この作品はいかがでしたか?
106
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前回の続きからです!
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1日目が終了し、2日目がスタートした。俺は心臓が止まりそうなほどにドキドキしていた。息も何故か荒くなっている。この夜に誰かが死んだかもしれないから。俺は急いでロビーに急いだ。早くみんな生きているか確認したかったから。猛スピードで走った。ぜぇぜぇと息が荒くなっているのが自分でもわかる。
ロビーに集まってみんないるかを確認する。………どうしよ。1人いない。
「…ねぇ、もふくんは?」
「…きてないね」
ただの寝坊であってくれ。髪の毛が乱れていたままに、笑って寝坊した笑っと出てきてくれ。その角から出てきてくれ。でも、俺の願いは虚しくもふくんは来なかった。
「部屋見にいく?」
「……嗚呼」
俺たち10人はゆっくりと歩き出した。みんな足取りが重かった。
紫のマークが書かれた茶色い扉に俺はゆっくりと手をのばして開けた。もふくんは胸にするどい噛み跡が残っていて、死んでいた。
「……ッ、もふ”ッくん……”ッ!!」
もふくんに近づいているとくまができており、最後までちゃんと考察していた事がわかった。メモはどこにあるのかはわからない。
でも、もうこの現実を見たくなかったから俺は足早と戻っていく。こんな…とこ…俺は見たくなかったよ。
それにみんなもついてくる。
「……もふくん…」
誰かがつぶやいた。もふくんの名前を。
俺たちはロビーに戻って黙りこくっていた。
泣いているひともいた。俺は何も言えず、ただただ泣きそうなひとみをしながら黙っていた。
もふー狼の襲撃により死亡。
残り10人
ーーーーーーーーーアッハハ☆ーーー
「みんなおはよう
今夜はもふくんがなくなったよ」
「9時まで自由時間だから楽しんでね」
そういってゲームマスターは上に上がって行った。こんな状況で楽しめるわけないだろ…!
みんなぴくりとも動かず口を閉じてしまう。
「……朝食食べなきゃ」
そう言ってるなは食堂のほうへと歩いて行った。それにえとさんもついていった。俺は食欲が全然ない。多分死体を何回を見たからだ。
「……じゃぱぱ…!
一緒にさバー行かへん?」
たっつんがちょっと無理をしているように笑顔で元気そうに俺にバーに行こうと言ってくれた。顔色も悪い。
「たっつん……うん。行こう…」
心のない返事をしてしまった。
たっつんからの誘いで俺はバーに向かう事になった。
他のメンバーはどうしたのかはわからないが、どっかに行ったのか影はもうなかった。
ーーーーーーーーーーーウホーーー
バーは大人っぽくて何か大人の雰囲気をただよせていた。俺たちはゆっくりと椅子に腰を掛け、ウーロン茶を頼んだ。たっつんがメモを取り出して言った。
「今ん所白なんは、えとさん、なおきりさん、じゃ ぱぱ、俺や」
「……うん」
俺は何故か乗る気になれなくて黙って話を聞いていた。ウーロン茶もあまり進まない。
「だから他のメンバーに人狼は隠れている可能 性は高い。」
「…たっつんは、昨日守れなかったの…?」
ぽつりと俺はつぶやいてしまった。泣きそうな顔を俺は一生懸命に取り繕って寂しそうに聞いた。たっつんは騎士だった。
「……俺は昨日、えとさんを守ったんや、もふ くんが狙われるとか思ってなかった。俺は… 人殺しだ、」
たっつんー役職騎士(仮)
「……そうだよね、普通は占い師を
守るもんね、」
俺は納得したが守れなかったと言う事実が頭から離れなかった。おかしくなりそうだった。
「たっつんは人殺しなんかじゃないけどね」
そう言って俺は笑う。ウーロン茶の氷がいつのまにか溶けてなくなっていた。俺は泣きそうな顔をして言った。
「………ほんと、ッ、やだよね、ッ、」
俺の声がかすれて、目が涙でいっぱいになった。家族同然だった、 …メンバーの2人はもうこの世にいなくって、元気?笑って声をかけることすらできない。冗談を言ってくれるわけじゃない。これドッキリだよ笑って笑ってよ。
笑って欲しかった。今すぐに死んでいた2人が出てきてドッキリ成功の看板を持ってさ…2人は笑いながら俺たちをみるんだろう。でも、それは俺の理想だ。ほんとうの人狼ゲームに参加させられているんだ。今。だから2人は戻ってこない。ああ…夢であってほしいな。
「……じゃぱぱ”ッ、………」
たっつんも泣きそうな顔をして俺を見つめた。 たっつんだって相当辛いはずだ。なのに俺はたっつんに何回も支えてもらっている。俺も何か返さないといけないな。そう思った矢先、俺は何かが勝手に出た。言葉が。
「何で、俺たちなのかな”ッ、??」
「ッ……!!」
その言葉で俺は泣いてしまった。
人生の涙を全て使い果たしたような感じがした。昨日と今日で何回泣いたかわからない。それほどに俺はメンバーを愛してるんだ。
たっつんだって相当辛いんだよね?
メンバーをよく可愛がっていて、よくしゃべっていたから。
「……ごめん。もう泣くのやめるね」
そう言って俺は袖で涙を拭いた。
もう、泣くのはやめた。俺は2人の思いを背負って、人狼を倒しにいくんだ。
「たっつん、絶対生きて帰ろうね」
「……当たり前だろ”ッ…!!!」
たっつんが泣きそうな顔をして、俺に向かって拳を突き上げた。
俺も拳を合わせて、笑った。
俺はたっつんの涙を拭って、バーを出た。何か足取りが軽い気がする。何でだろうか。
「……のあさん。もふくん。
天国で見といて……」
そうぽつりとつぶやいて、俺は上に向かって言った。そして、前に歩いていたたっつんを追いかけた。
『当たり前ですよ』
『絶対見とくからね笑』
2人の声が聞こえた気がした。
…でも、気のせいだろうか。
ーーーーーーーーパワァーーーーー
時間になってまた地獄が始まった。チクタクと時計の音が大きくなる。この音ほんと嫌いだ。
みんな黙りこくっていた。そりゃ2人も死んだら精神は参る。
グロい映像をリアルで見せられて、おかしくなりそうなほどに、頭が痛くなる。
「皆さんッ…!!のあさんやもふくんのためにも人狼を探しましょ…?」
るなが珍しく声を張り上げて大きな声で叫んでいた。
「……それもそうだね」
「えとさん、今日は誰を占った訳…ッ!? えッ!?えとさん…?」
えとさんは驚くほどに顔が真っ青になっていた。
「はっ…あの、わっ私、ッ、シヴァさんを占ったのッ……そしたら……」
えとさんがいきを飲んだ。
全身に稲妻が走るほどにビビビッと全身が震えた。俺たちは今すぐにシヴァさんから離れた。
「……人狼なの…ッ????」
俺はゆっくりとシヴァさんに尋ねた。すると、シヴァさんは高々と大声をあげて笑った。
「ッあっははははッ!!!!!」
するとシヴァさんは狂ったような笑顔で俺たちを見つめていた。
ー続くー
♡300ぐらいだと私は飛び跳ねて次のモチベーションに繋がります!お願いします🙇!
コメント
4件
ごめんけど、今ネット勢だから返信できん() だから、LINEもできんよー あ、後僕のところにコメントしてね??
悲しい時の心情とかが表せれてていいなと思った! 後、るなさん出てきてるのは推しとして嬉しい❗ 最後の、天国?からの声みたいなのも雰囲気が出てて好き!