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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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#SixTONES
昨日から。
慎太郎の頭の中には、ずっと同じことが浮かんでいた。
ーー俺、奈海のこと好きなのかな?
「…..はぁ」
「慎太郎?」
「ん?」
奈海が不思議そうに顔を覗き込む。
「今日、なんか変じゃない?」
「え!?いや、別に!」
「ほんと?」
「ほんとほんと!!」
慎太郎は笑った。いつも通りに。
奈海も釣られて笑う。
「そっか(笑)」
その笑顔を見て、慎太郎の胸がまた苦しくなった。
ーーー
仕事が終わったあと。
7人で帰る途中。
奈海がふと口を開いた。
「やっぱりさ」
「ん?」
「7人でいると落ち着くね」
その言葉に、みんなが笑った。
「わかる」
「昔から変わんないよな」
「7人が一番楽」
奈海も嬉しそうに笑う。
「これからもずっと、こうだったらいいな」
「….」
慎太郎だけ、何も言えなかった。
嬉しい。
自分も、ずっとそう思っていた。
でも。
今までとは違う。
奈海のことを好きかもしれない。
そう思った瞬間から、この「7人」という関係が少しだけ怖くなった。
ーーもし、この気持ちを知られたら、、?
ーーもし、今までみたいに笑えなくなったら、、?
「慎太郎?」
「….え?」
「どうしたの?」
「…..なんでもない」
慎太郎は笑った。
「俺も、ずっと7人でいたいよ」
奈海は安心したように笑う。
「うん!」
その笑顔を見ながら。
慎太郎は心のなかで呟いた。
ーー変わりたくない
ーーこの関係を壊したくない
でも。
「….今まで通りでいたい。でも、もう無理かもしれない。」
自分の気持ちだけが。
少しずつ、変わり始めていた。
コメント
3件
第12話、読み終えました……いやあ、もう冒頭の「俺、奈海のこと好きなのかな?」で胸がぎゅっとなりましたね。慎太郎くんの気持ちの変化を自覚しつつも、「この7人の関係を壊したくない」って思う気持ちと「今まで通りではいられない」って気持ちが同時に描かれていて、そのリアルさにやられました。 「変わりたくない」っていうタイトルとラストの「もう無理かもしれない」の対比が刺さります……どうなるんだろう、続きすごく気になります!