「りうら、大丈夫やで!俺がついてるから…!」
「んぅ”っ…ふっ、ゔぅ…」
りうらは、明らかに吐くのを我慢していた。
サスサス…
ifは優しく背中をさすってくれた。
「お”ぇ”ぇッ…ゲホゲホッ!…ごぽっ…!」
「しんどいなぁ…まだ、吐きそう…?」
「ん…ゲホゲホッ!…おぇ”ぇッ…ハア、ハアッ…ゔえ”ぇッ…!」
どうしたらえぇんやろう…とifは思いながらもりうらの背中をさすり続けた。
「いふにぃ…( ᵒ̴̶̷̥́ωᵒ̴̶̷̣̥̀ )ポロポロ」
「どうしたん?!」
「さ、さむいし…あつ、い…」
りうらの顔色がさらに悪くなっていく。
これは相当悪化してきたなぁ…と感じ、体温計を探す。ないこたちに連絡をしたいが、そんな暇も余裕もなかった。
「あ、あった!」
ifは棚の横のテーブルの上に置いてあった体温計を見つけた。
「りうら、ちょっと触るで…」
スッ…
ifはりうらの脇に体温計を挟む。
「ん”っ…」
(相当ヤバイなぁ…吐いたあとだし水飲まさんと脱水症状起こすかもしれんし…薬は…吐くしダメかぁ…:( ;´꒳`;):)
pppp,pp!!(スッ
一瞬で体温計を取る。
「熱は…」
その体温計は。40.9℃と今まで以上の高熱をたたき出していた。
「1人じゃどうにもできん…」
ifは絶望感を抱いていた。
りうらの苦しそうな顔を見るたび、ifも苦しくなる。
「りうら、水とか袋とか取ってくるから、吐きそうになったらゴミ箱に吐いてえぇからな!」
「ん…」
ガチャンッ!
「い、いふにぃ…( ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )」
1人になると寂しくなるりうら。
再び地獄が襲いかかってくる。
(うぅ…なんか、ぐるぐるするぅ…さっき、はいたのに…きもち、わるいぃ…)
グイッ
りうらは一生懸命に手をゴミ箱へ伸ばすが、届かないところで限界がきた。
「ゔッ!…お”え”ぇッ、げぇぇッ…ポタタ」
完全にやってしまった。ベットの上でバケツをひっくり返したかのように吐いてしまった。
「グスッ…いふにぃ…はや、く…きて…( ᵒ̴̶̷̥́ωᵒ̴̶̷̣̥̀ )ポロポロ」
罪悪感やあまりの気持ち悪さに泣いてしまうりうら。ifが早く来ないか願っているしかなかった。
ガチャンッ!
「おわっ!りうら、吐いてもうたか!?」
やっとifが戻ってきた。
「うぅ…ハァハァ」
熱もあり、呼吸がしずらい。
「ごめんな、遅くなってもうて…」
とりあえずifは、りうらをベットから降ろし、椅子に座らせシーツを取り替え、水を飲ませた。
「ん…ゴクッ」
「あ〜…びびったぁ〜…」
りうらを看病したのは久々で、こんなにも悪化するとは思ってもいなかった。
ガチャンッ!
「まろ〜!ごめんな、手伝えなくて…」
「アニキぃ〜、まろ、もぅ疲れたぁ!!」
アニキはifの急なぽえぼで驚いたが優しく言った。
「そろそろ変わるで?ないこは疲れて椅子で寝てもうたし…」
「うん、お願い…」
ifは疲れながらも赤組の部屋のソファーによろける。
「頑張ったなぁ…まろ…( *´`)ノ(´˘`*)ヨシヨシ」
「んん〜(⸝⸝>ᴗ(>ᴗ<⸝⸝)ぎゅ~♡」
「おわっ…!大きくなったなぁ〜」
アニキのハグはとても暖かかった。
「( ゚д゚)ハッ!そう言えば…りうらに冷えピタ貼ってなかった…」
ピトッ!
速攻にifはりうらに冷えピタを貼った。
「んぁ…つめ、たぃΣ(///^/// )ビクッ」
(可愛ええ…_:( _ ́ཫ`):_)[まろにき]
次回♡1000
それと、「体の弱い弟を支える6人兄弟の物語」の累計いいね数が2万突破🎉
本当にありがとうございます(*ˊᗜˋ*)
コメント
8件
ifくんお疲れ様〜!りうちゃん悪化?!どうなっちゃうの!!??続きが楽しみです!