テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
パラパラと無機質な音が静かな部屋に響く
この日記の中の彼はいつでも楽しそうだ
たまに辛いこともあるみたいだが
でも、いい仲間に支えられている
何時までも、何時までも続くと思ってた日常
ある日突然それは壊れた
それは
とある蒸し暑い夏の深夜
俺らはsn君に呼び出された
急にどうしたのだろう
あの公園で俺らを集めるなんて
ちっちゃい頃遊んでた公園に
一瞬記憶を思い出したのか?
と思ったけど、sn君が
緊張してる顔してたから
余計に分からなくなった
そんなことを考えてる時だった
彼の口から切り出されたのは
『もしかしたら、戻ったかもしれない』
は?と思わず声に出してしまうほど
びっくりしてしまった
安堵と困惑やらなんやらが混ざって
不可思議な気持ちは今でも忘れない
まじで良かったなsn。
そう思い出してると
唐突に後ろから声がした
s『何見てるんですか?』
p『昔のもの』
読んでたものを顔の前に差し出すと
顔がほんのり赤くなり始めた
s『うわぁぁぁぁあ見るなぁぁぁ!!!!』
『返せェェェェェうわぁぁぁぁあ』
ギャンギャンともめていると
2人がでてきた
k『ちょっと〜?うるさいんだけど?』
t『なんで取っ組み合いしてんの2人は』
そう何を隠そう俺としにがみは
この日記の取り合いをしてるのだ
ぴらっと視界の端で何かが落ちた
t『ん?ナニコレ?』
p『これから落っこちたけどたぶん』
それの後ろを見てみると
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拝啓 心の闇を照らしてくれたみんなへ
無事に立ち直れたよ
まさか小さい時みんなと遊んだ記憶だけ
無くなるなんてことがあるんだね
ありがとう、そしてこれからもよろしく!
敬具 ししこか゛み
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p『ふーん?こんなこと思ってたんだぁ? 』
k『結構嬉しいかも』
t『これ、入院中に書いたの?』
s『すぅ〜⤴︎忘れやがれください!!!!』
ギャイギャイわやわや
ああ、こんな日常が続くのね
でも
他にこんな非日常感は無いでしょ?
ここは最高に輝けるステージだ
誰かにとっての一等星が
今日も、明日も輝いている
輝き続けている
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連載完結
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コメント
2件
おお!完結おめでとう🎉🎊 ししこがみw