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教室
「あっ!あった!」
若井と別れた後猛ダッシュで教室に戻った僕
プリントを見つけホッとしていたところ
床に何かが落ちていることに気がつく
「これ…」
リップ…かな…
なんでこんなところ落ちてるんだろ
「あっ!」
あることに気がつく
さっき僕が言った女の子たちが持ってたリップだ!
いちごパフェの…
香り…するのかな…
きゅぽっ
とは言っても勝手につけるのはアレだし
香りを嗅がせてもらうくらいなら…
ぱしゃっ
「えっ!?」
カメラの音っ!?
後ろを振り向く
「涼架くん」
あれ…この人って…
クラスメイトの…
「それって、君のじゃないよね?」
確か、名前は…大森元貴…
–––って!そんなこと思ってる場合じゃない!
写真撮られたんだっ!
「なんで写真……っ!」
「僕付けようとしてたわけじゃなくて…」
必死に訴える
でも
「そっか……」
「でもこの写真見てそう思う人、いるかな?」
誰にでもいい顔する優等生だと思ってたのに…!
「でも本当に…」
僕の腕を引っ張り顔を近づけてくる
「この写真、ばら撒かれたくないよね?」
「っ……」
無言で頷く
「じゃあ、僕の言うこと聞いてくれる?」
「え…?」
「放課後体育倉庫に来て」
コメント
2件
はーい何するんでしょうね大森さん…? リップの匂い嗅ぎたくなった涼ちゃんも可愛いね 私がいくらでもリップの匂い嗅がせてあげr() 続きが楽しみ✨
早く続きみたよー