テラーノベル
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日本の行方を探す日々が続いている中ではあるのだが
「いぶき…?どうした?具合でも悪いか?」
「マルコ…っ、隊長…」
最近いぶきの様子がおかしい…。
突然しゃがみ込んだかと思えば顔色を悪くし、
冷や汗を掻いていたりすることが増えている。
「悪いな、ちょいと失礼するよい。」
治療室で診察をしてみると、脈が速い…
それに呼吸も乱れがちだな…
「隊長…、…っ、はぁ…息が…はぁ、はぁ…っ…」
「大丈夫だ、ゆっくり息を吐いてみろ。ゆっくりな。」
息が乱れ、その状況に不安になってしまっているいぶき
俺はゆっくりと呼吸を戻していけるようサポートする。
いぶきはゆっくりとだが、
息を吐いて落ち着きを取り戻そうとしていた。
「そうだ、上手だよい。そのまま続けていけば段々落ち着いてくる。」
しばらく経ち、いぶきの呼吸はようやく落ち着いてきたようだ。
「隊長…すみません……」
「謝ることねェよい。疲れたろ、ちょっとここで休んでけ。」
顔色もさっきより良くはなってきた様子だ。
だが呼吸が乱れりゃ体力も消耗する、落ち着いたとはいえこいつは疲れた表情をしていた。
「でもまだ作業が残ってるんです…。やらないと…」
「またぶり返す可能性だってある。
これは隊長命令だ、素直に従ってくれ。
他の奴に頼むからお前は安心して休めよい。」
「……はい…。ありがとうございます、ではお言葉に甘えて…。」
ベッドに横になったいぶきを確認すると、
俺はいぶきの頭に青い炎を当てる。
「隊長…?」
「大丈夫だ、そのまま横になってろ。」
消耗した体力を癒しつつ、こいつがよく休めれるように……
「不思議ですね…とっても温かい…」
体がリラックスしてきたのか、
いぶきは穏やかな表情をしながら言った。
「だろう?これが俺の能力さ。そのまま眠っていいぞいぶき?」
「ありがとうございます……」
いぶきはゆっくりと目を閉じ、
安心した表情を浮かべて眠りに入っていった。
それを見届け青い炎を封印すれば、俺はカルテを手に取る。
時々起こるいぶきのこの症状……
気になるところではあるな……
“ガサッ”………
「ん…?」
何か音がし、視線を下に向ける。
何かが落ちているようだ。
何だこりゃ……?
気になって手を伸ばしてみると、白い封筒が落ちていた。
封筒…?何でこんなところに……
その封筒を拾い上げ、中を確認する。
すると一枚の紙が入っていた。
「……!?何だよい…これ……」
その紙を取り出してみれば字が綴られている………
「こいつは……まさか……」
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