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えむside
今日行われる公演が全て終了し、司と寧々は予定があるからと公演が終了した直後に解散となってしまった。2人残されてしまった類とえむは、自分達が満足するまでフェニックスワンダーランドを満喫することにした。しばらくして、2人で次はどこに行こうか話していると、周りから話し声が聞こえてきた。
「ねえねえ、あの2人って付き合ってんのかな??」
「だとしたら身長差カップルだよね〜」
「ちょ〜お似合い!!」
「私もあんなイケメン高身長の彼氏欲しい〜!」
私と類くんがカップル?周りからはそう見えるんだ…そういえば、当たり前だったから忘れてたけど類くんも司くんも異性…なんだよね……。改めて見ると類くんかっこいいなぁ…。あれ?なんか…胸が苦しい……。ドキドキして、類くんの顔がまともに見れない…。
神代「えむくん?どうしたんだい?顔が赤いようだけど…」
鳳「わ、わぁ!?る、るいくん…ち、近いよおお!!」
神代「…?……このくらいの距離は普通だろう?」
あっ、そうか。いつも私から抱きついたり手を繋ぎにいったりするから別に焦ることじゃないんだ。じゃあ、なんで今こんなにドキドキしてるの??
神代「えむくん…やっと意識してくれたのかい?」
鳳「ふぇ?る、るいくん…?どういうこと?」
神代「だからね、僕のことを1人の男として意識してくれた?」
類くんは私の手を取って手の甲にキスをした。
鳳「…!?るいくんっ!?な、なに…して……」
人前なのに恥ずかしいよぉ…次々と周りの視線がこちらに集まってくるのが分かる。
神代「ん?何って、ずっと隠してきた想いを今伝えようと思ってね。」
鳳「な、なに?るいくん。」
神代「…えむくん、いや、えむ。会った時から一目惚れだったよ。僕で良ければ付き合ってほしい。」
そう言って膝をついて私に手を差し伸べてくる類くん。今、自覚したばかりなのに…ずるいよ……。しかもこんな人前で……。でも、私の中に答えは1つしかなかった。
鳳「っはい…お願いします。るいくん…。」
手を取った瞬間に拍手が私達に送られた。中にはおめでとう!やお幸せにね!などお祝いの言葉が沢山送られた。
神代「えむ、こっち向いて。」
さっきからえむって呼び捨てで…なんか恋人って感じがして良いな…。
鳳「どうしたの?るいく…んっ。」
いきなり口が塞がれる。それがキスだと気づくまでに数秒かかった。周りは黄色い声を上げている。口から離れていく感触が何となく寂しくて類くんの服を掴む。
神代「…帰ろうか。送るよ。」
そんな優しい笑顔で言われちゃったら頷くことしかできなかった。まだ離れたくないよ。こんな幸せな時間が終わっちゃう。そんなのやだよ。
そんなことを考えていたらいつの間にか私の家に着いていたらしい。類くんが私の手から手を離していく。咄嗟に私は離れていく類くんの手を掴んでしまった。
神代「どうしたんだい?えむくん。」
呼び方が、戻っている。家の前だから気を使っているのだろう。寂しさから何も言わずに抱きしめる。
神代「え、えむ…くっ…ん……ちょっ、離れて…」
鳳「いや…やだっ!まだ類くんと一緒にいたいの!!」
神代「僕もできることなら一緒にいたいのだけどね?流石にそろそろ時間が……」
鳳「うぅ……じゃあ、またねのキスして?そしたら今日はさよならする…」
神代「うん、わかった。えむ…いい?」
いきなり雰囲気が変わった…さっきよりすごくドキドキする……
鳳「う、うん…いいよ。」
類くんの手が伸びてくる。類くんの手が頬に触れた時思わず肩を揺らす。静まり返った夜空の下で自分の唇に先程あった柔らかい感触が再度感じられた。嗚呼今私は幸せだ。こんな時間が続けば良いのに。
神代「…えむ、口…開けて」
言われた通りに口を開ける。その刹那口の中に熱いものが入ってきた。全身に電流が流れたかのようにビリビリする。
鳳「んっ…ふぁっ……りゅいくっ…んぅ…」
そんな私の声も知らん振りして類くんは私の口の中を荒らしていく。段々呼吸ができなくなってきて類くんの胸を叩けばゆっくりと離れていった。
神代「ふふっ…かわいいよ……えむ」
鳳「もぉー!!類くんだってかっこいいもん!!」
神代「ありがとう。…じゃあ、おやすみえむ」
鳳「うん!おやすみ類くん!また明日ね!」
こうして私と類くんの恋人生活が始まったのだった。
あんスタよりも先にプロセカNLが完成したので載せます。
地雷の人ごめんなさい。