テラーノベル
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危うい雰囲気🍌🍆
続き
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ドズル社のスタジオで行われた、久しぶりの全員集まってのオフライン撮影。
カメラが止まり、「お疲れ様でしたー!」という声が飛び交う中、メンバーたちはそれぞれ片付けを始めていた。
「あー、今日も疲れた! おんりー、この後飯でも行かない? 俺、めちゃくちゃ肉の気分なんだけど」
機材を片付けていたおんりーの背中に、ぼんじゅうるが遠慮なく体重をかけて 寄りかかってくる。背中に伝わる男らしい体温と、ほんのりと香る香水の匂い。
それだけで、おんりーの心臓は警報を鳴らすように跳ね上がった。
「……ぼんさん、近いです。重い」
「えー、冷たいなぁ。たまには付き合ってよ」
ぶつぶつと言いながらも、ぼんさんは嬉しそうに笑っている。
この人は分かっていない。自分がどれほど危険な綱渡りをしているのかを。
触れられるたびに、その腕を掴んで「どこにも行かないで」と閉じ込めてしまいたくなる衝動を、おんりーがどれほどの理性で抑え込んでいるのか、知りもしないのだ。
「おんりー、ぼんさん。悪いんやけど、ちょっと二人でこの後の告知動画の確認お願いできん? 僕と社長、別件の打ち合わせあるんよ…」
声をかけてきたのは、実況席の片付けをしていたおらふくんだった。隣には、すでに上着を羽織ったドズルと、資料をまとめているMENもいる。
「あ、オッケーオッケー。おんりー、じゃあスタジオの端のデスクで一緒に見ようぜ」
「……わかりました」
二人きり。その響きに、おんりーの胸がどくりと大きく脈打った。
メンバーたちが「じゃあね」「お疲れ様」と言いながら、次々とスタジオを出ていく。
ガチャン、と重い防音扉が閉まり、広いスタジオに完全な静寂が訪れた。
残されたのは、PCのファンの駆動音と、二人の呼吸音だけ。
「よし、じゃあ画面共有するわ……って、おんりー?」
ぼんさんがデスクの椅子を引き、おんりーの顔を覗き込んできた。その瞳に、まっすぐ自分が映っている。
メンバーがいなくなった途端、おんりーの中に澱のように溜まっていた「重い感情」が、急速に表面へ湧き上がってきた。
隠さなきゃいけない。そう思えば思うほど、頭の芯が熱くなっていく。
「ぼんさん」
「ん? どうした?」
おんりーは、ぼんさんのデスクに置かれた手に、そっと自分の手を重ねた。いつもより少し冷たいおんりーの手のひらに、ぼんさんが驚いたように瞬きをする。
「おんりー……? 手、冷たい。体調悪い?」
「悪くないです。……ただ、ぼんさんが他の人と話してると、イライラするんです」
心臓が壊れそうなほど動いているのに、声だけはひどく冷静に、掠れて響いた。
言ってしまった。絶対に破ってはいけないと言い聞かせていた、境界線。
「え……?」
ぼんさんの動きが完全に止まる。おんりーは重ねた手に少しだけ力を込め、逃げられないようにその細い手首を ぎゅっと 掴み直した。
見つめる瞳の奥にあるのは、純粋な好意などという綺麗なものではない。もっとドス黒くて、重くて、あなたをすべて縛り付けたいという、剥き出しの執着だった。
Next…♡200
Next高くて申し訳ない!ですが、やる気が空っぽなんです。
コメント
3件
続き気になりすぎていいね連打しちゃった!w
お疲れ様です!久しぶりのオフライン撮影後の二人きり、緊張感がすごく伝わってきました……。特に、ぼんさんに触れられるたびに閉じ込めたくなる衝動を理性で抑えているおんりーの内面描写が、切なくてぞくっとしました。その気持ちがつい漏れてしまった終盤のシーン、声は冷静なのに心臓は壊れそうという対比が印象的です。ぼんさんがどう反応するのか、次がすごく気になります!