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指輪をつけたら、知らない部屋に飛ばされた。壁も床も天井も真っ白で、部屋の真ん中にはダブルベットが置いてある。
なんか見たことあるぞ、こんな部屋。
不思議なことに部屋には鍵付きのドアが一列に13個並んでいる。多すぎやしないか?
ベッドサイドの棚の上には手紙が置かれていた。
中には小さな鍵とメモが入っていた。
「1人を選んでセックスをしろ」
これってよくある「出られない部屋」というやつでは?
ドアは全て鍵がかかっていて、どれも全く同じ形。
叩いても叫んでも反応は無し。
ということは、セックスする相手は完全ランダム。
どうかまともな相手であってくれ、と祈りながら手紙の中に入っていた鍵で1つの扉を開けた。
ガチャ…
扉を開けると、向かい側にある扉を懸命に開けようとしているフェネスが居た。
扉の音で私に気づいて振り返り、驚いた表情をしていた。
「主様!?そっちの扉も開かなかったはずなのに…
あの、主様はここが何処かご存知ですか?書庫に居たはずなのにいつの間にかここに閉じ込められていて…どちらの扉も色々試してみたんですけど開かないし、壁に書いてある条件というのも分からないしで凄く不安だったんです。でも、主様が来てくれて安心しました」
私が扉を開けたことで不安要素の1つが無くなり、あからさまにホッとした様子のフェネスにここがセックスしないと出られない部屋だと伝えなくてはいけないのか。
でもここから出るにはそれしか無い。
『変な所に急に閉じ込められてびっくりしたよね。
それで、出られる条件なんだけど…とりあえずこっちの部屋に来てくれるかな?』
「?はい、分かりました」
フェネスは不思議そうな顔をしながらも大人しく私についてきた。
ベッドサイドに置かれた手紙を渡すと、文字を追ったフェネスの瞳からハイライトが消えた。
「……悪趣味ですね、執事と主でそんなことして良い訳がないのに…」
紙を丁寧に封筒に戻してベッドサイドに置く。
「でも、そうするしか方法がないのは分かりました。この部屋にもさっきの部屋にも食料も水も無ければトイレやお風呂もありません。長時間滞在することは想定されていないということです。
…本当に悪趣味ですね」
フェネスは眉を寄せ、俯いてしまった。
『確かに…そうやって言われると悪趣味だね…
でも、私は相手がフェネスで良かったって思ってるよ。他の扉を開けてたら知らない人とセックスしないといけなくなってたかも知れないし…』
少しでも抵抗感を軽くできればと思って、私はフェネスで良かった、と何も考えずに言った。
「…主様は…分かってないからそんなことが言えるんですね。俺がどんなふうに貴女を見ているか、俺がどんなに貴女を欲しているか…」
その言葉でフェネスは顔を覆ってしまった。
確かに私はフェネスが私を好いてくれているのはきっと忠誠心とか執事としてとか、そういう類の好きだと思っていた。
まさか恋愛感情で好かれているとは思っておらず、驚くとともに喜びも感じていた。
だって、お風呂上がりに髪のケアをしてくれる大きな手で顔以外の肌にも触れて欲しいとずっと思っていたから。
『…フェネス、私だってフェネスが好きだし、肌や髪のケア以外でも触れてほしいってずっと思ってた』
それをストレートに伝えると、フェネスは耳まで赤く染め上げてそっと顔を上げた。
「その言葉、本当ですか?俺に触れてほしいって…俺の妄想とかじゃないですよね…?」
『本当だよ。妄想でも聞き間違いでもないよ』
それを聞くと、フェネスはゆっくりと私との距離を詰めてきた。
大きな手が後頭部と背中に回され、がっしりとした胸元に抱き込まれる。
フェネスの香りと体温に包まれて、やっと夢が叶ったと幸せな気分になる。
優しい抱擁に応えるべく私もフェネスの背中に腕を回す。
抱きしめ返すとフェネスからの抱擁は一層強くなった。
暫く抱き合っていると、フェネスが囁いた。
「主様、ちょっと失礼しますね」
何を、と思った瞬間背中の手が腰に回り抱き上げられた。
大きな背中にぎゅっとしがみつくと、ベッドの上に運ばれる。
ベッドの真ん中あたりに寝かされて、今度はキスをされた。
触れるだけの柔らかいキスからだんだんと深く激しいキスに変わっていく。
舌を絡ませ、唾液が混ざる。
唇が離れると、フェネスは耳元で囁く。
「脱がしてもいいですか?直接貴女に触れたいんです」
『いいよ…』
離れていく体温を寂しく感じながらも、私の胸は高鳴っていた。
フェネスはブラウスのボタンを手早く外すと、背中に手を回してブラジャーのホックを外した。
