どうも。
まだお知らせしてから1週間も立っていませんが帰ってきました。
割と立ち直るのが早い自分の精神力に感心しています。
私事ですが、最近リア友に垢バレしました。
見たことあると思っても何も言わないでおいてくれると僕が喜ぶ。お願いね。
このお知らせプラス今日はネタ帳の中にあるネタを使ったやつを持ってきました。
あんまりにも長いので前後半で分けます。
🌹です。knbr→brknになります。
一応大まかな設定がありますが長いので要望があれば載せます。
キャラ、口調崩壊注意
⚠嘔吐、過呼吸、幼児退行?、鼻血、意味わからん話の繋がり⚠
僕には憧れている人がいる。
ソロアイドルのきんときだ。
僕と同い18歳で、テレビの向こう側で歌って踊ってキラキラしている。
少しでも近づきたくて、踊りを見よう見まねで始めた。
きんとき本人の踊りはもちろん、バックダンサーの踊りも完コピした。計15曲。
アイドルデビュー2年にして、テレビ出演をするほどの鬼才の超新星。
透き通るような歌声と、サラサラツヤツヤの黒髪に特徴的な泣きぼくろ。見る人すべてを一瞬で魅了する踊りと、完ぺきな笑顔に人柄。
バラエティ番組では、そのほわほわとした優しそうな人柄はそのままに、かなり気が強く、なんにでも積極的で脳筋な所がある。
彼がまだ無名で活動していてフォロワー数も一桁台だった頃に歌い手としてSNSで活動していたときたまたまタイムラインに流れてきて、そのガラス細工のように繊細で透き通った声に魅了されてしまって、それから1年、有名なアイドル企業に見つけてもらって、スカウトされてアイドルデビューした。
彼のファンクラブ1号は僕。痛バも完ぺき。次のライブは、現地参戦ができるんだ。
そのためにコールも、服も、カバンもすべて用意してきた。
でも僕はしっかり弁えられる善良なファンだからうちわにデコはしない、邪魔になるからね。
明日には現地入りして明後日はライブ本番。場所は最前から3番目の中心。我ながら完ぺきな席に当たったと思う。
「お母さんいってきまーす」
「いってらっしゃい、お土産お願いね」
優しく送り出してくれるお母さんも、きんときのファンだ。
現地でで買えるグッズを買ってこいとのことだ。
楽しみだな本当に!うちわんkは「一番得意なファンサして」と書いた。
何は得意なんだろう、きんときのこと、もっと知りたい。
明日が、楽しみだな。
――――――――――――
『みんなー!来てくれてありがとー!』
ニコニコ笑顔を振りまいて手を振るきんとき。
生で見るとやっぱ違うなぁ…!
『みんなー!いっぱい楽しんでいってねーー!』
湧き上がる会場。
流れた音楽に、うちわを置いて、ペンライトを持った。
――――――――――――
『みんなー!今日はありがとう!最後にファンサの時間とるからうちわ掲げていいよー!』
みんなが一斉にうちわを掲げる。
それをぐるっと見渡しながら一人ずつにファンサを返していくきんとき。手を振ったり、ウィンクをしたり。
ゆらゆらと観客席をみていた目線が、僕の目とかち合って、しばらくの間見つめられる。でも、僕の前の人可後ろの人かもしれない、思い込みは辞めておこう。
そう思って、目を逸らそうと思ったとき、こっちの方に向かって、あまりにも美しすぎる投げキッスをしてくれた。
その顔があんまりにもかっこよくて、変に心臓がバクバクする。すごい…かっこいい…………
つぅっ、と涙が流れてきた。
それと同時に、下ろしていた手にポタポタと水滴が落ちる。
あ…鼻血、やば………
咄嗟にハンカチで鼻を押さえたけど、視界がグルグルする…やばいかも……
「あのっ…大丈夫ですか…?スタッフさん呼びましょうか…?」
お隣の席に座ってた人から声をかけられる。
さすがに断るほど余裕がないので、頷く。
するとすぐ周りを見渡して、しばらくしたあと、自分のうちわを裏返して掲げて振った。
『どうしたー?………スタッフさん!c列の二十五番席の辺り行ったげてくださーい』
そのうちわに気づいて、すぐスタッフさんを呼んだ。
ぐにゃりと曲がる視界でよくわからないまま、スタッフさんに連れられて、バックヤードに来た。
スタッフさんの話を聞いていると、観客用の医務室に空きがないから、バックヤードに急遽連れてこられたらしい。
ベッドに放られて、しばらく経っ
た。
鼻血は止まったけど、貧血でグラグラする。今日が楽しみすぎて昨日オールしちゃったから……
はぁ…ツイてないなぁ……
それに…投げキッスなんて初めて見た……破壊力やばすぎ…
『〜〜〜?』
『〜〜〜〜…』
『〜〜〜〜〜』
『〜〜〜〜〜!?』
『〜〜〜〜〜〜…!』
ドアの向こうで、誰か話してる?
