橙sibe
ガクッ
さとちゃんが出ていった瞬間、なーくんは膝から崩れ落ちた。
紫「…ジェルくん、俺…どこがいけなかった、?何がだめだった、?」
橙「なーくんは何も悪くないよ、」
紫「ジェルくん、俺…さとみくんが居ないと何もできないよ、、どうしよう…」
橙「なーくん、もう一度、さとちゃんと話し合ってみようや。もう一度だけ、チャンスをもらってみよう?ね?」
紫「っ、、うん、、」
そして俺たちは、さとちゃんにもう一度、話し合って貰うことにした。
────────────
桃sibe
桃「ハァ、ハァ、」
あれから走って家に向かったせいか、息が荒い。
でも、そんな息はすぐに治まった。と、思ったが、またあの吐き気が襲い、吐血した。いつもなら、吐けば吐き気は治まるのだが、今日は違った。
桃「ッ、!!」
腹部にものずごい痛みがあった。
念のため、と、医者から用意された鎮痛剤の薬を水で流し飲む。すると、だんだん痛みが引いてきた。
桃「こんな、いてぇのかよ、、、」
初めてだったため、俺は驚いた。こんなに痛いのかと。
桃「こんなのが続くんじゃ、なおさらあそこにはいれないだろうな。グズッ、嫌だなぁ、、もっとみんなと居たかったなぁ…」
あの場所は、俺が生きてきた中で一番幸せで、ずっと笑う事のできる場所だった。でも、この病気のせいで全てが壊れた。
桃「ねぇ神様、なんでこんなことにならないといけないの?なんで俺なの?」
その時、スマホがなった。画面を見てみるとジェルからのLINEだった。その内容は、
ジェル『明日、もう一度だけ話させてくれへん?』
「いいよ。」
ジェル『じゃあ、3時に、さとちゃんの家でええ?』
「うん」
俺は心よくOKした。そして、明日に備えて今日は寝た。
─翌日─
ピピピピッピピピピッピピピピッ….
桃「…..ん、、」
朝、目覚ましの音で重たい瞼を開けると、いつもどうりの白い天井が目に入った。枕元に置いてあるスマホを見ると、今は10時だとわかった。いつもと同じように朝食を食べる。そして皆が来まで編集することにした。
─────────────
桃「ふぅ、」
一通り編集が終わって、疲れた体を伸ばし、ふと、時計を見る。針が示す時刻は2時30分。もうそろそろ皆が集まり始める時間帯。皆に会えるのは嬉しいが、昨日のように上手く皆を誤魔化せるだろうか。しかも、またいつ吐き気が襲うかわからない。バレるかもしれない。不安で不安で仕方がない。
ピーンポーン
そんなことを思っていると、インターホンが鳴った。誰が一番かな。俺は心の準備をし、扉を開ける。
ガチャ
桃「はーい….」
え?
青「さ、さとみくん…?」
なんで、皆いんの?
橙「あ、さとちゃん…どなんしたん?」
桃「ぁ、いや、なんで皆一緒なの?」
赤「あー、皆偶然一緒になっちゃって、ね?」
桃「ふ~ん、とりま入れ。」
桃意外「お邪魔しま~す、」
桃「そこ座っといて。」
俺はひとまず、皆にお茶を出す。
コト、
紫「ありがとう」
皆にお茶を出し終わった後、皆の向かい側に座る。
紫「さとみくん昨日はごめんね、、早速だけどお話ししよっか。」
桃「うん。何?」
紫「さとみくんは、本当にすとぷりを辞めたいって思ってるの?」
桃「…そうだけど?」
紫「そっか、じゃあ、なんで辞めたいか、具体的に教えてくれない?」
桃「..何回も言ってるけど、皆と一緒に居たくないんだよ」
紫「なんで俺達と居たくないの?」
桃「は?そんなん俺の勝手だろ」
黄「……ガタ、そんなっ、勝手なわけないじゃないですか!!」
桃「….は?」
黄「なんでさとみくんが勝手に辞めるなんて決めるんですか?おかしくないですか?6人ですとぷりなんじゃないんですか、?どうして僕達に何も言わず辞めるって決まるんですか?」
赤「ちょ、るぅちゃん、、」
黄「僕は反対です!!さとみくんが理由を言うまで反対し続けます!!」
桃「….っ!うるっせぇな!!俺の気持ちなんて誰もわかんねぇよ!!俺は言う気ねぇんだよ!!」
紫「さとみくん!」
桃「分かったらさっさと帰れよ!!帰れ!!」
俺は怒鳴るようにそう言った。
青「さっ…さとみくっ….」
桃「お前らなんか…お前らなんか大嫌いだ!!」
桃以外「っ!?」
はぁ、とうとう言ってしまった。でもこれで嫌ってくれたかな?本当は全部嘘なんだけど、これも皆のためだ。
桃「……グッ!!…ッ!!、、ィッ!!」
桃以外「!?さとみくん/さとちゃん?」
その時、腹部に強い痛みが走った。同時に吐き気まで。あぁ、終わった。せっかくここまで来たのに。遂にバレてしまう。
桃「ヴッ、!!…」
そして俺はその場に倒れた。
───────────
青sibe
バタ
桃以外「….え?」
急にさとみくんが血を吐いて倒れた。
紫「さとみくん!?」
桃「ゲホッゲホッ、ゴホッ、ガッ、ヴッ、ゴホッ、」
彼はお腹を押さえながら苦しそうにしている。
紫「っ!ジェルくん!救急車呼んで!るぅりーぬは、病院に行く準備!ころちゃんはタオルか何か持ってきて!」
橙「分かった!」
黄赤「はい!」
青「う、うん、、!」
僕は急いでタオルを持って来る。すると、救急車の音が聞こえてきて、少し安心する。数分後、さとみくんは救急車で病院に運ばれた。
さとみくん、君は一体、何を隠しているの、?
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