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指輪をつけたら、知らない部屋に飛ばされた。壁も床も天井も真っ白で、部屋の真ん中にはダブルベットが置いてある。
なんか見たことあるぞ、こんな部屋。
不思議なことに部屋には鍵付きのドアが一列に13個並んでいる。多すぎやしないか?
ベッドサイドの棚の上には手紙が置かれていた。
中には小さな鍵とメモが入っていた。
「1人を選んでセックスをしろ」
これってよくある「出られない部屋」というやつでは?
ドアは全て鍵がかかっていて、どれも全く同じ形。
叩いても叫んでも反応は無し。
ということは、セックスする相手は完全ランダム。
どうかまともな相手であってくれ、と祈りながら手紙の中に入っていた鍵で1つの扉を開けた。
ガチャ…
扉を開けると壁に凭れて反対側の壁を睨んでいるボスキが居た。
「主様か…主様も閉じ込められたクチか?」
『そうみたい…』
ボスキはちっと舌打ちすると義手でもう一つの扉をどんと殴りつける。
「ここが開きさえすれば出られるってのにな」
『あー…それなんだけど、こっちの部屋に条件みたいなのが置いてあって…』
「そこに書いてある条件ってやつか。どんなやつだ?」
『……言いづらいからこっちの部屋に来てもらってもいいかな…?』
「まさかどっちか死なないと出られないとかそんなんじゃないだろうな?」
『そっそこまで酷くないよ!?……多分』
ボスキは本当に最悪な事態を想定していたみたいだったが、メモ用紙を見て拍子抜けした様子だった。
「なんだ、そんなことでいいのか。
主様、さっさとヤッて出ようぜ」
『えっっ…そんな簡単に言う?』
ボスキはセックスに対して何の躊躇いも感じていない様子だ。
「主様は俺とするのは嫌なのか?」
『…嫌ってわけじゃないけど…』
「じゃあ別に構わないだろ?合意の上のセックスだ。誰にも文句言わせねぇよ」
いつの間にか距離を詰められて膝裏がベッドの縁に当たった。
そのまま押し倒されて左手で顎を掴まれると、予想に反して優しい口付けをされる。
頬に、瞼に、額に、そして唇に。
触れるだけのキスからだんだんと深く甘く…。
唇の隙間から舌をねじ込まれ、奥で怯えていた私の舌を引きずり出す。
舌を絡め合って、離れるときにはつっと銀糸が2人を繋いだ。
「はっ、イイ顔するじゃねぇか」
ついキスに夢中になって顔が緩んでいた私をボスキが嗤う。
『…恥ずかしい…』
顔を背けたかったけれど、顎を掴まれているため視線だけをボスキから離す。
「逆にそういうの煽るって分かってやってんのか?優しくしてやりたいのにできなくなるだろ…」
ボスキは甘く掠れた声で私の耳元に囁く。
それだけで腰に痺れるような甘い感覚が広がって、ますます恥ずかしくなって顔が熱くなる。
そんな私を見てボスキは意地悪な笑みを浮かべる。
「どんなこと期待した?主様のして欲しいこと、何でもしてやるぞ?」
恥ずかしいことをわざと言わせたいのだろう。
だが、何でもしてやる、と言われたからには自分の欲求に素直になっても良いのかも知れない。
『じゃあ…ボスキの裸が見たい』
ボスキは一瞬びっくりしてまた微笑んだ。
「主様のお願いなら仕方ねぇな」
優しく頭を撫でて、ボスキがベッドから降りる。
「ほら、俺が脱ぐ所見たいんだろ?」
ネクタイを引き抜き、上着を落として、シャツのボタンを1つずつ外していく。
段々と顕になる人形のように綺麗な肌と隠しきれない古傷、そして引き締まった筋肉質な身体に胸の高まりが収まらない。
上半身に身につけている服を全て脱ぎ落とすと、ブーツを脱いでベルトを外し始めた。
ズボンを脱いで下着1枚になると、流石に恥ずかしくなったのか本当に脱ぐのか確認された。
『…うん、脱いで。ボスキの全部が見たい』
私がそう強請るとボスキは迷いなく下着を下ろした。
ベッドに再び乗り上げるボスキの陰茎は既に勃ち上がっていて、血管が浮き出て傘が開いているグロテスクなそれを私の太腿に擦り付ける。
「俺だけ脱ぐなんてフェアじゃないこと言わないよな、主様?」
タコロ
67
MAKO
368
63
そう言いながらボスキは私のブラウスに手を掛けた。
ボタンを手早く外されて、ブラジャーに包まれた胸が露出する。
「へぇ、着痩せするタイプだったんだな。思ったよりいいモノ持ってるじゃねぇか」
