雄英校ヒーロー科への入学倍率が毎年300を超える訳推薦入学4名を除く一般入試定員は38名1クラス19名しか受からない。
「1A、1Aはーーあった」
立ちそびえるドアに手をあてドアを開ける。
「机に足をかけるな!」
「あぁ?」
「雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないとは思わないか」
「思わねぇよ!てめどこ中だよォ!蠅役がァ!」
「ぼ…俺は私立聡明中学出身飯田天哉だ」
「聡明?クソエリートじゃねぇかぶっ殺しがいがありそうだなぁ??」
「なっぶっ殺しがい君酷いな、本当にヒーロー志望か?」
「けっ!」
うん、前世通りの言葉だ。懐かしいなぁ。
「出久!!」
「ん?」
後ろを向いた瞬間僕は抱きしめられた。
「ん?んーんっ」
「あぁごめんごめん」
背中の腕が離れて僕は声の主の顔を見た。
「とっ燈矢くん?!」
「そうだよ!覚えてくれてたんだ」
声も低くなっていて完全に白髪だ…身長も…
「忘れる訳ないよ。どう?個性の調子は」
「良好だよ、あれから風呂とかで試してみたけど熱くもなかった」
「よっ良かったぁ」
これで火傷なんて起こさずに使える。
「あ〜!そのモサモサ頭は地味目のー!」
燈矢君と話していると聞き覚えのある声をかけられた。
「足首の調子はどう?」
「うん、超良好!!あの時は助けてくれてありがとう、今日って式とかガイダンスだけかな先生ってどんな人なんだろうね!」
懐かしいな、前世の麗日さんはすごい大人びてたから。
緑谷ははしゃぐ麗日を優しい目で見ていた。
「お友達ごっこしたいならよそ行け、ここはヒーロー科だぞ」
気怠そうな声が聞こえ振り向くと懐かしやの相澤先生がいた。
まだ片目も失ってないし足も失ってない……
「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限君たちは合理性に欠くね、担任の相澤消太だよろしくね」
教室が少しざわつく
「早速だがこれ着て外出ろ」
寝袋から体操着を取り出してみんなに見せた。
「「個性把握テスト?」」
「入学式は?ガイダンスは?」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよー雄英は自由が興奮の売り文句、そしてそれは先生側もまた然り、お前達も中学の頃からやってるだろ?個性使用禁止の体力テスト、国は未だ確実的な記録を取って平均を作り続けてる、合理的じゃない、ま文部科学省の タイマンだな実技入試成績1位は爆豪だったな中学の時ソフトボール投げ何mだった?」
「67m」
「じゃ、個性使ってやってみろ」
「んじゃまぁ。死ねぇえ!!」
クラス全員「死ね」という言葉に疑問を持った。
爆轟の結果は705.2m
「まず自分の最大限を知るそれがヒーローの遡上を知る合理的手段」
「「おお!」」
「705mってマジかよ」
「何それ面白そう!」
「個性を思いっきり使えんだ!流石ヒーロー科!」
本当なら相澤が除籍処分のこと言うんだけど私のは無しにします。峰田には残ってて欲しいので
最終的に僕は4位という輝かしい位を勝ち取った。
そして授業が終わり門を出る。
「ふぅ、まだまだ練習が必要だなぁ」
「すごいじゃん、4位」
いつの間にか背後にいた燈矢君の腕に肩を乗せられる。
「3位の君の方がすごいよ、体内の酸素を発火させるところに集中させて炎の練度を上げるnice ideaだったよ」
「幼児期アドバイスしてくれたことを応用してやってみただけだよ」
「いやいやあれは理論的には可能だなって思ってこぼした適当なアイデアだったし…それを出来る様にするのは至難の技だったと思うよ!」
「なんの話してんだ?!」
「あ!上鳴くん」
「うお、なんで名前知ってんだ?」
「先刻の結果表で…」
本当は前世の記憶です。
「あ、僕は緑谷出久、個性は超パワーだよ」
「俺は上鳴電気、個性は電気だ!」
「…俺は轟燈矢だ、個性は蒼炎」
「轟って2位の轟焦凍の苗字と同じなんだな」
「あぁ、あいつが弟で俺が兄だな」
「緑谷くん!」
「デクくん!」
談笑をしながら歩いていると後ろから飯田君と麗日さんにも声をかけられて最終的に 上鳴くんと燈矢くんと飯田くんと麗日さんで帰ることになった。
コメント
2件
荼毘と出久の絡みあんまみたことないから嬉しい!
オォ(*˙꒫˙* )凄いですね!!やっぱ荼毘も雄英受かりましたか!!いいですね!!.*・゚(*º∀º*).゚・*.