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番外編 恋敵
《ya. side》
ttを救った翌日の放課後、俺とurは廊下から教室の様子を静かに覗き見ていた。
教室内にはjpとttの2人きり。
2人ともどこかぎこちない様子でいる。
ふいにjpがttの方を見つめ、
jp「俺、ttが好き。だから、その…付き合って…欲しい…です…//」
と言った。
数秒後ttが心から嬉しそうに、
tt「はい!こちらこそお願いします!//」
と返事した。
2人は無事恋人になったのだ。
これ以上ここにいるのは野暮というやつだろう。
俺たちはそっと扉を閉め、教室から離れる。
しばらく歩いて、そして…
ya「はああぁぁ…」
俺はその場に大きなため息をつきながらしゃがみ込んだ。
ya「これが失恋、か…」
昨日2人ともお互いが好きって伝え合ってたし、付き合うのも時間の問題だというのはわかってた。
けど…いざ目の前で2人が結ばれたとなると…
ya「ゔゔゔぅぅ…」
ur「yaくん…唸るのやめとけ。うるさい」
ya「…」
俺はurのことを横目に見る。
一見普段と何も変わらないように見える。
ya「お前はさ、失恋して辛くないの?」
ur「…辛くないと思うか?」
俺の問いにurはふっと笑う。
その笑みには憂いが帯びていた。
まあ…そりゃそうだよな。
辛いに決まってるよな。
ya「…ごめん」
ur「え?」
ya「余計なこと聞いた」
ur「…別にいーよ。気にすんな」
すると急にurは俺の頭を撫でてくる。
わしゃわしゃ
ya「っ!?お、おいっ!急に何すんだよ!!」
ur「お前が失恋してしょんぼりしてるから慰めてやってるんだろ?」
ya「お前だって失恋してるくせに」
ur「お前は顔に出やすいから。その顔でttさんと会ってみろ。絶対心配されるぞ」
21
ya「ゔっ…」
あながち間違いではないので、俺は言葉に詰まる。
わしゃわしゃ
ya「あーーー!!!もう!!しつこい!!!撫でてくんな!!」
ur「へいへい」
urはようやく手を離す。
ya「おい!!お前のせいで髪ぐっちゃぐちゃになったんだけど!?」
ur「ごめんごめん」
ya「全然心こもってないじゃん…」
なんだよこいつ。
もとは恋敵、ライバルだったのに…なんでこんな俺に気遣ってくんだよ。
自分も傷ついてるくせに…。
俺はうりの頭に手を伸ばし、髪をわしゃわしゃとやり返してやる。
ur「おわっ!?は!?何して…」
ya「お返しだわバーカ!…あとあんま無理すんな」
俺はふいっと顔を背けながら言う。
ur「…」
うりはしばらくぽかんとした顔をしていたが、ふいにぷっと吹き出し、ケラケラ笑う。
ur「あははっwなんだそれ!お返しとかガキかよw」
ya「はあ!?」
ur「まあでも…」
urに文句を言おうとした時、urがふわりと微笑み、
ur「ありがとな」
と言った。
ya「っ…!?//」
…なんだよその顔。
そんな顔、初めて見たんだけど。
urってそんな優しく笑えんのかよ。
初めの頃の印象はただの怖い不良だったのに…。
…なんか調子狂う!!
ya「あーもう!!ur!!なんか食いに行こ!!やけ食いだよやけ食い!!」
ur「…?お〜、いいぜ!付き合ってやるよ」
俺たちはそのまま2人で駆け出すのだった。
end
コメント
10件
おっとぉ新しい恋が今芽生えましたねぐ腐腐腐
番外編ありがとうございます! 新たな恋の予感〜✨️ 尊いカップリングですね…!
番外編で新たな恋が始まった…!?付き合ってしまえ!付き合うんだ!