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かめちょん
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かめちょん
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#短編集
🙂
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ヘリオトロープ⑨
※センシティブ無しにしてますが、何故かセンシティブになってます。バクです。笑
大森side
【翌日】
倉田「おはようございますっ!……わぁ〜主任と藤澤さんが一緒に出勤だなんてっ、目の保養ですね!」
藤澤「昨日初めてあったのに、もう僕の名前覚えてくれたんですね、倉田さん」
倉田「そ、そんなっ!藤澤さんだって私の名前覚てくれてるじゃないですかっ!って藤澤さん唇どうしたんですか?!」
藤澤「ああ……昨日ちょっと飼い犬とじゃれてたら噛まれちゃった」
若井「んな、飼いっ」
倉田「若井さん?」
若井「あ、いや、ごめん」
涼ちゃんの唇の怪我の原因が俺だと知っている若井は、倉田と席が隣なために、嘘を言ってる涼ちゃんと倉田のふたりの会話が聴こえていて思わず声が出たのだろう。
確かに涼ちゃんは嘘をついてはいるが……ここで俺は犬じゃない、なんて言えるわけもなく……
涼ちゃんの嘘は続く
藤澤「でも夜は一緒のベッドで寄り添って寝るんだよ」
倉田「ツンデレなわんちゃんですね、見てみたいです」
藤澤「じゃあ今度みにくる?若井くんと一緒に」
若井「はっ、お……ぼ、僕も、ですか」
倉田「えー私だけじゃダメなんですか?」
藤澤「女性ひとりを男の僕の家に、なんて怒られちゃうからね……あ、若井くんならひとりで来てくれてもいいよ」
倉田「えーっ若井さんだけずるいですっ」
藤澤「ふふ、僕んちの犬は男の人が好きなんだ、だから君は…………(耳打ち)……ね」
倉田「は、はいっ//」
涼ちゃんからスラスラと出る言葉に、嘘か本当なんてわからない若井は明らかに顔が不安げな表情
だが、倉田や他の社員が居るここで、下手に俺が口出しをして墓穴を掘るような真似はできない
また若井に説明しなきゃいけないことが増えたな、と思っていたら、若井が俺に声をかけてきた
が、それも涼ちゃんが言葉上手く遮った。
若井「主任、あの」
藤澤「大森くん今日の会議室に案内してくれる?……って若井くんごめん、今大森くんに急ぎの用事があった?」
若井「あ……い、いえ…………大丈夫です……」
藤澤「それなら良かったぁ、ごめんね、僕がここに来てるからには仕事しなきゃだからね」
若井「…………はい」
藤澤「じゃあ、もと……大森くん、早速会議室行こう?」
大森「……はい」
藤澤「じゃ、倉田さん、若井くん、また後でね〜」
若井のなんとも言えない表情に、今の俺は何も言ってやれない……
せめて昨日話そうとしていた俺と涼ちゃんのことと、さっきの涼ちゃんがついた嘘を早めに話してやろう思い、後ろ髪を引かれつつ俺は涼ちゃんとその場を離れた。
・
・
・
だが、その日から俺の業務は目が回るほどの忙しさになった。
通常業務にプラスプロジェクト業務
毎日毎日残業で、ポンコツ課長を心底恨みたい。
しかも、その忙しさと……涼ちゃんのせいで、若井と話が出来ていない。
大森「若井、ちょっと」
藤澤「元貴〜っ、ちょっと聞きたいんだけど」
若井「……」
若井「あのっ主任、今日待っててもいいで」
藤澤「何なに?僕も混ぜてよぉ」
若井「……」
俺と若井がふたりで話そうとすれば、涼ちゃんが必ず現れる。
会議室、廊下、給湯室、トイレ……ありとあらゆる所に、だ。
