えぇぇぇなんかもう沢山の人に見てもらえてて嬉しいです…!
ありがとう!✨️
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
ふわぐさ不穏編に突入…
今回少し長めです。
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
⚠︎︎ぷわ攻め・あっきーな受け⚠︎︎
̗̀⚠︎ ̖́-この物語はご本人様たちと一切関係の無い話です。全て主の妄想で作り話です。
⚠︎明那が怪我してます。
苦手な方はブラウザバック推奨💦
⚠︎とにかく不穏
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
意識が、
「明那!!!」
嘘だ…。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!
急いで階段を降りて明那に駆け寄る。
嫌だ、嫌だ…!
…明那!!!
「あきなっ…!!明那!!ねえ!!
ねぇ!目覚まして!!…ッお願い!!」
____明那が階段を踏み外した。
意識がない…。
ガンって…。
明那、頭凄い強く打ち付けたよな…?!
明那の体を起こそうと思い、優しく頭に触れると、手にぬるっとした感触があった。
____恐る恐る見ると、そこには血がべっとりと手のひら満遍なくついていた。
「…ッ!?あき、な、の血…!!?」
もうショックどころでは無くて、言葉が何も出ない。
呼吸が荒くなって、自分もどこかおかしくなっているのを感じる。
____ここまで、こんなところまで、
こんな暗い中、来てくれたの…?
走って…?
俺を追いかけて…?
こんな…、こんな、いきなり自分の都合で急に明那の家を飛び出した身勝手な俺を…??
ごめん、ごめん明那_______
俺、本っ当バカやね……。
「あきな”!!!あきな!!!」
思わず声を荒らげてしまう。いくら呼んでも返事がない。
いつも、いつもなら明那は…!
____『おー!ふわっち〜!!』
____『なになにどーしたの??』
____『見て見てふわっちこれw』
そんな明那が、今はいない。
涙が溢れ出る。
やだ…!!嫌だよ…!
俺が何とかするから…!絶対!!
明那の胸に耳を寄せる。
心臓はとくんとくんと動いている。
___明那まだ生きてる!!
てかこんな事してる場合じゃない!!
救急車…!!救急車呼ばんと…!!
電話は無事繋がり、重症だと伝え、ここまで来てもらえることになった。
「あきな…!ごめん…っ、ごめんなぁ…!」
動かない明那の身体をぎゅっと抱きしめる。
あの時、明那の家で抱きしめた時よりも、ずっとずっと切ない感覚だ。
___もう、俺なんかのこと、好きじゃなくたっていいよ。
だって俺、明那には笑っててほしいよ。
目が覚めないまんまの明那なんて、俺、やだ…!
痛かったよね、ごめん、ごめん…!
俺、子供過ぎたよね。
俺が勝手に好きになったのに、”分かって欲しい”なんて。
わがままだったよね…。
もう絶対あんな事口にしない。
…明那が幸せならなんだっていいよ、俺。
____あの日の配信みたいに
笑顔でまたリスナーと笑い合ってくれたら。
もう何も望まない。
通行人が俺達をじろじろと見ていたが、
そんな事どうだって良かった。
見世物じゃない。早くどっかに散ってくれ__
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
明那は救急隊員に応急処置をしてもらい、無事病院へ搬送された。
俺は搬送先の病院まで行き、明那の容態を医者から聞いた。
「…危ないですね。目覚めるまで少し時間がかかると思われます…。何せ頭部を一番強く打ち付けてしまったようですからね…。」
「そう、ですか…。」
医者の一言一言が重く感じる。
辛くて聞きたくないけど、明那の為なら。
「三枝くんの容態をよく見たところ、きっと話を聞く限り、私の想定では階段から落ちる前だと思われるのですが…、
___頬や左足を…、かなり深く負傷していました。」
…!?どういう事…!?
医者が途切れ途切れに続ける。
「ハーフパンツを着用していなければ、まだ軽傷で済んだのですが…。本当、よく走れたと思います。ましてやあの足で階段を上るなんて規格外です。きっと、左足の傷の痛みで階段を踏み外してしまったんだと思われます。」
「ッ…、!!そう、なんですか…!?」
__言葉が詰まる。
明那は階段に落ちる前からもう既にボロボロだったってこと…?