「汚したらいけないので…全部脱がしてしまって良いでしょうか?」
『うん』
ブラウスを脱がされ、ブラジャーも抜き取られる。
スカートもホックを外して下ろされて、最後のショーツにも手を掛けられる。
脱がしやすいように軽く腰を浮かせると、するりと脱がされた。
服を脱がすのが異様に手慣れているのは入浴補助という役職故なのだろうかと考えながら、服が皺にならないようにと軽く畳んで枕元に置かれる服を眺めていた。
「それでは、触りますね」
その声で現実に引き戻され、着衣をひとつも乱していないフェネスに全裸の私というコントラストで恥ずかしくなる。
しかし、フェネスは私の恥じらいなど気にもしていない様子で両手で胸を揉み始めた。
大きな手で包み込まれてやわやわと形を変える乳房を気に入ったらしく、フェネスは色々な触り方で堪能し始める。
胸を揉まれているだけなのに乳首は固くなって、下がじわっと濡れるのが分かる。
胸の全体を可愛がっていたフェネスはたまに触れる乳首がどんどん勃ち上がっているのに気づいて、悪戯な手で触れてきた。
「気持ちよかったですか?主様…こんなに固くしちゃってエッチですね」
ぎゅっと先端を潰されて悲鳴を上げる。
しかし、両方の乳首を交互にぎゅっぎゅっと刺激されて喘ぎ声が漏れる。
痛いのに気持ちいい。そんな不思議な感覚で下の口から涎が止まらず、シーツに落ちていく。
「俺に触れられないと満足できないぐらいになってください。主様を気持ちよくできるのは俺だけって早く覚えてくださいね」
そう言うとフェネスは胸から手を離して私の脚を開かせた。
太腿にキスをすると、内側に吸い付いて紅い印を刻み込む。
涎を垂らす秘裂が目の前にあるというのに太腿を撫でてキスをし、痕を残すフェネスは意地悪く嗤った。
「触れてほしいですか?」
その言葉にゴクリと喉を鳴らす。
私にいやらしい言葉を言わせたくて意地悪しているんだ、と悟る。
『…触って欲しい…』
すると、待ってましたと言わんばかりに秘裂に吸い付かれた。
流れ出す蜜を舐め取り、固くなった陰核を舌で弄ぶ。
陰核に吸い付いて裏筋を舐め回し、根本に歯を立て、徹底的に陰核を嬲っていく。
私が何度止めてと叫んでも、絶頂して太腿でフェネスの顔を挟んでも辞めてくれない。
一方的に快感を叩き込まれる行為に、フェネスは本気で私を堕としにきているのだと理解した。
また歯を立てられて絶頂すると、今度は膣内に指が入ってくる。
陰核をじゅるじゅると啜られながら、痙攣する膣内をゴリゴリと抉って広げられる。
これ以上気持ちよくなりたくない、と涙を流してもフェネスは意に介さず、延々と愛撫を続けた。
一体何度絶頂したのか分からないほどイカされ続け、ぐったりした私にフェネスが覆いかぶさる。
「挿入れますね」
いつの間にか取り出していた陰茎をズブズブと膣に沈めていく。
指で嫌というほど慣らされた膣はフェネスに媚びるように吸い付いてきゅんきゅんと締め上げる。
フェネスは満足げに微笑むと、私の腰を持ち上げてどっちゅんと奥まで一気に挿入した。
雄を求めて下がっていた子宮を元の位置よりも押し上げられて苦しさを感じるが、それ以上に太くて長いソレに感じる快感の方がずっと大きい。
Gスポットとポルチオを両方抉るように突き入れられ、また快楽地獄に落とされる。
段々と打ち付けられるスピードも上がり、私は腰を押さえつけられて快感から逃げられないまま何度も絶頂を繰り返す。
「…そろそろ射精しますね」
そんなフェネスの声がぼんやり聞こえ、律動が止む。
最奥にこれ以上無いほど深く埋め込まれて、どくどくと精を注ぎ込まれた。
がちゃん、と鍵の開く音が響く。
射精が終わると、フェネスはあっさりと陰茎を抜き服の乱れを直した。
動けない私をシーツで包んで私の服を腹のあたりに乗せると横抱きにして部屋から出た。
扉の先はいつものデビルズパレスの自室で、フェネスは私を抱えたまま大浴場に向かう。
「主様、お体を綺麗にさせていただきますね」
そんな言葉と裏腹に触れてくる手は私の性感を煽った。
「大丈夫です、奥に出してしまったのを掻き出すだけですから何も悪いことはしていませんよ?
…それとも、俺と気持ちいいことしたいですか?」
これは最終確認だ。
完全にフェネスのものになったかどうか確かめられているのだ。
『…フェネスの好きにしていいよ』
そう言うと、フェネスは嬉しそうに笑ってまた陰茎を取り出した。
「じゃあ毎日シましょうね。俺、主様との子供が欲しいので」
バスマットの上で貫かれながら、喘ぎ声が屋敷の皆に聞かれてないと良いなとぼんやり考えるのだった。