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6 - 第6話 カイダン

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2022年08月21日

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何度

聞いても飽きませんね。

「怪談」は、人間の恐怖心に訴えかける話術が巧みであり、ストーリーの完成度も高い作品が多く、「怖い話=実話系」とイメージされる方も多いと思います。しかし、そのジャンルは多岐にわたります。

たとえば、幽霊や妖怪の類が登場する話から、呪いや祟りなどの超常現象の話、心霊写真や超能力に関する話、または、人の心の闇に迫る暗い話まで、実に様々なバリエーションが存在しています。

怪談の醍醐味は、その恐ろしさにあるといっても過言ではありません。

ですが、私は昔から、そんなに怖くありません。

それは、私が霊能力者だからかもしれません。

「怪談」とは少し違うのですが、最近読んだ小説でこんな一節がありました。

―――

「なぜ人間は死を恐れるのか?」

答えは簡単だ。

死ぬことが恐ろしいから。

人はいつか必ず死ぬのだから、今死んでも構わないではないか? いや、それがそうでもない。

死ぬ間際になって初めて分かることがある。

自分がいかに生きていたかということ。

どれだけ生きたかということ。

自分の人生に満足しているなら、死にたいと思うことはあるまい。

しかし、不満だらけの人生だったらどうだろう。

毎日が苦痛で仕方がない。

生きているだけで精一杯だ。

明日なんか来なければいい。

そんなことを考えてしまう。

生きることに疲れた者にとって、死は救いなのだ。

――

私はこう思います。

人は、死ぬのが怖い。だから生きようとする。

逆に言えば、怖さを感じなくなれば、いつでも死ねるのです。

私の場合は、恐怖心を感じる間もなく死んだわけですが……。

それでも、やはり死ぬのは怖いものです。

――

私はこう考えています。

人は、いつ死ぬか分からない。だからこそ、後悔のないように日々を過ごしているのだ。

しかし、後悔のない人生なんて送れるはずもない。

どんなに充実した時間を過ごしたとしても、必ずどこかで悔やむ瞬間が訪れるはずだ。

その一瞬のために、人は必死になって今を生きる。

悔いを残すことなく、今という時間を全力で駆け抜けるために。

そして、最後に思うことはきっと同じだろう。

『もっと生きたい』……と。

それならば、もう答えは出ている。

私は、もう一度この世に生を受けたい。

私の生きた証を残し、後世に私の魂を引き継いでほしい。

そして、私ができなかったことをやり遂げてほしい。

そのために、どうかお願いします。

私に、次の人生をください――。

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