「…今、明那は?」
「三枝くんは今はもう病室で眠っています。
明日には面会が出来ると思いますよ。」
「そうですか…。ありがとうございます。また来ます。」
ガラガラと扉を閉める。
夜の病院は誰もいなくて、怖いくらいにしぃんと静まり返っていた。
______「ッ、明那…。」
医者が言っていた言葉を思い出す。
『頬や左足を____』
そうだ…、確か明那、俺が体を起こしてやった時、ほっぺ怪我してた……。
___俺を追いかけてる途中で…?
追いかけてる途中で転んだんかな…?あんなかわいい顔に傷がついていたなんて、ほんと耐えられない…。
そんな状態で俺のことを…。
唇を強く噛みしめる。
「俺、の、せいだ…。」
暫くの間、病院の出口の前で下を向いていた。
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
帰り道、明那の事で頭がいっぱいの中、
とぼとぼと歩く。
(明那…。)
「あれっ、ふわっち〜?」
…ッ!?明那…!?
一瞬、ほんの一瞬だけ、明那が見えた気がした。
けど、目の前に立っていたのは、
「やっぱりそうだぁ、ふわっちだ〜!久しぶり〜。」
「かなかな!!??」
「やっぱその頭目立つね〜。すぐ見つけられちゃう。」
かなかな(叶)がひらひらと手をふってこちらに微笑みかけている。
その優しくて柔らかい声に、とてつもない安心感があった。
「あれ〜?なんか目真っ赤じゃない?もしかして泣いた?」
ぎくり…、鋭いなぁ。
かなかなが俺の方に駆け寄り、まじまじと顔を見つめる。
「んはは〜、やっぱかなかなには敵わんなぁ。」
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
俺達は近くの小さな公園に移動して、そこにあったベンチに腰掛けた。
かなかなが急に真剣な顔になり、単刀直入に聞いてくる。
「ねぇ、何があったのか教えて?僕、ふわっちが泣いてるのはちょっと見過ごせないなぁ。僕で良ければ話だって何だって聞くし、力になるよ。」
その言葉で、またぽたぽたと生暖かいものがこぼれ落ちてしまう。
「…ッッ!!うぁ、お、俺…!!うぅ、かなかなぁぁ…!!」
「あーあー、ほら大丈夫大丈夫。僕がいるよ、おーよしよし〜。」
かなかなが優しくぎゅっと抱きしめる。優しい匂いがする。
あぁ…、おかんみたいな安心感、包容力…。
かなかな、どうしよう…!明那が…!俺のせい…?おれのせいで…!
明那がもうこのままずっと目が覚めなかったら、おれもうやだ、絶対生きてけないよ…!
明那のいない人生なんて、世界なんて、俺、嫌だ…!!
俺さ、明那に言いたいの…!
ごめんって、俺が勝手に感情的になって家を出てってごめんって…!
あの日、配信で明那は俺とオフ会するのめっちゃ楽しみにしてた筈なのに、
俺の勝手な一言で今日を台無しにして、
もう1回今日をやり直させて欲しいって思ってるわがままな俺がどこかにいて、
もうわかんないの…!