寝たふりしとくか…
「スタッフさん、この子どうするんですか?寝ちゃってますけど…」
「そうだねぇ……目が覚め次第、家かホテルに送っていこうかな」
「わかりました、起きるまで診てたほうがいいですかね?」
「うーん…まぁ、いいよ、気をつけてね」
「わかりました」
ん………?この声ってもしかしなくても、きんとき、?だよね…?
なんで、なななな、なんで??????
「ごめんねぇ…君が可愛すぎるからやったことないファンサしちゃった」
「君、俺が無名の頃からずっとリプライしてくれてる子だよね、いつもありがとう」
一人ぽつぽつと話しながら、僕の頭を撫でてくる。
やばい、本当にやばい、もっかい鼻血出そう…
「…起きた?」
「ふぇっ、!?」
「やっぱ起きてた!体調はどう?」
「へ、へーき……れす……」
「わぁ、それはよかった!」
にぱっと、今まで見たことない笑顔を見せてくれるきんとき。
僕の両手を握って握手なのかなんなのかよく分からないことをする。
「君この近くの子?あっ、そうだ名前聞いてなかったね!せっかく最古参の子と話せたんだし名前聞きたい!仲良くしよ!」
「え、えっ、えっ、えと、村部、琉玖、です……この近くのホテルに…」
「なるほど…そこから名前とって、ぶるーくね……いいじゃん!」
「は、はぃ……?」
バラエティのときの3倍くらい話すきんときに圧倒されながら、グイグイくるのにもびっくりしていた。
「あそうだ、俺青山奏斗!本名広めないでね、w」
「へ、ぇ、??」
流れるように本名を教えられて、困惑。
僕もしかしなくても、とんでもない人と知り合いになっちゃった?
「とりあえず、ホテルまで送っていくよ!俺もそこ使ってるし!」
「えっ、」
そんなこんなで僕はどうやら、推しと同じホテルに泊まっていたようです。
――――――――――――
「ぶるーくはさ、俺の曲全部踊れるでしょ?」
「へ、は、はい…」
車でそんなことを言われた。
多分、僕だとわかったのは、アカウントで、お面だけして踊りをとってアップしてたから。
地毛の少し特徴的な茶髪とくせっ毛でバレたっぽい。
「俺さー今バックダンサー探してんの」
「な、なんでとかって…」
「いつも外から雇ってるんだけど毎回知らない人で、知らない人だらけの打ち合わせ苦手でさー、一人は知ってる人いたほうがいいなって」
「は、はぁ…」
「俺ファン以外の知らない人嫌いなんだよね」
一瞬周りを確認してから小声で、とんでもないことを囁かれる。
囁かれたことにも驚きだけど、他人が苦手なことにも驚きだ。
「で、どう?やらない?」
「で、でも僕、学校もあります…し、毎度遠くに行けるほど、裕福じゃないですし…」
「あぁそれなら大丈夫!俺も学生だからツアー以外のライブは休日にやるし、ツアーとか新曲練習で休んでも公欠になるから大丈夫!遠征料も事務所が出してくれる。あと敬語やめて、同い年でしょ?」
すべてをまくし立てられ、選択肢は、はいかYESになっている。
それに、アイドルのましてや憧れの推しのバックダンサーになれるなんて、こんな機会絶対に無い…
「お母さんに聞いてみるよ…」
「わかった!」
お母さんに今までの事情をLINEで送ると、ノータイムで電話がかかってきた。
アワアワしながら横に座るきんときに目をやったら、いいよ、と言われたから、恐る恐る電話に出た。
「もしもし…」
『あんた良かったじゃないの!!!!』
『ずっとずーっと、バックダンサーなれたらなぁって言ってたじゃない!』
「お、お母さん!!それ今言わないでよぉ!?さっきも言ったけど本人真横にいるんだよ!?」
