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奇病な僕らは偽り隠し

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奇病な僕らは偽り隠し

6 - きんとき編:3話

♥

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2023年02月25日

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きんとき視点


本当は何も無いし、自分が好きなカラオケだとしても今は乗り気じゃないって感じ

でもせっかくBroooockが誘ってくれて俺の奇病を治そうとしてくれてるんだから

その期待に応えたい

応えたい…のに……

自分でどうにか、できるものじゃないもんね…

kn「…そろそろ行かなくちゃな」















Broooock視点


ちょっと早く着いちゃったかな…

kr「あ、Broooock」

br「!」

後きんさんとNakamuが来るまで筆談で対応してみよっかな…w

kr「お前、声出せないことは無いけどあれだもんな…」

「それなのにカラオケって、急にどうした?」

br『まぁ、2人とも来たらね?』

『どっちかはわかるよw』

kr「え〜?w」

この反応、やっぱり面白いな…w

…でも僕の奇病が治ったのはきんさんのおかげ

だからきんさんが奇病持ちって知ってしまったからには、僕にできることはその奇病を治すことだけ

…それでも、寿命は変わらないのかな

きんさん……

kr「どうした?」

「なんか表情暗くないか?」

br「え…?」

表情にまで出てた…?

そんな細かいところにまで気付くやんさんは、やっぱり優しいんだろうな…

kr「あ、Broooockの声久々に聞いたかも?w」

br「…w」

kn「やっほ〜!」

kr「お、きんとき」

br『きんさん!』

きんさんは知ってるけど、筆談してることどう思ってるだろ、w

nk「ごめん、おまたせ!」

kn「あ、Nakamu!」

「大丈夫、皆ほぼさっきみたいなところw」

nk「よかった…w」

kn「で、行く前にBroooock」

「言わないの?」

あ、確かに…

nk「え?何を?」

kr「どっちか知ってるって、きんとき?」

br(コク

kn「??w」

「まぁとりあえず、まず俺から説明?するね」

こういう時頼もしいよね、きんさんって

でも…

kn「Broooock、実は…」(チラ

br「え、えっと…奇病、治りました…!w」

nk「え、えぇぇ!?w」

「唐突だけど…おめでとう!w」

kr「すご…wおめでと〜」

kn「だから、後きりやんだね」

br「え、?」

kn「ん?どした?」

あ、そうだ

きんさんは皆に言ってないんだった

言った方がいいと思うのに…

br「…」(チラ

kn「────w」

nk「──?w」

kr「──────w」

こんなに楽しそうなんだから

ずっと、その楽しいままでいいのに

きんさんがいなくなったら?

そしたらもう、僕は楽しくないよ……

kr「そういえば、さっきからBroooockなんか暗くないか?」

br「え、そ、そう…?」

「気のせいじゃないかな…はは」

絶対誤魔化しきれてないよね…

br「と、とりあえず行こ!」

nk「あ、うん!」

kn「……────」

br「……?」

今きんさん、何か言った気がする…

これこそ気のせいかな?












きんとき視点


…Broooockはどうして

どうしてこんなやってくれるんだろ…?

別に寿命が短いのなんて、どうせ奇病を治しても変わらない

なら別に俺の奇病は治す必要はない、

きりやんの方に時間を費やした方が…

br「きんさん、どしたの?」

「なんか考え事?」

kn「へ?いや、特になんでもないよ?」

「心配させてごめん」

br「大丈夫だよ〜!」

また迷惑かけちゃったかな

ほんとに、ごめんねBroooock


















br「誰から歌う〜?」

kr「誰からでもw」

kn「……」

正直、今は乗り気じゃないな…

いつもだったらすぐ歌うけど

nk「…なんかきんとき元気なくない?」

「俺の気のせいかもしれないけど…」

kn「え、え?」

気付かれてたのかな…

でも、言ったら……

br「きんさん…?」

kn「え、な、何?」

br「言ってもいい?」

kn「へ…」

俺の奇病を?

でも、そんなこと知ったら…

kn「………うん、いいよ…」

正直やだな…

でも、Broooockが言いたいなら…

br「ありがと」(ニコッ

nk「…?」

br「実はね…」

「きんさんも、奇病にかかってるんだッ…」

kr「…え!?」








きりやん視点


kr「…え!?」

俺とBroooockは奇病で、多分スマイルとシャークんも…

それなのに、きんときも?

