テラーノベル
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さすがにこれは完結させないとなので…
グロ注意です!苦手な方は回れ右をおすすめします!
沙律side
沙律「結糸…糸を結ぶ…か。ぬいぐるみっぽい名前だね」
まぁそりゃぬいぐるみだからそうかもしれないけど…
結糸「まぁ僕は兎だからうさ!!かわいい名前うさ!」
自分で言うんだこの兎…
累「確かにかわいいね!うさぎちゃん!」
累が女神みたいな微笑みを浮かべる。やっぱり累ってかわいいし性格いいし…
結糸「よく分かってるうさ累!…ってそうだそうだ…」
結糸「さっき言った通り!君達をインターネット世界に送るうさ!」
沙律「あんたももちろん着いてくるんだよね?」
私がそう言うと、ぬいぐるみ…じゃなくて結糸は不服そうな顔をした
結糸「あんたとは失礼な小娘うさね…。まぁ僕が頼んでるし当然着いていくうさ!」
失礼な小娘…?何様だこのぬいぐるみ…
累「そんな固い顔しないで!沙律!人…じゃなくてぬいぐるみの役に立とう!」
そんな固い顔してたかな…
…いや、人の役に立つのは大事だけどぬいぐるみの役に立つことは大事だなんて言われてないんだけど…
結糸「まぁとりあえずレッツゴー!…………うさ!」
累「ゴー!」
累ったら…少しは緊張感を…
…そんな時、辺りが急に暗くなる…ブラックアウト…みたいな感じだ
結糸「それじゃ…インターネット世界に着くまでお休み…うさ」
少し結糸が笑っているようにみえた
ーインターネット世界ー
…い…
…おい…
沙律「…ん?」
え、何…?ここにはヤクザでもいるわけ…?
そう思いながら体を起こすと…
???「あ~やっと起きたか。連れはもう起きてるってのに。」
ん?連れ…は累のこと…?
寝ぼけた目をこすって見ると…私の目の前には…
額に赤い宝石を付けたかわいいぬいぐるみだ
…でも口調がなぁ…口調がなぁ…!!
というか…インターネット世界ってぬいぐるみ多すぎない?
もう兎のぬいぐるみでお腹いっぱいなんだけど…いや、時間的にはお腹空いた…
…って思ったけどなぜかお腹空いてもないしいっぱいでもないんだよな
インターネット世界効果…ってとこ?
…うん。頭が混乱してる…落ち着かなきゃ…
???「おい聞いてんのか?耳ついてっか?」
…というか失礼だな。このコウモリ…。なに?ぬいぐるみは口悪くするルールでもあるわけ?
???2「まあまあ…そんな言わなくていいんじゃない…?黒羽(こくわ)…」
私の後ろから女の人の声がした
振り返ると、私より年上そうな女性と男性がいる
女性は茶色の髪を胸まで伸ばした優しそうな人。男性は短い黒髪に目つきが悪い…
…外見で判断しちゃダメだけど男性怖そうだ
???「い~や!俺らにとっては重要なんだ!結糸に言いつけ…」
…結糸…
???3「そんなどーでもいいことで争うなよ。この女が戸惑ってるだろ」
男の人が口を開く。分かってたか…
沙律「…とりあえず自己紹介してもらえませんか?」
???「は?今そんな状況じゃ…」
沙律「…私は結糸に巻き込まれた形なんです。自己紹介ぐらいしてくれていいでしょう」
…こういうのは弱みを見せるとダメだからこれぐらい強く言わなきゃ…
???2「うんうん!ね、黒羽…この女の子も切り裂くモノ…?ってやつを探してくれる人なんでしょ?」
???3「同意。早く済ませろよ。帰りたいんだから」
2人は一斉にコウモリに言う…いい人…なのか…?
???「わあったわあった!自己紹介すりゃいいんだろ!」
黒羽「俺は黒羽(こくわ)…結糸とは腐れ縁的な感じだ。よろしく」
…腐れ縁だったのか
???2「私も…だよね!」
紺「私は希紡 紺(きつむ こん)!大学生だよ!よろしくね!」
大学生なんだ…紺さんは確かに大人っぽい。いい意味で見た目も態度も…
紗一「…俺は明餅 紗一(あもち さいち)。紺とルームシェアしてる。彼氏ではない。よろしく」
…これはつまり付き合ってるのでは
紗一「…んで、あんたは?」
沙律「…私は藍実 沙律…高校生。よろしく」
私がそう言うと紺さんはよろしくね!と微笑む…優しい
黒羽「…ってか結糸おっせぇな…あいつが来るだろ…」
…あいつ?私達のことではない…みたいだけど
紺「ま、まあまあ!落ち着いて!」
彼女は黒羽を優しく撫でる
…なんだこの微笑ましい空間…
…とその時…
結糸「ねえ黒羽!!今はまだこいつ寝てる時間じゃないうさ!?」
累「嫌だ嫌だ嫌だ!!殺されるよこれ!!」
結糸「まぁ大丈夫か大丈夫じゃないかで言うと大丈夫じゃないうさ☆」
…遠くから2人の声が聞こえる
というかさっきから何を話して…
そう思い、目を凝らしてみると…
続く
コメント
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まてまてまてまてまてまてまておかしいだろもはやホラーだよ!
大好きだ… こうもりさんめっちゃ気になる()
世界観大好きです…()