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きりやん:天使病
希月陽木/きりやん
白尾高校2年生。奇病ということは言っている。スマイルとシャークんが学校に来てない理由が全く検討もつかず、自分が天使病で苦しみながらも探りを入れ、唯一「あの2人も奇病なのでは？」と気付く。皆からは「あの2人なら大丈夫だと思うから」と少し止められていたが、どうしても何かあったら力になりたかった。
きりやん視点
kr「ぅ”あ…」
痛い
痛い
やだな…
今日が祝日で良かったってほんとに思う…
”最高の幸せ”？
俺にとっては、皆といられることがそうだと思うんだけどなぁ…
……もし
もし俺の奇病が治ったら
皆が認知している限りだと俺が治ればもう終わり
でもきっと、スマイルとシャークんも…
…そして、Nakamuも
この前カラオケに行った時、それっぽかったから
苦しんでるのは俺だけじゃない
俺がこんなに苦しんでる場合じゃないのにｯ…
kr「ｯあ”あ”ぁっ」
「い”たいっ…」
でも…誰かに…
助けて欲しいなぁ…なんて……
kr「ﾊｧ､ﾊｧ､ﾊｧ､」
「あ”ぁ…!」
痛い
辛い
苦しい
助けて…誰か……
[ﾋﾟﾛﾝ]
kr「…だれ、、？」
br『やんさん今そっちいっていー？』
kr「…Broooockか、w」
いつもの様子のBroooockを見ると落ち着くな…
…すこしいつもより奇病が酷いけど……
kr『まぁいいよ』
br『ありがと！』
『じゃあ12時にそっち行くね』
kr『了解』
Broooockが来るまでは耐えないとな…
そしてBroooockの前では平然としないと
kr「あ”ｯ…」
いつもよりスピードが早い
痛みが多い
kr「っう”…あ”ぁ…」
悪化してるのか
…明日の放課後、病院行かないと
kr「………っ！」
「あ”あ”あぁぁ…！」
今までにない痛みが背中を走る
kr「う”あ”ぁ…！」(ﾊﾞﾀ
そのまま倒れ込んで意識を失った。
Broooock視点
やんさんの家行くの久々だな〜
まぁ遊びに行くだけじゃなくて奇病の偵察もあるけど
br「…あ、そろそろ12時かな」
「行こっ」
[ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ]
…
……
………
何も反応がない
br「…？」
[ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ]
……また少し待ってみたが反応がない
br「あれ…？」(ｶﾞﾁｬ
「あ…開いた」
「お邪魔します〜」
どこにいるんだろ？
12時頃に行くって連絡はしてるから出かけては無いと思うんだけど
br「……っあ…！」
床に倒れ込んだ黄色の彼
背中の羽は昨日と比べだいぶ大きくなっている
意識を失った状態のようだが、羽に生命力を奪われているのか見る限り呼吸が浅い
br「っ救急車……！」
─病院
br「………」
やんさん…大丈夫かな…
*「紅井瑠紀さんですか？」
br「あ、はい…！」
*「陽木さんは、無事でしたよ」(ﾆｺｯ
br「…！よかったｯ…」
*「ですが生命力の殆どが羽に奪われている状態です」
「彼が今生きているのは瑠紀さんのお陰だと思いますよ」
br「…そう、ですか」
*「あと、お友達は呼ばないんですか？」
br「あっ…」
忘れてた
やんさんの心配しか考えてなかったから
皆に連絡しないと
br『白尾病院、来れる人は来て欲しい』
kn『病院？』
br『うん、今日やんさんの家に遊びに行ったら倒れてて救急車呼んだ』
nk『それ大丈夫なやつ？』
br『無事ではあるらしいよ』
sm『そっか、じゃあ行く』
sha『俺は用事あるし、本当は行きたいけどやめとく』
br『わかった』
nk『じゃあ行くね』
br『うん』
シャークん、忙しい時多いんだな…
ていうかスマさんいつもあんまり来ないけど珍しいな
やっぱり、友達がそうなると心配だもんね…
br「今呼んだので、少ししたら来ると思います」
*「わかりました」
「…彼の奇病は見る限り悪化しています」
「できるだけ側にいてあげてください」
br「……！」
「わかりました」
*「では、私はここで失礼します」
br「はい」
悪化してる…か
シャークん視点
…本当は行きたい
というより、今日結局行くんだけどね
昨日に明日も来てって言われたから
…できるだけあいつらとは会わないようにしたい
怖いから
もしかしたら、最悪の事態になる可能性もあるし
今家出たら多分誰かと病院で会うよな
白尾病院じゃなかったら大丈夫だったと思うけど
…何も力になれない自分が嫌だな
只々自分が苦しむだけ
皆を傷付けないように
…もしかしたら、もう皆と会える機会もないのかな
きりやんにも会いたいけど…
まぁ正直、ほんとに会えなくなるかもだしなぁ…w
…そろそろ行くか
スマイル視点
行くって言っちゃったけど…
大丈夫、かな
正直なんで倒れたかなんてわからないし、俺の奇病もなんて思われるかも分からない
sm「…やっぱり、断ろうかな……」
きりやんのことはもちろん心配
だけど怖い
皆といられなくなるかもしれないのが怖い
皆に嫌われるのが怖い
…友人1人の心配より、自分の恐怖が勝つなんて
sm「だめだめだな…俺…」
……やっぱり、断わろ…
sm『ごめん、急用で行けなくなった』
br『おっけー、りょーかい！』
sm「…はぁ」
ばかだな、俺
𝒏𝒆𝒙𝒕↪
コメント
3件
あたしkrさんもshkさんもsmさんも心配よ...( ᐙ ) 続き楽しみにしてます👍🏻
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