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「んー、…」
「何悩んでんだー?」
「明日、数学テストなんだよ。僕、高校レベルもわかんねぇのにどうすれば…留年だけはしたくない…。」
「俺が教えてやろうか?」
ポテトチップスをバリバリと食べながららっだぁがそういう。
頭は断然、らっだぁの方が上なのは僕も知っていること。
「簡単に覚える方法とかあるのかー?」
「んー、一番手っ取り早くていい方法でやるか。」
「え、どんなの?」
「いいかぺいんと。何事も、体で覚えれば早いんだよ。」
「…それは体育とか実技の話じゃなくて?」
「お勉強の話に決まってるだろ。」
空の袋を除きながら、ニヤりと笑う。
こいつに相談なんてしなければよかった、なんて今更思っても遅いわけで。
「さ、楽しい数学の時間だぞー」
楽しいのはお前だけだろ、なんていつツッコミを考える余裕もなく。
「…いや、だから明日学校だって今言ったよな…、キツいのはないよな…?」
「てーれん。袋にボールを2つ入れました、1つとりました。3ついれました。2つ入れました。4つとりました。3つ入れて、2つとって、5つ入れて、…さて何個でしょう?」
「いや、もう1回言って…っ、!」
ベッドに両手を結ばれて、仰向けに。
足の間にはらっだぁがいて閉じられなくなっている。
さっきから、何故か”お勉強”をするはずなのに中に指を入れているらっだぁは酷く楽しそうだ。
「まー…体で覚えた方が早いよなー。」
「袋、っ…袋にいれろよ、ちゃんと…!」
「袋ねぇなー、おっとこんなところに丁度いい穴が…。」
「ま、っ…待て、そこはダメだろ、…!」
紐で繋がったボールをクルクルと手の中で回しなからわざとらしく言う。
嫌な予感しかしない、いやだ。
本当に、もっと僕に優しく…
「はい、2つ入れてー?」
「、ぅあ…っ」
ビー玉より、一回り二回りくらい大きい球が中に入ってくる。
駄目だ、何も考えられない。
「ちゃんと数えろよ、…間違ったらお仕置きなー?」
悪魔さんでしょうか。
「…、はい。何個でしょう?」
「ん、な…っわか、んな…ぃ、」
何度も球を入れられては間違えて出され、の繰り返し。
その度にイかされ、もう体力も出すものも何もない。
ただ楽しそうならっだぁに振り回されている。
「あーあ。本当、数学苦手にも程があるだろ?お仕置きな。」
「やめ、…もっ、ムリ、…ぁ、ぁああっ、ひ…!」
刺激を繰り返されて敏感になり過ぎたモノを大きな手で上下へ扱かれる。
目がチカチカして、もう出ないって叫んでもそんなの関係ない。
「は、っ…ぁあ、…」
「そろそろ正解しないと、もうアウトだろ?」
「おねが、ぃ…もうやめ、てっ…」
「まるで俺が意地悪してるみたいな言い方やめろよ。」
そうでしかないのだが、この悪魔はあくまでも善だと言い切る。
「…じゃ、俺が教えてやるから次は当てろよ?」
「ぁ、…っ」
「何個入った?」
「ひと、っ…に、こ…」
「だな。…はい、次は?」
「みっつ、入って…に、でる…っ!」
「ん。…はい、何個。」
優しく頭を撫でられる。
今まで比べたら随分簡単だ。
これなら、わかる。
「…さん、っ…!」
「正解。よく頑張ったな。」
数時間ぶりに腕が自由になる。
くっきりついた紐の後をなぞりながら頬に口づけられる。
「頭、良くなったか?」
「んな、わけないだろ…っ」
「まー…頑張ったぺいんと君にはご褒美な。」
「ご褒美、…っ、!?!?」
普通に話していたはずなのに、急に何かが体に押し込まれて。
「ま、っぁあ、…なか、入って、!」
「だな。ゴリゴリして…痛い。」
「じ、ゃ…抜けよ、…っ」
「…そんなエロい顔で言うなって。」
彼は少し頭がおかしいらしい。
「ひ、っぁあ、あっ…」
体中が疲れている筈なのに、快楽の波は次々と押し寄せてくる。
体力がもたない、もう無理だ。
「らっだぁ…、っも…む、りっ…!」
「大丈夫、案外イけるって。」
「や、っぁ…ひ、っィ、!」
何も出なくなったソレはただ何度も震え、体中が麻痺したように跳ねた。
あー、駄目だ。
ってそう思った時には意識が飛んでいた。
「ぺいんとー、ぺいんとくーん。」
どっか遠くで名前を呼ぶ声が聞こえた。
確か、数学をしようとして…っ何をしたのだろう。
「お目覚め?体大丈夫か、大分キテるだろ。」
「…痛い。」
「だろうな。明日は学校無理だなー休め休め。」
「はぁ!?テストだって言って…」
腰を引かれて唇が重なる。
いつ見ても無駄に格好いいな、なんて呑気な事考えてた。
「ぺいんと君、テスト来週だよ。勘違いしてたのかな?」
「…は?」
にっこり笑顔の優威。
女なら、完璧に落ちてるなー。
で。
「知ってたなら、言えよ、てかすんなよこのクソが…っ!」
「いやー、…やっぱボール系は出し入れ楽しいかなと。次はピンポン玉でも入れて産卵プレイでもするか?」
「誰が…!」
「ま、明日はサボって二人でデートでもするか。良い玩具買ってやるよ。」
笑う優威を見ながら思った。
一回でいいから、本当に死んだ方が良いと思う。