テンプレ女体化 衝動書きすみません。
後私1年以上前のストグラで情報が止まっているのでひのらんさんが出てきたり、もう色々古いです。交際済み。
パチ
「…?ぇ…?」
起きたと同時につぼ浦は違和感を感じた
下を見れば知らない女性が自分の腕の中で寝ている
「う゛おぁ?!?!?!」バサッ ドタン
突然のことすぎてベッドから転げ落ちた
「んぁ?な、なに?どうした!?」
女性は俺の声と物音に飛び起きパニックになっている
「誰だオメェ!!」
「はい!?」
「オメェは誰だって聞いてんだよ!!つかアオセンどこ行った?!」
「お前の目の前にいるよ!」
「寝言は寝て言え!!」
「待て待て!バット構えんな!!」
「落ち着けって!」
「…ん?まって…」
寝ぼけ眼でお互いパニックになりながら、青井は原因も分からない誤解を解こうとかぶりを振ると、分かりやすい身体の変化に気付く
「あ…?お前アオセン?なのか?」
「そ、うだけど…なんか女…になってる…」
『………??』
青井は肩の少し下まで髪が伸びていて(セミロングといえばいいのか)、顔は元より特徴は変わらないが女性特有の見た目に、胸部は膨らみ、元に比べれば華奢になっていた
「これはどうしたらいいんだ…」
「…あのアオセン、ちょっと服が…」
「え?あぁダボダボだね。
身体自体ちっさくなってるってことか」
「何、照れてんの?かわい」
「あぁ?!」
「取り敢えずなんか着るわ」
「そうしてくれ…」
「さて、出勤はするとして、どうしたものか」
「出勤するのかよ…」
「そもそもこれは歪みで括っていいんすかね」
「ね。あと体が女の人になるのは分かるんだけど、なんでちょっと髪伸びてんのか甚(はなは)だ疑問だけどね」
「それはそうっすね…」
「あ、女性署員に助け求めんのはどうすか」
「あり」
『へぇー!歪みかなんかで女の子になっちゃたのね』
『…えまって、つまりらだおくん下着どうしてるの?』
「そうなんすよねー、出勤はするんで困ってます」
『分かった、じゃあ署の近くの服屋来て、色々教えるから』
「助かります」
『はーい じゃあまた後で』
「ネルさんが助けてくれるって」
「おぉよかったっすね」
「よし服屋行くぞ!」
「はい、いってら」
「は?お前も来るんだよ」
「は?俺は行く必要ないだろ」
「…もしかして俺が女だから緊張してんの?」
「さっきから目合わせてくれないしね」
微妙に違う方向を見ているつぼ浦を覗き込むと、頰を赤くしたため分かりやすかった
「……悪かったな」
「中身は変わんないって、ほら行くぞ」
「…しゃーねーなぁ」
「俺は居るだけですからね?」
「やったぁ」
「あ、おつかれー…ほんとに女の子だぁ」
「おつかれさまです」
「うす」
「あれつぼ浦くんも来たの」
「無理やり来させられました」
「俺は居るだけなんで気にしないでください」
「了解、らだおくん顔見せてもらって良い?」
「えぇ~?特別っすよ?」
「え!めっちゃかわいい〜!」
「…どーも」
「(これは着せ甲斐あるな…)よしじゃあ早速サイズ見ていこう」
しばらくして…
「はい!こんなものかな?」
「ありがとうございましたー」
「…ごめんらだおくんこれ着てみてもらって良い?」
「え?いや服はいいっすよ、持ってるもの着るんで」
「いや、一回着てみて」
「…ミニスカじゃないっすよね?」
「うん、らだおくん嫌がると思って」
「ツインテールはしませんよ?」
「わかってるって!」
「はいはい…着ますよ」
「あ、終わりました?」
「……どうしたんすかその服は」
またとない絶好のチャンスに腕を鳴らした二十日に青井はしばらくファッションショーに付き合わされたらしく、疲弊した顔をしていた
「あー…なんかネルさんに着ろって」
「言い方悪いなー、らだおくん可愛い系より大人っぽいからラフスーツにしたの」
「折角美人で僕より身長あるのにオシャレしないと勿体ないじゃん!」
「とのこと」
「あー良いんじゃないっすか?似合ってますよ」
「お前本当に思ってないだろ」
「(思ってるが…?)あ、でもネルセン褒めているところ申し訳ないんすけど」
「ん?」
「多分アオセンいつもの被りますよ」
「え」
「あと明日には戻ってると思うんで」
「わかんないけどね」
「あと出勤するんで着替えます」
「折角張り切って選んだのに…」
二十日はがっくりと肩を落とした
「え゛ぇ゙ー!!!!!!
らだちゃんパイセン女の子になっちゃったのー!?!?!?」
「ははー…声でけぇ…」
いつもよりサイズに余裕ができた服を着て、いつものように出勤した青井は元気なタコスに事情を話した
「でも声は変わってないね」
「ね、なんでだろ」
「声だけなんだよね」
「うーん、でもそんな違和感無いね…あ!顔見せて!」
「嫌でぇーす」
「なんでぇみせてよぉ!!」
「絶対に嫌ー((ぶぇ」
署内でひのらんから出奔を試みるも、角で人と出会い頭に衝突して尻もちをつく
「あぶねぇなぁ、室内で走り回んじゃねぇ…よ?」
「イタ…あ、成瀬」
(え…らだおの格好した…?)
