2024年8月2日
〜佐久穂の家〜
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私「狭いがゆっくりしていけ,腹は減ったか?」
私は優しく問いかける。こいつはきっとビビりだ…
春斗「お腹減った…なにかくれるの?」
春斗はソファに腰掛けて私に言った
私「当たり前だ、で…アレルギーはあるか?」
念のため聞いておこう…もし食べたらめんどくさいことになる。
春斗「まだ検査してないの…でもお蕎麦は食べたくても食べると体調崩しちゃうの…」
と過去を思い出しながら少し寂しそうに言った。
私「そうか。じゃあ少し待ってろ」
蕎麦アレルギーってとこか。検査をしてないなら不安ではあるが適当に飯でも炊いてやろう
春斗「ありがと…お姉さん。」
春斗は少し深く息を吸って吐いたあと私にこう言った
春斗「僕のお母さんね。本当のお母さんじゃないの…」
寂しげにまるで呪われているかのように手を震わせて言った
私「そうか。」
私はそう答えた、昔の思い出がよみがえる…
私「はいはい,おねんねしましょうね」
私がシングルマザーだったころの話だ
私「ゆーりかごよ……」
父とは離婚している。理由?言うまでもない。『クソ』だった。
子どもが寝ると私も寝落ちしてしまった。当時は若かったため大変だった。バイトがしょっちゅう、子育て.といい疲れていた。キレ症で子育てに向いてるかも分からない。
朝起きると子どもはいなかった。部屋の窓は閉まっている。侵入された痕跡もなかった、けれど,私はミスをした。
玄関近くの床側に着いている縦長の窓が開けっ放しだった。
私は近所を走り巡った。でも楓は見つからない、警察に相談もした。けれど今だに見つかっていない。もう楓は…
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春斗「お姉さん聞いてる?もぉ…」
春斗は私に近ずいてそう言った
私「すまない。ちょっと昔のことを思い出しただけだ」
もう既に飯は炊けていた私は何を考えているんだそう思いながら飯をよそった。
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