いつの間にか背中に回った手が器用にホックを外して締め付けから解放された胸を左手が撫で回す。
一通り胸の柔らかさを堪能したボスキはブラウスとブラジャーを脱がせてベッド下にぽいっと放る。
そして、スカートのホックも外してショーツと一緒に下げられた。
お互い裸になって、今まで見せたことのない場所を晒して、私は恥ずかしさと興奮でおかしくなりそうだった。
『ボスキ…』
譫言のように彼の名前を呼ぶだけで精一杯。
それを察したのかボスキは私を抱きしめてくれた。
「主様、もっと触れたい。いいか?」
『うん、もっと触って…』
自分でもこんな声が出せたんだ、と思うくらい甘い声で返事をする。
ボスキはそれを聞いておでこにちゅっとキスを落とすと、まずは私の胸に吸い付いた。
柔らかい肌にぢゅっと吸い付いて痕を付けていくボスキに心臓の鼓動が聞こえやしないかと心配になる。
すっかり勃ち上がった乳首をパクリと咥えられて、舌の上で転がされたり軽く噛まれたりする。
胸なんかで感じるわけ無いと思っていたのに、強く吸われて噛まれるたびに腰にゾクゾクと快感が走る。
『ふ、ぅん…っ…ぁん…』
気付けば胸への愛撫だけで下はびしょびしょに濡れて、シーツに蜜を溢すほどだった。
「下も触るぞ」
ちゅぱっと乳首から口を離したボスキの言葉でお腹の奥がきゅんとする。
ボスキは陰核をすりすりと撫でると、皮を剥いてべろりと舐め上げる。
急に敏感な陰核を皮を剥いて舐められて私は悲鳴を上げる。
ボスキの頭を太腿で挟んでしまうが、これでは強請っているようにしか見えない。
「主様はクリ舐められるのが好きか?それとも吸われる方がいいか?」
問いかけるのは形式だけで、私がどっちも好きなことくらい理解しているボスキは緩急つけながらクリトリスを嬲った。
『ボスキ、もうダメっ!イキそうっ』
イキそうになってシーツをぐしゃりと握り込み、太腿を震わせる。
ボスキはさっさとイケと言わんばかりにクリトリスを吸い上げて歯を立てた。
『イクっっ!!』
腰を跳ねさせてガクガク震えながら絶頂。
でもボスキはクリトリスを嬲るのを止めようとせず、更に指を膣に入れた。
イッたばかりで痙攣する膣内を無遠慮に広げていく指にまた感じてイキそうになる。
Gスポットをぐりぐりと抉られ、ナカでも絶頂を迎える。
指をぎゅっと締め付けてボスキの手をビシャビシャに濡らしてしまった。
「挿入れていいか?」
最初に脱いでもらったときからずっと勃起したままだったペニスを蜜口に当てる。
『うん、いれてぇ…』
それを合図にボスキが膣内に入ってくる。
指よりも太く長いモノに満たされて、奥を押し上げられた。
互いの腰がぴったりとくっつくと、ボスキは私を抱きしめて体中密着することになる。
密着正常位でGスポットとポルチオを優しく揺らされる。
だんだんと腰に快感が溜まっていき、ボスキの陰茎を健気に締め付けながらまた絶頂に至る。
一度ナカで絶頂を迎えてしまえばあとは善がり狂うしかできない。
ボスキは上半身を起こして腰を両手で掴むとパンパンとこんどはボスキの快感を優先するような律動を始めた。
自分本位なセックスなのに感じるところを抉るように動かれるせいで私は何度も絶頂を迎えた。
絶頂で締め付けられ、ずっと我慢していた射精感を煽られてボスキは奥にペニスを突き立てると、どくどくと精を吐き出した。
がちゃん、と鍵の開く音が聞こえた。
もうお終いか、とホッとしているとボスキはまた動き始めた。
『ボスキ…!?なんでっもう鍵、開いたのに…』
「主様、俺とセックスしたってことはどういうことか分かってなかったのか?
一生俺の物になるってことだ。他の奴らに目移りすんじゃねぇよ。俺だけを見てくれ。
俺の物になったなら、毎日こうやって抱き合って…いつか子供ができたら楽しいだろうな」
『そんな…そんなこと言われたら、嫌って言えないじゃん…』
今まで見ないようにしていたボスキへの恋心を掻き立てられ、私は歓喜で涙をこぼす。
いつまでもボスキと抱き合っていたい。
死ぬときまでずっと一緒と約束したボスキになら、この生涯を捧げたいと思った。
「いつか…天使狩りが終わったら2人で…いや、子供を作って3人で幸せに暮らしたいな」
『楽しみ…』
ボスキはまた私を抱き寄せて深く口づける。
いつかの幸せを夢見て、一時の享楽に耽る2人が外に出るのはまだ先になりそうだ。