「…ッ、ぁ、ッッひっく、グス…。」
「…?ふわっち?ゆっくりでいいよ。話して?」
かなかなの腕の中があったかい。
「うん……。」
きっと今日が絶対、俺が人生で一番泣いた日になったよな。
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
「えっ……!?明那が…!?」
かなかなは驚いた表情をしたと同時に、とても切なそうな顔した。
___明那、かなかなにめっちゃ懐いてたもんね。
「…おれの、せい、なの。」
深呼吸をする。
「俺が、きゅうに、明那に好き、なんて言ったから…。わがまま、言ったから…。明那絶対おれのこと、嫌になったよね…。」
かなかなが眉をひそめて俯いている俺を見ている。
「けどね、もう、いいんだ。俺、明那の幸せしか望まない。俺なんかよりもっと良い奴なんて、世の中にたくさんいるんだから。
…俺が、明那の傍に、いたら…ッ、あきなに辛い思いさせちゃうから…!」
また、目が潤む。
膝に置いた拳をぎゅっと強く握りしめる。
「…だから俺、明那と距離置くよ。俺、酷いこと、たくさんしちゃったから…。」
「それは違うんじゃない?」
かなかなが俺の言葉をスパッと切るように言う。
「そもそも、明那はふわっちが嫌になってたら追いかけて来なかった筈でしょ?」
「あ…。」
「明那に対するふわっちの想いって、本当にその程度?」
ズキ…と胸が痛む。
正論を真正面からかまされた。
確かにそうだ。どんだけ酷い怪我しても、俺を追いかけてきてくれたんだ。
____明那は…!
胸が、堪らなく苦しい。
「ふわっちの今言った言葉は、嘘だよ。
そんな事、本当は思ってないんでしょ?
他のやつにとられてもいい、なんて。変だよ。
明那が他の人と幸せになっても、ふわっちは本当にそれでいいの?」
手が、震える。
「ふわっちは…!
明那と幸せになりたいんじゃないの…!?」
その一言で、また目頭が熱くなる。
かなかながポケットからスマホを取り出す。
すいすいと右手を動かし、俺に見せる。
「これ見て。」
「…え?何や、これ…?」
「明那の配信の切り抜き。まぁ、見ててよ。」
loading画面からぱっと映ったのは、笑顔の明那だった。
(…!明那…。)
『そうそう〜wなんかもうね〜ww』
元気そうに話す明那を見て、胸が痛む。
目を覚まして、もう1度、こんなふうに話してくれたら…。
『いやぁ〜〜、やっぱふわっちの幸せは俺の幸せだよ?マジでそこを否定するやつは許さないねー俺。』
_____え?
「よく聞いててね。」
かなかながにこっと微笑む。
動画は淡々と続く。
▷もし否定する野郎いたらどうする?(⚠︎リスナーのコメント)
『え〜〜?あー、うーん、…俺が相手してやるぞ!?うははwwwwww』
▷疑問形で草
『いや違うって!!!!疑問形ではない断じて!!』
▷そういうやつにはどうしちまうんですかあちな
『んー、まぁそりゃ、分からせちゃうよ!!ふわっちはええ男だって事を脳みそにぶち込んでやろうって思うよねw』
画面越しの明那が、そう笑う。
____『ふわっちめっちゃ最高よ?本当にw俺の最高のダチ。マジで優男ホストなんだよなぁ。あ、おーい!!ふわっち〜〜!!見てるか〜??w
いつもありがとなーーーー!!!!』
あ
涙腺が
『俺お前のこと、愛してるよーーー!!!』
崩壊しちゃう
そこで切り抜きが終わり、チャンネルのエンディングに入った。
かなかながスマホの電源を切る。
「…どうだった?」
ずっと鼻水をすする。
「…ッ、かなかなさぁ…、なか、泣かせに来てるでしょ…。その切り抜き保存してる時点で俺達のこと好きすぎやん…w」
「えへへ〜、バレたか。」
____けど、また顔面が大粒の涙で濡れていくのを感じてしまう。
「…ッッ、でもっ、でも…!どうしよう……!!俺…!おれ、あきなにひどいことしちゃった…!俺があきなんち飛び出さなければ…!!…おれの、俺のせいで明那は…!!」
かなかなが俺の背中をぽんぽんと優しく叩く。
「明那が怪我しちゃったのはふわっちのせいじゃないよ。大丈夫。明那がふわっちのことあまりにも好きすぎて、焦って走って、きっと気持ちが高ぶっちゃったのかもね…。明那はふわっちの事嫌いになったりしないよ、絶対。明那はそんな奴じゃないから。」
僕には分かるよ。
かなかなはそう言った。
かなかなの口から出る一言一言が、あまりにも優しすぎて、心がぎゅっとなる。
____「ふわっち、明那のこと、本当はどう思ってるのか、教えてよ。」
「____んとは…。」
「…本当は?」
「…ッ!!ほん、とは…!!」
また、止まんなくなる。
「あきなともっと配信したい…っ!
あきなともっと歌うたいたい…っ!
