⚠️注意⚠️
・太中
・敦中
・芥中
・死ネタ
・キャラ崩壊
・捏造
中也視点
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俺は太宰が嫌いだが、今の太宰に手を汚させるのは何となく気が引ける
詳しくは知らないが、織田の関係で彼奴が組織を抜けたのは知ってる
探偵社に行ったあたり、大抵どんなことを言われ、どんな理由で組織を抜けたか位はわかる
それに織田とは数回だけ一緒に酒を飲んだことがあった
確かに少し変わっていたが、数回一緒に飲んだだけでも良い奴だと分かった
その関係で、太宰には言っていないが墓参りにも行ったりした
だから、織田のことを考えると少し気の毒な気がする
それに太宰はもうこっち側じゃねぇしな
新しい仲間もできたんだ
まぁ、こんな事を考えても俺が汚濁を使うのは変わらないんだがな
でも、ちょっとだけ、嫌がらせをしてやろうじゃないか
そんな事を考えていたらいつの間にかシェルターに着いたらしい
太宰の話によると外にロックがあり、そのロックのパスワードを外から打たない限り、
中からは出ることが出来ないと言った感じだ
オマケに壁は固く、厚く、穴を開けたりするのは難しい
俺の嫌がらせにピッタリなシェルターだ
中に入ると少し薄暗く、血の匂いが少しする
気味が悪いシェルターだ
だがここ以外に避難所が無いから2人も何も言えないらしい
そんな2人の頭を撫でた
驚いたはいたが、嬉しそうな顔をしていた
何とも平和なもんだ
太「行こう、中也」
中「嗚呼」
2人の頭から手を離し、出口へと向かう
後ろから2人が応援している
「ありがとな」と返し、笑みを浮かべてから「直ぐ終わらせてやるからな」と、
さっきも言った言葉を繰り返した
出口1歩手前の所で、足を止めた
嫌がらせの準備だ
太宰も俺が止まったことに驚いて足を止める
中「念の為、出口周辺に敵が居ないか見てくる。パスワード知られてたら不味いだろ」
太「私も行くよ」
中「あー、手前がでけぇ怪我したらこの後やばいだろ、2人に護衛でもされてろ」
太「え〜、まぁいいよ。休憩ってことで〜」
てきとーな理由を付けて、太宰をシェルターの中に留まらせる
ここまで順調
俺は外に出て敵が居ないか確認するフリをしつつ、出入口を閉めるスイッチを押す
大きな音をたてて出入口にシャッターが勢いよく降りる
外に居るのは敵は省いて俺だけとなった
真逆此処まで簡単に進むとはなァ
それにしても2人は兎も角、太宰まで騙せるとは思わなかった
そんな呑気なことを考えながら歩き続ける
拠点に戻ると直ぐに敵が襲いかかってきた
銃を乱射し、手榴弾を投げ、飛び掛ってくる
でもそんなのは俺には効かない
俺が死んだと思って死体を確認しに来たやつからどんどん重力で潰していく
蹴って潰して、蹴って潰してを繰り返し、入口付近にいた奴らは全滅
ここから先は汚濁を使って建物ごと潰す
太宰がいない今、死ぬのが確定している
でも、怖くは無い
これさえ殺ってしまえば、休めるのだから
次の階に行く前に手袋を外す
最後の段を登る
敵が飛びかかってくるが、そんなのお構い無しに俺はその言葉を口に出す
そして、俺の意識は暗闇へと落ちていった
どれくらい経っただろうか
目を開けると3人の顔が見えた
体も頭も殆ど感覚がなく、動くことは出来なかった
矢張り、どんに固くても壊せるのか、敦も芥川も成長したもんだな
敵は全滅出来たのだろうか
俺はやり遂げられたのだろうか
それにしても3人ともひでぇ面だ
なみだでぐしゃぐしゃ
敦は優しいな、数回しかあったことの無い俺の事でこんなにも泣いてくれるのか
芥川もこんなに感情剥き出しにするの、あんまねェのにな
それは太宰もか。師弟揃ってこんなに泣いてるとこ見た事ねぇ
嗚呼、でも敦と芥川には悪い事したな
太宰は俺が嫌いだからいいだろうけど、2人にこんなとこ見せるのは駄目だったかもなぁ
そう言えば、太宰が組織を離反した後、荒れてた芥川に
「俺は置いてかねぇ、どんな状況でも手前と妹の面倒は俺があいつの分まで見てやる 」
って言ったのになぁ、嘘ついちまったな
敦も目の前でこんな汚ぇ死体見せられてたまったもんじゃなぇよな
太宰が泣いてるのは意外だな
織田と重ねてしまったのだろうか
申し訳ないことをしたけど、それにしても3人ともうるせぇな
『死なないで』『置いていかないで』なんてもう無理だわ
『与謝野さん呼んだからもう少し耐えて』?気持ちは嬉しいが間に合わねぇな
その〜、与謝野さん?が着く前に死ぬだろうよ
あーあー、皆面はいいのにそんなぐしゃぐしゃにしたら台無しだろ
中「ほ、ら……泣く、なよ”」
そう言ったらいいものの、無理に声を出して口角を上げたせいで吐血してしまった
酷くむせる俺を見て3人は更に泣く
『もう喋らないで』『傷口が開く』『死なないで』『待って』
そんなような事を3人とも一斉にいう
聖徳太子でもあるまいしわかんねぇよ
あー、ほらグダったせいで力出なくなってきたじゃねぇか
別れくらい言わせろよ
最後の力を振り絞って、3人を弱々しく抱きしめる
中「じゃあな、最後に暴れられて、楽しかったわ。ありがとな」
これが俺の最期の言葉
特別なモノはなんもねぇけど、これが俺らしい気がする
そして、3人の泣き声を聴きながらゆっくりと目を閉じた
すごく長くなってすみません!
読むの大変でしたよね、
太宰さん、敦くん、芥川視点は作ろうか迷ってます
ここまでだいぶ長くなってしまったので作らない可能性もあります
とりあえず、ご視聴ありがとうございました
コメント
5件
あり様は私を泣かせる天才ですか⁉︎ 死が最後の嫌がらせって泣きますって、、(泣)T^Tうぅ、、、 これから転生して、中也が女体化した所見るの最高です。続きッ!!
おっ!大好物の香りがするぞ!