夏は暑いですね〜………博士、聞きたい
事があります。施設を出たら、
どうなるんですか?
外がどうなっているのは、私は知りません。
施設を出たら、施設の事、
忘れちゃうんですよね………。
____5話____
起きると、中也が居なかった。
昨日の記憶が途中からない。
きっと、首領さんが運んでくれたんだ。
時雨「……………..中也、何処にいるの?」
まだ帰って来ないの?もしかして怒られてる?
私の所為で、そんなの嫌だ。
御免なさい御免なさい御免なさい
御免なさい御免なさい御免なさい
御免なさい御免なさい御免なさい
中也「ただいま」
時雨「中也っ!!!!」
咄嗟に抱きついてしまった。
其の儘泣き崩れた。
中也「………大丈夫か?」
時雨「うん。」
時雨「中也どこいってたの?」
中也「あー、仕事だ、終わンなくてな」
時雨「良かったぁ………」
私の所為で怒られてる訳じゃ無かった。
中也「………なァ」
時雨「?」
中也「又身長伸びてねェか?」
時雨「ぇ?」
そんな訳無いでしょ、と言おうとしたが、
抱きついた時、あまり身長が変わら無かった
気がしたのだ。
時雨「…………………….かも、しれない」
中也「絶対ェそうだ。」
何でそんなに決めつける訳?と
聞きたかったがグッと堪えた。
知りたく無かったからだ。
中也「ちょっと、休をとって2人で行きたいところがあるンだが、いいか?」
時雨「?……………..うん、いいけど」
中也「良かった。」
行きたい所って何処だろう。
中也「ちょっと2人で出掛けるか。」
時雨「え?今から?」
中也「あァ、そうだが、何かあンのか」
時雨「え、いや、無いけど」
不自然だ、何で?こんなにも私を
此処から連れ出そうとするの?何で?
何か、あったの?
言えなかった、そんな雰囲気じゃないし。
それからデパートとか、栄えている場所に
行って買い物した。
何か、不自然だ。
今日はずっと優しいし、何か変だ。
中也「はァ、疲れた〜」
時雨「ね〜」
中也「先に風呂入って寝とけ」
時雨「はーい」
何か変だ、変すぎる。
おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
時雨「ダメだ、パニックになっちゃう」
時雨「………直さなきゃ、悪い所」
自分を落ち着かせて、風呂に入って
其の儘寝た。お昼にいっぱい食べたから、
お腹は空いていなかった。
____資料室____
中也「もうちょっと無いのかァ?」
中也「! あった!」
中也「……………………………。」
中也「チッ」
中也「大切な人の変わりだァ?」
中也「………巫山戯てンじゃねェよ。」
コメント
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春蜜柑様は本当神様過ぎる…(?) 時雨ちゃんが疑問的なのを感じてたり時雨ちゃんの性格が前よりわかりやすくなってたりしてるのが本当 リアルで…中也が調べてあげてるのも今よく読むと中也なりの気遣い 表現してて凄すぎる…… 毎回読んで癒されて(?)ます… ありがとうございます………。