あきなと色んなとこ行って、美味しいもん食べて、!あきなと変な話してわらって、!!」
かなかなが頷く。
目から溢れる涙は止まんなくて。
泣いてるせいで言葉は途切れ途切れで、不器用で、少しみっともないけど____
「…明那に、俺もありがとうっていいたい…!
他のやつになんか、とられたくない…!
もーいっかい、もう一回だけ!
…叶うなら、
すきって、大好きなんだよって…!!
いいたいよ…!」
「___よく言えました。偉いね、ふわっち。」
かなかなが俺の頭を撫でる。
そして少し下を向いて、続けて言う。
「俺もさ、もし葛葉が明那と同じ状況だったらそう言ってる。僕にも、そういう大事な人がいるから、分かるよ。」
少し切なそうにかなかなが笑う。
「えっ?もしかしてのもしかして???かなかなずはのこと好きなん??」
「…。」
かなかながきょとんとした顔をしてから、急に上を向いて空を眺め始めた。
「あ〜、今日の夜は満月だね〜〜〜。」
「いやめっっっっっちゃ欠けてますよ叶さん!?!?なんなら三日月よ!?」
「まぁまぁ、僕の話はいいじゃない〜。」
あははとわざとらしく笑う。
茶化されたなこれ…。でも二人のことは応援しよう(真剣)
よいしょとかなかながベンチから立ち上がる。
「僕、明日絶対明那のお見舞いに行くよ。僕達くろのわに案件来てて、その配信しなくちゃいけないから。多分ふわっちとはお見舞いの時間ズレちゃうかもだけど…。ふわっちも確か、Twitterで配信の告知してたよね〜?」
「うん、スプラの配信やる予定だったんやけどね。けど今は全然明那のことのほうが大事だし、もしかしたら伸ばすかも。」
「そりゃそうだよね〜。てか、明那のこと事務所にも言わないとね…。」
「そうなんよな…。多分しばらく入院すると思うし…。俺から連絡しとくよ。」
かなかながこくりと頷く。サイドに一つにまとめた髪の毛が風に揺れている。
「うん、分かった。じゃ、またね〜、ふわっち。あんまり気にし過ぎちゃダメだよ。明那、きっとすぐ目、覚ますから。」
その言葉で少しだけ安心する。思わず頬が緩んでしまう。
「うん…!俺も、目、覚ますと思う!今日はありがとなぁ〜、かなかな…!いっぱい慰めてもらって話も聞いてもらって色々と申し訳ない…。」
「うん。大変な状況だとは思うけど、お互い明那の為に出来ることはしっかりやろうね!」
「うん!俺、かなかなのことも好きやで!」
「え〜w照れるなぁ〜。僕もふわっちと明那のこと好きだよぉ〜。」
「明那はおれのだからね!!!!」
「はいはい、分かってるって〜。夜なんだからあんま大きい声出しちゃダメだよ。じゃあね〜。」
「ばいばい〜!」
手を大きくぶんぶん振る。
やがてかなかなの姿は遠ざかって見えなくなり、自分も家へと歩き出す。
かなかなは本当に凄い。あれだと人の話聞くの相当慣れてるんだろうな…。
でも、本人自身の悩みはちゃんと他の人に打ち明けられているのかどうか、そこは少し気になるし、心配だななんて思う。
かなかなも、無理せず自分のペースでやって欲しい。
俺も、今度はかなかなが辛い時、話を聞いてあげられるような存在になりたいな…。
そんなことを考えながら、街灯がぽつぽつと灯った暗い夜道を、一人で歩いた。
𓂃.◌𓈒𖡼𓂂
-次の日-
俺は明那のお見舞いにやってきた。
一応退院するまで毎日通うつもりだ。だって俺明那のこと大好きだから(断定)
あと、事務所にも明那のことを報告した。明那のマネージャーもびっくりしていて、必ずお見舞いに来るとのことだった。
明那の仲がいいライバーさんにもすぐその情報は出回ったそう。きっとみんな来てくれるんだろうなぁ。
受付に行き、「三枝明那の病室は」と聞いた。
どうやら221号室らしい。