『まぁ、いいじゃない、せっかくなんだからスカウトされておきなさいよ』
「でもぉ…」
『あんた、夢が叶うチャンスじゃない!!それにあんた大学卒業後の進路決まってないじゃない!』
「そ、そうだけどぉ…」
『せっかくなんだからやらせてもらいなさい!難しいことはお母さんがやるから、じゃあまた色々済んだら帰ってらっしゃい』
そうしてぶつっと電話が切れた。
はぁ…とため息をつくと、隣でくすくすと笑い声が聞こえた。
「で、どうする?」
「受けるよ、どうせ進路も決まってないし、好きなことしてお金もらえるならその方が良いし」
「よかったー!それに敬語もなくしてくれたね!」
「アッ!ごめんなさい…」
「いいよいいよ!それにぶるーくあれでしょ?白尾大学付属高校の子でしょ?俺もなんだよねー!」
「えっ、えっ、」
「最寄り駅どこ?近かったら一緒に行こうよ!」
「う、うん…最寄りは、黒尾病院前…」
「一緒じゃん!来週から一緒に行こ!はい、連絡先!」
トントン拍子に進んでいく話に慌てながら、そのまま、明日のステージからバックダンサーとしてやることになった。
緊張するけど、頑張ろう。
「あ、ホテル着いたよ!そうだ!ご飯ビュッフェなんだって!いっしょに食べない?」
「うん、食べたい!」
「やったぁ!ねぇスタッフさん!いでしょ?」
「しょうがないな、いいよお友達できてうれしいんだね」
年相応にニコニコ笑って喜ぶ様子にこの人もまだ子供なんだなと思った(にこにこ)
――――――――――――
「琉玖〜!」
「あ、きn……奏斗…」
ホテルでは身バレ防止のためにも本名で呼び合うことになった。
バレて人に囲まれるのが苦手らしい。
「わーおいしそぉ!ねぇ琉玖!早く食べよ!」
「そうだね、食べよっか!」
「ん〜!うっま、!!」
「おいしい?」
「おいしい!」
今まで食レポは何度も見てきたけど、今までにないほど目を輝かせてご飯を食べている。
普段高級なもの食べてる人って安くて手の込んだ物食べたとき感動するって聞いたな。
「………琉玖、あのね」
「な、な、なぁ、に?」
「俺初めての友達が琉玖でよかった!」
「…僕も、!」
にっこり笑って見せてくれるきんときに、僕も笑顔で返した。
「…よかった、って、あっ、琉玖これティッシュ」
「へ?あっ、!?」
気づくと鼻血がたれてきて、慌てて差し出されたティッシュで押さえた。
「…かえって休もう、明日もあるし。」
「うん、ごめん……」
「いいの、琉玖の体が一番。」
と手を引かれ部屋の方まで行く。
自分のチェックインをした記憶が1ミリも無く、あれ?と思っていると、さりげなくきんときが開けた部屋に入れられた。
「えっ、と…?」
「なに?一緒に仕事するんだし、同じ部屋じゃだめ?」
「あ、いや、うん、その、えっと…仕事仲間で友達とは言え、元推しだし………」
「今は推しじゃないの?」
「い、今は……友達…でしょ?」
「…!うん!…でもやっぱ今日あったばっかりの友達はいや?」
「そ、そんなことないよ!むしろうれしい!」
「そっか!よかった!さっ、早く寝よ!」
「うん」
2人で一つずつのベッドに潜り込む。ふと横を見れば、青い目がこっちを見ていて、僕と目が合うと、すっと細められた。
なんだか信頼されてるかもと感じて嬉しくなった。
「……おやすみ、奏斗」
「………!おやすみ、琉玖…!」
☆後半に続きます
コメント
2件
はぁぁ、、素敵すぎです…knさんのファンサ想像しただけで私も鼻血でちゃいます笑続き見たすぎます!!待ってます!!!!!