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♡ srnk / 照れ隠し
sr side
カタカタカタ。パソコンのタイピング音だけがこの家に響く。向かい側に座って新しい動画を編集している恋人を見る。彼は真剣な顔をしてうーんだったり違うなこれ…など独り言を発しながら編集をしているらしい。どうやったら面白くなるか、それを考えながら編集するのはYouTuberの仕事のひとつだ。独り言可愛いなと顔がにやけそうなのを抑えて恋人の顔をじっと見る。やっぱりイケメンだ。スラッとした鼻にフェイスライン、目もかっこよくて万人受けしそうなイケメン顔だ。俺に無いものを持ってる彼は本当に羨ましい。生まれつきこの顔なのが嫉妬してしまう。
「え?なになに俺の顔になんか付いてる?」
よほど集中していたのかたった今俺に見つめられていることに気づいたらしい。ひとつに集中したら終わるまで辞めない、それが彼のいい所のひとつでもある。
「いや、相変わらずイケメンやなって思って」
「えそんなん当たり前やんこの俺だよ?」
「おい調子にのんな」
やっぱりニキはノリがいい。こういうところが俺と相性いいんだよなと思うことがある。ニキはにひひと笑いながらパソコンの方に視線を落とす。ボビー編集しなよーと言われ適当に返事して俺も途中だった編集作業に戻る。作業しながらさっきのニキの行動を振り返る。どうやら彼は照れてる時は瞬きする回数が多くなるらしい。さっきもそうだった。明らかに瞬きの回数が異常なほどおかしかった。
(かわええなぁ…)
と思いながら編集作業に集中した。
♡ srnk / 学パロ・片思い
nk side
「ん、じゃあまた放課後な〜」
月曜日の朝、俺の大好きな声が聞こえて教室のドアを見る。ボビーだ。ボビーとは高校の入学式の時に話しかけて仲良くなり、今では相棒とも呼べる関係にまでなった。そして俺はいつの間にか友情だけでなく1人の男として見るようになっていた。ボビーが女子や他のやつの仲良くつるんでたらもやっとしたり、一日中ボビーのことを考えたりする日もあった。この感情はなんなの…と思いネットで調べると “ 恋 ” と出てきた。そっか俺ボビーのこと好きなんだと自覚した。なのに
「うわ、彼女と登校かよリア充が」
りぃちょがボビーを茶化す。そう…ボビーに彼女が出来てしまった。仲良さげに登校したり話したり…。毎日連絡も取り合っているのだとか。
「うるさいな別にええやろ」
「非リアの人の気持ちも考えてくださーい」
絶対俺の気持ちは報われないと分かっていても簡単に諦められるほど軽い気持ちじゃない。頑張って諦めようと思っても胸が痛くなる。ボビーが彼女といる時、話してる時、手を繋いでるのを見た時。俺の方が絶対好きなのに…、
「ニキニキ?大丈夫?なんか元気なくね?」
「え…あ、ちょっと寝不足で、笑」
「なんや夜更かししとんのか?」
「うーんちょっとね笑」
夜更かし…か、ボビーが彼女といるって考えたら眠れなくて、寝たいのに眠れなくて。ボビーのせいだよ。
「今日は早く寝なよ?」
「…覚えてたらそうするわ」
「それ絶対忘れる人のセリフやん」
ボビーのこと諦めなきゃな、この気持ちに蓋しないと、俺が余計辛くなるだけ。
(ボビー好きだよ)
と心の中で呟いた。
nkさんが片思いしてるのいいですよねぇ…と思って書きました。あと新しい作品公開してますよかったらチェックしてみてください🙂↕️
コメント
1件
今回もめちゃくちゃ最高です🥹💖 照れ隠しの、恋人のsrさんだからこそ分かる nk君の癖を見抜いてるのが好きすぎます...🫶🏻💗 あと片思いやばいです‼️やっとこの感情が’’恋’’って 分かったのに、相手に恋人が出来ちゃうとか 辛すぎます🥺💘 本当にゆゆさんが描く作品全て好きです🙇🏻♀️🙌🏻