わった
「あっどうしよ···」
焦ってあたふたしている氷雨のアイスを持った手をつかみその手からアイスをとる
「ほーら。早く舐めて」
掴んだ手はそのままにとったアイスを氷雨の口元に運ぶ
「えっ///···っ···んっ!」
あーんの様な感じになって氷雨は照れたように少しためらっていたが今にも垂れそうだったのでぱくりとアイスを咥えた
垂れないように一生懸命舐めている様子は···こう···胸に来るものがある
俺はあたふたしている氷雨に追い討ちをかけるべく掴んだ氷雨の手を舐めた
「ひゃっ///ひょっ··· ふみひゃっ···//////」
手を引っ込めようとする氷雨の腕を強めに掴んで引っ込めさせない様にして、溶けたアイスでベタベタの手を舐める
「んっ///まっへ///ぞわぞわすふからぁ///」
俺が氷雨の手を舐めるのと同時に氷雨にアイスを舐めさせているから上手く喋れてなくて可愛い
「んふふ。手ぇベタベタなんだからアイス掃除しないとw氷雨はまだ溶けてないアイス食べるのに集中しなきゃね」
氷雨の手のひらや指の間を丁寧に舐めていく
「んん”っ///ひゃ///やめっ///」
少し苦しそうなのが可愛くて仕方がない
「っん···んぐ···っ食べたっ食べたから///はなせぇ///」
氷雨がアイスを食べ終わったのでぱっと手をはなしてやると氷雨はまだ赤みの残る頬でムッと明らかに拗ねたような表情をしていた
「何してくれてんだよっ///もう風呂入って寝る!」
ばっと立ち上がった氷雨はそのままどたどたと浴室にいってしまった
「あははっ拗ねちゃったな。まあかわいかったからいっか!明日氷雨の好きなご飯作って許してもらお♪」