圖阿です!
前回からの続きです!
どうぞ!
・・・
🦁side
何があったのかを話したほとけは、俺の腕の中で寝てしまった。
ずっと独りやったんやろうな…。
……ほとけを見とると…アイツのことを思い出すな…♪
久しぶりに飯でも誘おうかな…?
……ほとけのこと協力してくれるかもしれんし…。
それにあいつ……たぶんほとけと相性いいやろうし♪
そう思い、スマホを片手に目的の人物にLINEをした。
しばらくして通知音がなり、見ると先ほど送ったやつから返信が返ってきていた。
その内容に了解の返信をし、俺はスマホの電源を切った。
そろそろ起こさんと夕飯が遅くなってまうな…。
まだ腕の中で気持ちよさそうに寝ているほとけを起こすのは良心が痛んだが、このまま遅くなるのはこいつにとってもよくないため、俺はほとけを起こした。
💎「…ッ……ん……?」
🦁「よ♪…よう寝れたか?」
💎「……はい……ずみまぜん…((ズビッ」
🦁「…w………鼻声やな…顔洗ってきぃ…♪?」
💎「はい…」
そう言って、ほとけは顔を洗いに行った。
話をしたからか、少しだけ俺のことを怖がらなかった。
……せめて…あいつにとってここが安心できる場所になれたらええんやけどな……。
ほとけが顔を洗いに行っている間に、簡単な料理を作り始めた。
しばらくして戻ってきたほとけは手伝うと言ったが、ゆっくりしておけと言うと、ソファに座って静かにしていた。
🦁「…………あいつがほとけにとってええ刺激になるとええんやけど……((ボソッ」
💎「…………?……何か…言いましたか…?」
🦁「いや、なんでもあらへんよ♪」
🦁「そうや…!明後日は外に飯を食いに行くから、そのつもりでな」
💎「わかりました」
🦁「……なぁ…ほとけ…?」
🦁「別に俺には敬語使わんくてもええんやからな?」
💎「…いえ…あの……こっちのほうが落ち着くので…」
🦁「まぁ…お前がええんならええけど……無理に使わんくてもええからな♪」
ほとけに何度も言葉遣いについて言ったが、結局敬語が落ち着くの一点張りでタメでは話してくれない。
ほとけ自身がいいのならそれでも構わないのだが……。
子どもに来ぃ使われんのは気になるんよな…。
あれから2日経ち、俺とほとけは待ち合わせの店に向かっていた。
店に着くと、まだあいつは来ていないようだったので、俺とほとけは先に個室に入って待つことにした。
個室………あいつが気ぃ使ったんやろうな…。
そんなことを考えていると、ほとけが俺の袖をつかんで話しかけてきた。
🦁「………?……どうした…ほとけ?」
💎「あの……悠佑さんのご友人とのお食事なのに…本当に僕がいてもいいんですか…?」
🦁「何度も言ったやろ…?あいつ自身もお前がいてええって言ってたんや…そんな心配せんくても平気やで♪」
少しでもほとけが安心できるように、俺はほとけの頭をなでた。
💎「……けど……あの……」
🦁「大丈夫やから♪」
ガラ
🍣「……あ…!…こんばんは♪」
そんなこんな話していると、個室の扉が開き、一人の男が入ってきた。
🦁「よ!…久しぶりやな…ないこ♪」
🍣「久しぶりアニキ!!」
🍣「……君がほとけくんだね♪…アニキから話は聞いてるよ」
ほとけを刺激しないように、屈んで目線を合わせるないこにほとけは少し緊張が解けたのか、警戒しながらではあるが挨拶をした。
💎「……ッ……ぁ……こ、こんばんは…」
🍣「…!……こんばんは((ニコッ」
💎「あの…ごめんなさい…ッ…悠佑さんからはご友人が来ると伺っていたんですが……ご兄弟の方も来るなんて知らなくて…ッ…!」
🍣「………兄弟……??((パチパチ←瞬き」
💎「さ、さっき……悠佑さんのことを…兄貴……と言っていたので……」
🍣「あぁ…!…そういうことねw」
🦁「ほとけ、こいつは俺の兄弟やあらへんよ」
💎「…ぇ……そうなんですか…?」
🍣「そうそう…!……アニキっていうのはあだ名だよ♪」
💎「あだ名……」
🍣「なんか悠佑って頼りになるアニキって感じしない?…だからアニキ♪」
💎「……なるほど……!」
ほとけとないこはやはり相性が良かったようで、2人で色々話していた。
やっぱり……ないこに連絡してよかったな…♪
ほとけはないこのこと大丈夫と判断したのか、自分からも話しかけていた。
話していくうちに仲良くなったのか、お互いをあだ名で呼ぶようになり、敬語も外れていた。
💎「あの…ないちゃん…!……ないちゃんは、なんの仕事してるの?」
🍣「んー……俺は精神科医だよ♪」
💎「……精神科医……」
🍣「気になるなら、今度おいで♪」
そう言って、ないこはほとけに名刺を渡した。
💎「ありがとう」
その後、ないこと他愛もない話をし、今日のところはお開きになった。
ほとけがいつか俺にも友人のように接してくれるようになったらええな♪
続く
・・・
見てくださりありがとうございました!
コメント
3件
初コメ失礼します!! すごい最高でした!!✨✨ 🦁💎大好物なんですよほんと(( 書き方も上手で大好き過ぎて一気読みをしてしまいましたッッ 本当に神作ありがとうございます!!✨✨