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スマホの明かりを頼りに少年達は一つに生る……。寄生獣は櫻井景和のメガネの奥底に刺激する左手から眼球が飛び出した。
「女湯の桃源郷、男のロマン……XXXサイコー」
文章からのLINEだった、新一はビデオカメラで何度も自己観察中ー
「鮮血のお祭り会場と共に骨肉が分裂する、渇いた叫びとNo.1の思い出ー」
啓司、見ろ。これが神だー
「田宮良子が来る!! B~。」
景和の寄生生物がOKサインを出す。住人は勝ち誇るーBの起爆剤がホテルの廊下に刻んだメッセージと生野菜に咥えるパニック・ホラー……。
「文章、AB寄越せ」
神々の来るべき対話。
拳銃や爆弾でも殺せない、女教師の進撃……ハジマル。大地震の様なショックが生徒を新世界へ誘うー野菜ジュースを飲み干して一階のロビーで落ち合う!
ミギーとBがパラサイトの秘め足る思想を伝え合う……、常軌を逸する明日無き命乞い!
「HERO’Sは永遠に不滅だ! 殺すべきだぞ、皆とセカイを救う!!」
「敵意を感じる、聖戦「ジ・ハード」! 売店に居るぞ」
景和が浴衣を向かい風に靡かせ突き当たりの食堂を一瞥した一瞬の隙!! 双剣と魔鎌を構え浴衣がはだける激しき接近戦! バイキングとビュッフェの銀の小皿と凶器が飛び交う最期の晩餐が逃げ惑う支配人とスタッフを尻目に景和と田宮の醜悪な化け物の交戦を物語る!!
「さ、櫻井! 皆を逃がすぞ」
血族のテレパシー。
真夏の三日月が俺達を見守る……燻るブレイブハートと止まぬ心ノ臓、死闘。
「殺せ! 殺せ!! 殺せ!!!」
「何がバトル・ファイトだ馬鹿野郎ー!! 弱い宿泊客ばかり狙いやがって、B、ミギー!! 人間様舐めんじゃ無ェぞ!!」
新一と景和の必死の抵抗が不可抗力を産み、飛び散る体液と派手な音を立てて崩れ去る建物内の風景が擬態した腕足を生々しくさらけ出した……。
「今だーーーBッッ」
ドクンドクン。急所を突かれた田宮が裸一寸となり傷付いては倒れ込む……ヤった!!
「泉君!! Bの風を翻すんだ、売店へー」
女子達が女湯から上がって来た……、濡れた乱れ髪と浴衣姿のまま温泉卓球を楽しむ。
「櫻井、泉。谷間見たら殺すぞ……何焦ってやがる」
同じクラスの大島がマイペースに大広間でドリンクバーを飲み干した……ゴックン。
「化け物だ! 逃げろ、平和惚けする暇或るなら……!!」
「フミ。目を」
櫻井が左手を隠し合図を送る、玄関のフロント部のロビーは無傷だった。呑気な文章ファミリーだ。
「……櫻井、セイコウか!? 今支配人が警察と救急車をっっ」
「ああ。何とかね、女子を巻いてー気が狂いそうだ」
朝。
穏やかな太陽と場違いな小鳥の囀りが固まった聖痕を光の耀輝を浴びてマスコミの報道陣を手招きしたー
「警察に任せよう。精神を疲弊した、少し休めー景和」
ミギーがホテルの部屋で身支度を整え中……。シングルベッドの羽毛が女神達のセカイを作り上げる、朝食はモチロン。Bが浴室優先のスイッチを入れた。
「大丈夫。何も心配要らないよ」
文章の声が聞こえたー。啓司は今日も動かない。新世界の神々の饗宴はショッキングな破壊衝動に狼狽える二匹のうさぎ同然、バスが来た。
新一は変わり果てた温泉街の景色を横目に車内の女神達の麁げる声を聞いている、前の座席の櫻井がLINEを送って来た。
「化け物共が。巨悪の敵だー戦争でもおっ始めるか??」
田宮良子は死んだ。今頃、莉奈は……。
「さびしいか新一、セカイには入国不可だぞ。帰ろうか」
本当の旅行は此れから、擬態生物が基地へ集う。
「外国を犠牲にしろ。寝不足なんて只の幻聴」
「好き放題だーAアキの神を殺せ!!」
「我々は何故、産まれ落ちた……。」