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「…はぁ」


あの後ブランコを沢山漕いで漕いで。


すっかり落ち着いた星空を見て再度ため息


私は今どこかって?ここはね


…ヤツの家だよ、ヤツ






「…ブランコなんて久しぶりだなぁ」


「そおっすね!!」


なんて、雑談に雑草を咲かせていた時


ポツリ、と頬になにかが伝った


「っえ、」


その瞬間、そのポツポツが大きくなって、激しくなって


大雨になった


「っうわ」


「ッおっ、おねぇさん!ぁの…う!家泊まっていきます?」


ちょっと考えた


おばさんが現役男子高校生泊まる…?


しかも好意を持っている…?


でも天候には逆らえない


うち、まあまあ遠いし


「おっ、お願い!!」




「おねーさーんお風呂上がりましたー」


ヤツは一人暮らしらしい。


「…おなかすいた」


腹の音がなり、そう呟く


「…おれ、料理作れへん…」


ヤツはおずおずとそう言うと、もじもじし始めた


くっそ、私がやったらきしょいで終わるのに!!




「…なんか作っていい?」


「もちろん!、」








「お、おねえさん」


「…ん」


晩御飯いっぱい食べて、布団どうする?ってなって


アイツ、床で寝るとか言い出したから


…しゃーなしに、シングルベットで男女2人


「おれ、おねーさんがすきです」


「ずっと、すきです」


「おれと、けっこんしてください」


眠いのか、アイツはとろとろとした声で話す


…私も大概眠かったらなんだけどね



「…いいよ」










「ってこと、あったよな。この公園」


「うるせぇよぉ…」


あの問題の時、運命を変えた日から2年後


ブランコを漕ぐ男女が2人


昔の思い出話に花を咲かせ


左の薬指には新品の指輪がはまっていた


「ずっと大好きやで」


「…ふふ、私もよ」









〜[完]〜


・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚


…はい


無理やりです


ちょっと変えました。

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