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︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎聞こえる声 ︎。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎耳を塞いでいないと、
︎ ︎俺の何かが壊れてしまいそうだった。
『』⇢ 主人公
「」⇢ 主人公以外のキャラクター
[]⇢ 数人の人が一斉に発する声
主人公は色々な一人称を使い回します。
┈┈┈┈┈┈┈─スタート┈┈┈┈┈┈┈
ザワ ︎. ︎ザワ ︎.
煩く騒ぐ周りの声。
いつも通りなのに、
それが全て自分に向けられている様で。
いつも通り耳を塞いで
下を向いて歩みを進めれば、
ドン ︎.
と人にぶつかってしまった。
「気ィ付けろ。」
慌てて前を向けば、
それは風柱様だった。
『風柱様、申し訳ありません。』
耳の後ろを
ガリ ︎.
と強く引っ掻けば
そう言って笑う。
「失せろ、俺ァこれから任務なんだよ。」
『すみません』
謝って1歩横に避ければ、
風柱様はすぐに進んで行く。
ただ一言、去り際に
「その癖、辞めねェと舐められんぞ。」
気付かれて居たのか?
引かれたか?
色んな考えが浮かぶ中、
下唇を噛み、
いつもより速く歩みを進める。
今日は任務の日。
誰かと合同だと聞いたが…
…遅いな。
もう時間にはなっているはずだが…
『蓮、今日は合同任務で合ってますか?』
蓮“ハス”
俺の鎹鴉へそう問えば、
「合ッテイル。」
こう返される。
まぁ…いつもの事だが。
『…遅くないですか?』
「確カニナ。」
「私ガ呼ンデ来ル。」
『分かりました、気を付けて。』
1人になると、
月がもっと眩しく感じる。
目を細め、少しだけ山へと近付く。
カァァ!!カァァ!!
鎹鴉の鳴き声。
この鳴き声はきっと蓮だ。
「戻ッタ。」
『蓮、お帰りなさい。』
「今日ノ合同任務ハ此奴ラダ 。」
『嗚呼…』
猪頭の上裸男…。
金髪の人は…泣き喚いている…。
1番まともそうなのが…
『1人…』
「どうしたんですか?」
『気にしなくて大丈夫です。』
否、此奴もまともでは無い。
後ろに鬼を背負っている。
…まぁ、何らかの事情があるのだろう。
『一旦1人づつ名前を。』
「嘴平伊之助様だ!!」
「あ、竈門炭治郎です!」
「我妻善逸です…」
『伊之助君、炭治郎君、善逸君。』
『炭治郎君が背負っている箱の中、』
『鬼が入っているよね? 』
「え!?あ、えーと…これには事情が… 」
『別に頸を切ろうとは思っていないよ。』
『特別な事情があるんだろう?』
『その子、良い子そうだもんね。』
「あ…はい、良い子なんです…!!」
「ちょ、炭治郎…??」
『元気なのは良い事だよ。』
『私は藤宮楓。』
『合同任務は私と一緒だ、宜しく。 』
[宜しくお願いします!]
さぁ、今日の舞台は“那田蜘蛛山”だ。
この子達はどう動くか…。
まぁ、俺よりはもっと良い子だし
良い動きするんだろうね。
『…いいなぁ 』
藤宮楓/フジミヤカエデ
171cm
16歳
藤の呼吸
緊張したら耳の後ろを引っ掻く癖がある。
その癖は自分で認識しているが、
染み付いた癖なので止める事は殆ど無い。
(2025/10/18 17:02:28)
#1.癖に気付く風柱×那田蜘蛛山