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いぶきが住んでいた場所を思い出したようだ。
だが初めて聞く国であり、
俺達も調べてはいるものの何も手掛かりが見当たらない…。
だがその日本という国は話を聞いてると面白ェ場所だった。
「47箇所も…!?すっげぇな…!?」
「しかもその場所それぞれに名物が…美味そう…」
龍のような形をした地図だが、47箇所も地域が分かれている。
またその地域によって使われる言葉が違っていたり、
その地域ならではの名物のものがあるとか。
休憩の合間なんかはみんないぶきのする日本の話に興味津々だ。
特に
「本当にワノ国と似てるんだな?親近感が湧くよお嬢。」
「私もです、共通点多いですよね?
ただ、着物は昔着ていたみたいですが今は普段着で
は着ない感じになってた気がして_____」
イゾウとはワノ国と似た要素がたくさんあるようで話が合う様子だった。
最近じゃ住んでいる場所の共通点が多い事が分かったのがきっかけなのか、
こいつらはよく楽しそうに話している。
何だか……
「何むすっとしてるんだマルコ?」
「おうビスタ。むすっと?はは、何の事だ?」
「いいや眉間にしわが寄ってる。
さては妬いてるのか妹を取られちまって?」
「んなわけねェだろい。」
……なんて言っちゃいるが、
妬いてる自分が居るのは嘘じゃねェ。
何だか最近いぶきが他の奴らと楽しそうにしてんのが、どうも気に食わねェ…。
ま、みんなあいつを妹のように思ってるだけなのかもしれねェが。
けどここに居る奴らは男が多い。
もしかすりゃ妹のように思ってはいるが
実は密かにあいつを想ってる奴が居てもおかしくは………
「…って、何考えてんだか……」
他の奴らと仲良く一緒に居るのを見ちまえば、
家族相手にこんな思いをしてる自分が大人気なく感じる……
俺はその場を後にする事が多くなった。
今もそうだ
イゾウと仲良く話してるのを見ちまえば、居ても立ってもいられねェ…。
でも、いぶきがここに居る時間も限られて来るんだろうな……
日本って国がもしこのまま見つかれば、
あいつはこの船を降りて日本に帰る事になる。
もう俺達とは会えなくなるって事も………
「はぁ……」
俺は色々と複雑な思いで頭がいっぱいだ……