校外イチャコラ4
朝
香澄)ん”…ん〜……
陽の光で目が覚め目を擦りながら起き上がる…ん?
香澄)…ゴシゴシ
起き上がれない…と言うよりも…あの、重い……
香澄)んぅ……ぼくとぉ……腕重いぃ……
重い理由は木兎が私を強く抱き締めて眠っていたからであった
木兎)ん”〜…もうちょっとぉ”……
香澄)だぁめ…ほら離れてぇ…
木兎の胸板を押すと後ろにコツンと何かが当たり後ろを見るとリエーフが気持ち良さそうに寝ていた
香澄)んぅ”〜…
どう離してもらおうかと思い暫く悩んだあといい事を思いついた
木兎に近づき耳元で「離してくれたらおはようのチューでもしてあげるよ?」と言うとすぐに離してくれた
香澄)よいしょ…(朝からやる事あるのに…)
顔を洗ったあと脱衣所に向かい洗濯機を動かす
香澄)ん”〜…まだやる事あるのに…
ご飯を作ろうと思いキッチンに行くといきなり…
香澄)!?こ、この感じ…まさか……
嫌な予感がして急いでトイレに行くと下着には真っ赤な血が着いていた
香澄)…通りで今日は長く寝ていたわけか…
どうしようかと考えていると誰かの足音が聞こえ「お、ちょうどいいや」と思いトイレの扉を内側からノックするとトイレに近づいてくる音が聞こえ「どうしました?」と赤葦の声が聞こえた
香澄)ご、ごめんねぇ…私なんだけどさ…
赤葦)!!香澄か?どうした
香澄)えっとぉ…わ、私のショーツ…持って来てくれない…?
赤葦)へ…
香澄)ほ、本当にごめんって思ってる…でも、その…血が……
「血が出てきた」と言おうと思ったら話の途中で赤葦は走って離れ私の部屋に入った音がした
香澄)…賢いな……←改めて賢さを実感した飼い主
暫く待っていると走ってくる音が聞こえトイレの扉をノックされ鍵を開けて手だけ出すとショーツであろうものを渡されサッと手を引っ込めすぐに扉を閉めて鍵をかけ「た、助かった…」と感謝を伝えるとさささーっと居なくなってしまった
香澄)(そ、そうだよねぇ…ごめんねぇ赤葦…)
そう思いながらも下着を変え棚に入っているナプキンを掘り出し急いで流して下着を洗い始めた
香澄)(し、染み込む前でよかった…ちゃんと落ちてる)
下着を洗った後動いている洗濯機の蓋を開けすぐに閉めて何も無かった事にした
香澄)…赤葦〜!!こっちおいで〜!!!
赤葦の名前を叫ぶと赤葦が飛んで来た
赤葦)なんだ?
香澄)お手伝いしてくれたお礼!ほらおいで!
手を広げるとギューッと抱き締めてきた
香澄)ほ、本当にごめんねぇ…いきなり……来ちゃって…
赤葦の背中に手を回してギューッと強く抱き締めていると突然吐き気が襲って来て抱き締めるのをやめて地面に座り込むと赤葦が驚いて「香澄!!」と私の名前を叫んだ
香澄)ごめ…きもち……悪くて……いっつもこうなんだよ……
口を手で覆い壁に寄りかかると赤葦はどうしたらいいのか分からずあわあわとしていた
香澄)ぅ”ッ…(やば…ほんとに……きもちわる……)
赤葦は何も出来ず……私は動けずグッタリしていると突然「あれ、どーしたんすか?香澄さん」と声が聞こえ声がした方を見ると赤葦があわあわとしながらも私のことを説明していた
香澄)りえー……ふ…?
リエーフ)!!香澄さん顔色すっごい悪いですよ!?
香澄)きもち…わるくて…
リエーフ)赤葦さんなんでこうなったか分かりますか?
赤葦)えっと…生理……と言うやつらしくて…
リエーフ)あ…えっと…なんか薬は?薬がないなら取り敢えず体暖めるよ
香澄)カバンの中に…薬が…えっと…紫色の…パステルで……ポシェットの…
リエーフ)!!あれですかとりあえずポシェット持ってきますね
リエーフは私から離れ赤葦に何か伝えてから走って離れた
リエーフが離れると赤葦は私を抱えて近くのリビングのソファに降ろされた
赤葦)今はここで大人しくしてください、寝ている間に運んじゃいますから
香澄)ごめ…ん……
赤葦)いいですよ取り敢えず布団とクッション持ってきますね
赤葦がそう言って離れようとしてなんというか…寂しくなり思わず赤葦の服を掴んでしまった
赤葦は目を丸くしながら「どうした?」と聞いてきた
香澄)…離れないで……
赤葦)!!
思わず本心が出た
手を離して「な、何にもない…」と言って目を逸らすと赤葦が着ていたジャージを脱いでソファの隣に座ってきた
香澄)あ、赤葦…いいの……?
赤葦)寂しがってる彼女を置いてどっか行くわけないだろ
香澄)…ありがとう…
赤葦が私の頭を撫でているとリエーフが戻って来た
リエーフ)なぁ香澄〜これでいいのか?
ポシェットを持って…我がメシア(?)が現れた
香澄)あ、ありがと…それ……
体を起こそうとしたら一気に吐き気が襲って来て起き上がれず居るとリエーフがポシェットを開けて中から中途半端の薬を取り出し薬を一錠出した
リエーフ)口開けて、飲ませるから
香澄)ん……
口を開けると薬を放り込まれ「少し待ってね」と言って少し離れてコップに水を入れてこっちに持ってきた
香澄)??
キョトンとしているとリエーフが水を口に含みキスをしてきた
香澄)ん”ッ…ジュルッグチュッ…ゴクッ
リエーフ)プハ…飲めた?
香澄)ん…ありがと……
ソファでグッタリしているとリエーフが優しく頭を撫でてくれた
リエーフ)それじゃ香澄の事頼みます
赤葦)あぁ、悪いが布団とか頼む
リエーフ)言うと思った笑少し待ってて
香澄)んぅ……ウトウト…(やば…眠くなって来た……)
目を擦っていると赤葦に「おやすみ」と優しく言われ意識を手放した
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