明那が前好きだと言っていた、セ○ンの金のバニラアイスをお見舞いの品として行く途中で買ってきたんだけど、受付の人に冷凍庫があるかどうか聞いてみたところ、「病室にはありません」ときっぱり言われた。
いやぁ流石に馬鹿やなぁ俺。これ病室で一人で黙々と食うと思うと絵面めちゃくちゃシュール過ぎないか…。
しかも寝てる明那の前で食うとか、なんか申し訳ない気持ちが…。今度はちゃんと別の持ってこよ…。
「221号室…。221号室…、お、ここかぁ。」
この部屋に、明那がいる。昨日ぶりだな…。
病室のドアを開けようとする自分の手が微かに震えていた。
きっと、明那の痛々しい姿を見るのが内心怖いのだろう。
分かってる、そんなこと。俺が一番。
(俺が毎日お見舞いに来ていれば、明那、きっと目、覚ましてくれるよな…。)
そんなことを思って、扉をゆっくりと開ける。
どうか、
「…あきな?」
明那は病室の白いベットですうすうと寝ていた。
右腕に点滴が繋がれている。
そして、頭には何層も包帯が巻かれていて、頬や足にもガーゼが貼られていた。
「…ッ!」
明那の怪我してしまっている姿を目の当たりにして、思わず言葉が出なくなってしまう。
けど、ちゃんと寝ている。息もしている。
あとは明那が目覚めるのを、待つだけだよね…。
「あきな…、おはよぉ。俺、来たよ。目覚めたら、退院したら、また二人で楽しいこといーっぱいしような…!」
明那の手をぎゅっと握る。明那の手は少し冷たくて、切なさが増す。
返事なんて返ってくるわけないけど、こうして語りかけているだけでも、明那が傍にいてくれているってだけで、心が満たされていく。
奥の机を見ると、他のライバーさんたちからのお見舞いの品が沢山置いてあった。
「ほぇー…。みんな俺より来るの早いなぁ…。あっ、かなかな来てる!ヒバくんも、エクスも、明那のマネージャーも来てる。」
きっとここからもっと来るんだろうなぁ〜…。明那、みんなから愛されている証拠だね。
「俺、明日あきにゃに花とか持ってくるよ。今度はちゃんと溶けたりしないやつ。楽しみにしててね。」
すり…と明那の頬を撫でる。あぁ、やっぱり顔、めっちゃ可愛い。
心臓がドキドキいってんのが分かる。
次の日も、その次の日も、俺は明那のお見舞いに行った。
たまにかなかなと会えるときもあった。
流石に3日、4日ともなると、机が他のライバーさんからのお見舞いの品でこんもりとしていた。
食べ物とかが半分を占めているので、明那が起きた時、本人がこれ全部食べるの大変だろうなぁ〜とか思ったりもした。
メッセージカードなどに「早く目が覚めてほしい」「また遊ぼうね」などの言葉が沢山綴られていた。
俺やっぱ、明那がみんなから愛されてて嬉しいよ。
それだけで、嬉しい。
俺が明那のお見舞いに来て5日目。
いつも通り、病室のドアをガラッと開けた。
俺は目を疑った。
「…ッッ!!??あきな…!!!」
明那が体を起こして、窓の外を見つめていた。
俺は驚きが隠せなくて、暫くの間その場に突っ立っていた。
明那がこちらを振り向く。
「あきな…!!目、覚めたんだね…!!ほんとにっ…、本当に良かった…!俺、ごめん…!明那にいっぱい迷惑かけて…!」
もう本当に嬉しすぎて、思わず目が潤んでしまう。
目が覚めるの、ずっと待ってた。俺、本当に嬉しいよ。
ようやく明那がゆっくりと口を開いた。
「…あ、え、っと…。ごめんなさい、誰、ですか…?」
____へ?
____to be continued🪽🫧
コメント
2件
まじで😭、、泣かせに来てる!涙腺崩壊、かなかなー
あちなが目覚めて窓の外見てるところからまさか…と思い、やめてくれーーー!!って叫びながら読み終えました、笑 辛いけどめちゃめちゃおもろいです…泣けました、更新待ってます! かなかな良い男!!!