「……えどちらさま?」
「らだおです」
「は、らだお?」
「はい」
「あ!カニくん!!らだちゃんパイセン女の子になっちゃったの!!!」
「マ?お前性別変えたのか」
「変えたというか変わった」
「…え、金の匂い?」
「おいやめろ」
ピピッ
「お、ユニオン」
「いっちょ働きますかぁ」
「ん、アオセン行くんすか?」
「うん、この体にも慣れていかなきゃいけないし」
「そっすね…ヘリで行くんなら乗せてください」
「良いけど、どして?」
「アオセンがヘリから落ちたら困るんで」
「流石にそれはねぇだろ」
典型的なフラグを立てながら青井は鼻で笑った
対応中…
「四つ叉に一人。気を付けて……ナイスナイス」
「アオセン後ろ敵ヘリ来ました」
「来たねぇ、アタックするか」
背後から来た敵ヘリに逃げながらアタックするタイミングを見定め、迎え撃つように振り返る、
瞬間に衝撃とプロペラのぶつかり合う音がする。しかし慣れない浮遊感に危機を感じる青井。
「ぁぶっ…!?」
「大丈夫っすか?」
「なんか今やばかったわ…」
「気を付けて下さいよ?さっきのフラグになりかねないんで」
「うん…」
少し間を置いてから相手ヘリが迫ってくる。避けようとしたが、逃げ切れず鼻先でのし上げるようなアタックに機体は上下に大きく揺れる
「まずいっ……ぅ…ぐぁっ?!」
「アオセンッ!?」
先程の衝撃でドアが取れたため青井の身体はいとも簡単にヘリ外に出される。しかし幸いなことに、放り出されるところをつぼ浦が腕を掴む。腕にとてつもない激痛が走るがそんな事よりも今はヘリに這い上がることで手一杯だった
「っ…おらぁ゛!!!」
「うおっ!」
つぼ浦が引き上げてくれたお陰で助かった、と思った瞬間つぼ浦が片腕で青井を胸に抱き寄せた。
おそらく操縦席から直ぐに移動できない故取った行動だろうが、青井は安心感のある暖かさにほっとしたと共に、形はどうであれ、つぼ浦からの初めてのハグに感動した。
つぼ浦はその状態のまま操縦を続ける。
「キレイなフラグ回収だな!」
「あ、ありがとう」
「一旦撤収だ!」
「ごめん腕に違和感あるから病院行ってもらって良い?」
「あぁ、良いぜ」
つぼ浦は俺を助手席に座らせると、いつかのとは全く別人のような安定した運転で病院に直行した
「やっぱり付いててよかったぜ…」
「ほんとにありがとね、ここまで体格差で支障出ると思わなかったから」
「今日はもう事務かな…」
「賢明な判断だと思いますよ」
帰宅
「あーつかれた」
「おつかれっす」
「どっと疲れが出てきたときの疲労が段違い」
「大丈夫っすか?先風呂入ります?」
「いやつぼ浦が先入っといで、いったん休む」
「へーい」
「風呂空きましたよ」
「んー…」
「アオセンもう眠いんすか?」
「いや……風呂入る ヨイショ」
「湯船で寝ないでくださいねー」
「うん…」
「心配だな」
しばらくソファでスマホをいじって待っていたら帰ってきた青井がつぼ浦の膝の上に乱暴に座る
「おかえりー……!?ちょっ、髪びちょびちょじゃん!」
「拭いてー」
「いいっすけど…なんで膝の上…」
「今しかできなさそうだったから」
「そうっすか……」
つぼ浦は無理やり押し付けられたタオルを受け取り、慣れない長髪を優しく拭く。が、
青井と分かっていても外見はそのまま女性なので少し落ち着かず、無言で手を動かす
「つぼ浦座り心地が良いなぁ」
「……」
「…つぼ浦?」
「あっ、はい?」
「大丈夫?ぼーっとしてた?」
「あぁいや別に…集中してただけっす」
「そう…」
「……終わりっす」
「ありがとー。ねぇ」
急に青井が振り返ってきた、朝以来の近さに動揺する
「っ!?」
「えどした」
「きゅっ、急に振り向くなよ…びっくりした」
「は、お前本当にかわいーな」
「…今可愛いのはアオセンの方」
「え〜?そんな事言われたら男に戻りたくなくなっちゃうなぁ♡」
「ね、キスして良い?」
「絶対にダメ、ダメというか無理」
「ちぇ」
「てかアオセン眠いんだろ、寝ようぜ」
「はぁーい」
「拗ねるな」
青井はベッドに座って今日のことを思い出す
やはり、あのつぼ浦からの包み込むようなハグに味を占めてしまったようでまたして欲しくなった。
遅れて寝室に来たつぼ浦に話しかける
「今日さ、つぼ浦助けてくれたじゃん」
「はい、感謝してください」
「うんめっちゃしてる。でさ、ぎゅってしてくれたよね」
「……は、い」
「だから、も一回ハグして?」
「やだ」
「なんでぇ?さっきのさっきまでくっついてたやん!」
「それは…アオセンから来たから仕方なく…」
「ほら、はい、来て」
「………」ぎゅ
今だけしか味わえない体格差によって、青井の耳はつぼ浦の胸の位置にあるため、つぼ浦の速い心音がよく聞こえた
「わぁ〜…最高〜…」
「もう身体このままでいいかな」
「勘弁してくれ…」
「また朝にびっくりして叫ばないでね」
「それはどうだか」
「おやすみ」
「ん、」ちゅ
「あっ?!///」
「おやすみ〜…」
「………」
油断したところにしてやられたつぼ浦はその夜すぐには寝付けられなかったらしい
一作投稿から日に間が出てしまってすみません。
不定期投稿になりますのでご了承下さい。
コメント
4件

マジで二人とも可愛いです😭😭ありがとうございます😭😭😭