なら、もしかしたらNakamuも……?

なんで気付けなかったんだろ…

kn「…ご、ごめ…」

nk「なんできんときが謝るの…?」

kn「へ、?」

「なんでって…今まで隠してて、怒って…」

nk「んな訳ないじゃん!」

「隠し事なんてあってもいいんだから…!」

kn「で、でも」

nk「でもじゃないっ!」

kn「…うん」

「ありがと」

こういう時にすぐ対応出来るNakamuって凄いな…

流石って感じするなぁ…








Nakamu視点


kn「ありがと」

きんとき…

気付いてあげられなかったのが、俺はズッ友としてどうなのだろうか

もっと、もっと早く気付いて挙げられてたら…

br「……でね」

「きんさんはただ、それだけじゃない…から……」

kr「……?どういうこと?」

br「きんさんは…きんときは」

「寿命が短いって……」

nk「…ぇ」

…それなら

それならもっと早く気づいてあげられれば良かったのに…

なんで…

俺は…もうッ…

nk「……あッ…」

…透けてきてる

あんまりそういうこと考えちゃダメだもんね…

kr「どうした?」

nk「え、あいやなんでもない!」

言えない

言えないよ

でもいつか、言える日が来るのかな…

そんな日が来る前に、俺は消えてしまうのかな

俺はいつか、誰にも気付かれなくなってしまうの?

こんな奇病を、信じてくれる人はいるのだろうか

俺はきっと、俺と俺の奇病を信じてくれる人が現れたら

その人の前で泣くんだろうな

でもそんなことあるのかな…

俺はこの奇病が治るのかな…?








Broooock視点


きんさん…言っていいって言ってたけどほんとに大丈夫だったのかな

本当は嫌だったりするのかな…?

なんか、ごめんねきんさん…

…きんさん、治るかなぁ……?

治らなかったらどうしようッ…

でも僕が治さないと

治してもらったんだから…!

kr「まぁとりあえず今日はせっかく来たんだし楽しも?」

「誰か歌う?」

あ…そっか

きんさんの為に来たのに、これじゃきんさんの為になってないよね

kn「じゃあ俺からw」

nk「やっぱり?w」

kr「流石って感じw」

さっきの会話なんて忘れたかのように楽しむ3人

僕はそんなこと出来ないや

やっぱ凄いな…皆は

kn「〜〜♪」

br「……」

きんさんの歌声…綺麗だな…

この声も聞けなくなっちゃうんだな…

……でも今は

今はそんなこと考えず、楽しまなきゃね
















kn「はぁ、楽しかった…w」

kr「それなw」

nk「2人も来ればいいのに…」

「こういうの、来ないことが多いよね」

br「確かに」

「学校とかも休んでること多いし…」

kn「なんでだろーね」

2人とも、もし奇病だったら?

それなら言ってよ…

nk「あ、じゃあ俺らこっちだから」

kr「じゃーな、また明日学校で」

br「うん、ばいばーい」

kn「また明日な」

…きんさん、治ってるかな

治ってなかったら?

それならどうすればいいんだろ…

……まず、聞いてみよっかな

br「ねぇ、きんさん」

kn「ん?」

br「きんさんの奇病、、、治ったかな……?」

kn「へ…?」

僕でも、考えれば分かるよ

そんなの分かる訳ないって

でも……

kn「…治った…かなぁ…?」(ポロ

br「……!」

「きんさん…!」

kn「へ……?」(ポロポロ








きんとき視点


kn「へ……?」(ポロポロ

なんで…?

なんで治ってッ……

……そっか

皆がいてくれたから、かなぁ…?

kn「…ぶるーくッ…?」(ポログスッ

br「ん…?どした?」

kn「ありッがと…」(ニコッ

br「…!どういたしましてッ!」(ニコッ









きりやん視点


きんときの奇病って治ったかな…

俺も、早く治したいなとか思ったり……

kr「……い‪”‬ッ…」

あ…まただ……

早く治したいな………








次回:きりやん編








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コメント

3

ユーザー

わあああん(。•́ωก̀。)…グス よかったですぅぅぅ! 奇病パロっていいよね(?)

ユーザー

よ"か"った"ねぇ"ぇぇえ"

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