「っしょっ…と」
町から遠い道を歩んで
門の前に座った
幾らジョークを飛ばしても返事はない
ニンゲンが来てから
死んだのか
生きてるのか
判らない
「……眠いな…」
そう思って目を閉じた
映画は趣味程度で嗜む
ちっぽけな人気の無い映画館で、適当に映画を選んで、ポップコーンを1人喰いながら見ていた
殺人鬼のニンゲンが世界を破壊する話
こんな暗い内容、よほど暗い人じゃないと好まないだろう
ポップコーンの容器が空になる時、つまらない映画も最終盤に進んでいた
ニンゲンは死闘の末、スケルトンに勝利した
血の表現が随分リアルで、匂いもした
腹が痛い
斬られたような感覚だ
凄いな、最近の映画は、と思った時思い出した
最後の回廊で
ニンゲンに敗れた
コレは映画じゃない
オレだ
level 20
コメント
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やァSans。現実逃避に勤しむとは余程絶望しているんだね?=)