「恋」してます

目黒の家。

阿部がやって来た。

目黒が、ちょっと寂しそうな顔をして、「会いたかった」と言う。

阿部ーごめんね。俺、夢中になっていた。

目黒ー楽しいんでしょ？

阿部ーそうだけど、翔太に連絡は忘れるなって言われた。

俺ね、遅くなって、迷惑だと思って連絡しなかったの。

目黒ー何時でも待ってる。

阿部ーん、これからちゃんと連絡する。

抱きしめてキスする目黒。

阿部が、服を脱いでいく。

目黒ー阿部ちゃん・・。

阿部ーうんと、酷くして？

目黒ーしないよ。

阿部ー翔太みたいに酷くしなくてもいいけど、いっぱい激しくして？

目黒ーどうしたの？

阿部ー勉強してても、思い出したら、抱いて欲しくなるくらい、身体が疼くくらい、抱いて？

目黒ー阿部ちゃん・・。

阿部ー翔太と違う。俺の意思で抱いて。

目黒ーいいのに。

阿部ーだって、寂しそうだって言ってた。

目黒が強く抱きしめてくる。

阿部は服を全部脱いで、目黒の服も、脱がしていく。

ラウールが子供だったから、渡辺が酷いことされたとは言えない。

ソファに2人は重なる。

阿部ーごめんね、寂しかった？

目黒ーん。

阿部ーちゃんと連絡する。

目黒ーん。

阿部ーいっぱいして？激しくして？

目黒ーいいの？

阿部ーして欲しいの。

目黒ー遠慮しないよ？

阿部ーんっ・・。

阿部ーもっと・・強く・・奥・・ちょうだい・・。

阿部ーんっ・・いい・・突いて・・はぁ・・あっ・・。

恥じらいながら、大胆になる阿部が可愛い。

目黒は、普段、優しくしていたんだなと思うくらい、激しく突き上げる。阿部は、言葉も出ない。

阿部ーはぁはぁ・・んっ・・はぁ・・。

目黒ーちゃんと俺のところに帰って来て？

阿部ーはぁはぁ・・もっと・・。

阿部は意識を手放した。

目黒が抱きしめる。薄っすら目に涙がある。

ラウールのように、後悔しているんじゃない。嬉しいのだ。

ますます、阿部を好きになる。

阿部ーめめ・・。

目黒ーはちみつ入りの紅茶淹れるよ。

阿部ーん。

目黒ー嬉しかった。ありがと。

阿部ー俺も嬉しい。いっぱい愛してくれて。めめを忘れない。

阿部が眠って、目黒はラウールに電話した。

目黒ー酷くしそうになって、お前を思い出した。

ラウー優しく出来た？

目黒ーん。

ラウー俺はこの先も、翔太に頭上がらない。

目黒ー翔太くんに感謝しな？

ラウー阿部ちゃんに感謝して？

目黒ーふふふ、そうだね。

ラウーおやすみ。

目黒ー翔太くんにありがとって言ってくれる？

ラウー言っとく。

目黒ーおやすみ。

寝室に行くと、阿部が静かに眠っている。そっと横に、滑り込み抱きしめて眠る。

普段は、可愛い阿部も、やっぱり、お兄ちゃんだ。

渡辺に言われたのもあるが、目黒の不安を拭ってくれた。

愛しさが込み上げてくる。