それでは『 いつまでも君と… 2. 』
スタート↷
?)落ち着いた?
この空間全体が静寂に包まれている中、発せられた言葉はまたしても落ち着く声だ。
?)……こくっ
俺はゆっくりと頷く。
何故か今は声を出す事がままならないんだ。
俺はそんな事を思いながら俯いていると君は悪く言う訳でもなく。
責める訳でもなく。
何もしない、只々君は優しく頭を撫で、微笑んでいた。
その笑顔を見る度痛苦しい傷跡が癒やされていく。
?)そういえば…、名前何て言うの?
何て言えばいいだろう。
名前なんて無い。
俺は無意識に口を噛み締めていた。
?)……、ふるふる
?)そっか。
?)なら、俺が決めたる、っ!
?)あ、その前に俺は
橙)橙って言うの、よろしくな、!
?)じぇう…っ、?
橙)うん、!よく言えたなっ…、!(ナデナデ
?)…、!うんっ…、!(尻尾を振る
橙)君の名前やけど……、どないしよ、?
橙)ん〜…、ぁ、桃。
?)?
橙)今日からお前は桃や…っ、!
桃)さとみ、?
橙)うん、!
初めてだ。
こんな真剣に名前を考えてくれた人。
今まではよく分からない名前だったからかな。
それにずっと抱っこしてくれてる。
それにこの人の声も何もかも、温かい。
続く。
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