俺の事を、誰も知らない場所でもう一度やり直したい。俺がいた場所は、俺を必要としていなかった。邪魔な存在だと言われた。お前みたいな悪魔が生まれたせいで、私たちが、どれだけ苦労したと思っているんだ…、毎日のように、暴言暴力だった。
「俺の、何が悪いんだよ…、俺は何もしてない。」
悔しくて、涙が枯れるまで泣いていた。高校生になった時、俺は家を出て、知らない場所に来た。(ここで、やり直そう…、誰も俺の事を知らない場所で)と心の中で呟いた。
これから先、俺の身にあんな事が起きるとは思いもしなかった…。
コメント
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こんばんは、ノブヨさんの小説を読んで、私の身の回りの人も、もしかしたらこの主人公と同じ環境で、育っている人がいるのかも知れない。そう考えると、胸が苦しくなりました。助けたい気持ちは、あるけど話しかける勇気、ほんとに助けられるのか、色々な気持ちが出てきました。続きがあるのなら、楽しみにしています。どうぞ、ご無理のない範囲で、投稿してください。