流石に忙しさと、事が上手くいかない日々に、俺の西進と肉が悲鳴をあげた。
大森「はあぁぁぁ…………ン、ンン゛」
武智「……主任、大丈夫ですか?」
大森「あ、あぁ……ちょっと流石に疲れが溜まってるかも」
武智「季節の変わり目で寒暖差ありますから、体調には気をつけてくださいね」
大森「……ケホ……ン……ああ、ありがとう」
武智に言われ、内ポケットを探る
大森(後でやっとくか……)
その後も会議だミーティングだとひと息着くまもなく時間は過ぎて、気が付けば定時はとっくに過ぎ、18時過ぎだった
大森「ケホ……ケホッ…………ヒュ」
ヤバいな……もう今日は帰ろう
そう思い、残りの資料を鞄に入れ、俺は自席から立った。
大森「……ケホッ…………ケホッ」
エレベーターを待つ間、今の内にと、内ポケットに手を入れた時、後ろから名前を呼ばれ、咄嗟にポケットから手を引いた
藤澤「元貴〜、今帰り?」
大森「……だから名前を」
藤澤「え〜もう就業時間過ぎてるし固い事言わないでよぉ〜……んん?元貴何か顔色悪いけど大丈夫?」
大森「ちょっと……ン……いや、大丈夫」
藤澤「……そっか…………でも元貴はいつも無理するからねぇ」
チーン(エレベーター到着音)
藤澤「あ、来たよ、元貴帰ってゆっくり…………あ」
若井「え」
到着したエレベーターには若井が乗っていた
大森「……」
何とも気まずいエレベーター内
ただでさえ疲れているってのに……なのにまた涼ちゃんが若井に絡み始めた
藤澤「若井くん元気〜?君も今から帰るのぉ?」
若井「…………はい」
藤澤「あれぇ?元気なさそうだけどどうしたの?」
若井「誰のせいでっ」
藤澤「なになに?僕のせいでって言いたい感じ?僕何か君にした覚えないんだけどなぁ」
若井「……アンタなあっ」
大森「若井、やめろ…………ケホッ」
若井「だって主任っ!コイツがっ」
大森「……ケホッ……だってじゃない、ここは会社なんだ、場をわきまえて発言しろ」
若井「……はい」
藤澤「公私混同はダメだよぉ〜、ナイト気取りも程々にしなきゃねぇ」
大森「涼ちゃんも、公私混同してる。あんまり若井を虐めないで……ケホッケホッ……」
藤澤「はぁ〜い、ごめんねぇ若井くん、なんか虐めちゃってぇ」
若井「〜っ、しゅ、主任っ!!」
正直、イライラする
若井を無駄に挑発する涼ちゃんも、その挑発に毎回乗ってしまう若井にも
藤澤「てかさ、若井くんはすぐ元貴に頼ってばっかだねぇ、そんなんだからダメなんだよ〜」
若井「お、俺が誰に頼ろうと……ふ、藤澤さんにかは関係ないじゃないですか」
藤澤「僕に関係なくても、少なくともそれじゃあ自分ではなんにも出来ないナイトくんのままだよねぇ」
そしてふたりはまだ言い合いを続ける……
ただでさえ忙しいくて、今は体調が良くない。正直、さっき注意はしたが、これ以上ふたりにかまっていることが面倒くさい、と思ってしまう。
大森「…………ン、……ンン゛……」
それに身体が、ちょっと本当にヤバいかもしれない
言い合いしているふたりの会話内容が全然入ってこなくて、息がしずらい
壁のデジタル数字はどんどん小さくなり、やっと1階に着いた。
チーン(エレベーター到着音)
エレベーターが1階に着き、扉が開くと同時にさっさと出入口へと向かい歩く
若井「……だーかーらーっ、藤澤さんには関係ないですよね?!」
藤澤「関係なくはないんじゃな〜い?だって元貴は……」
まだ言い争いを続けるふたりにもう一度注意しようと思い、声を出そうとしたら
上手く声が出なかった
大森「おま……ケホッ……ケホッ……いい加減……ヒュ…………ヒュッ……」
藤澤「元貴?……もしかして」
若井「主任大丈夫ですか?」
ふたりの声が遠く聴こえる
あ……
ヤバい
内ポケット……
バタン
若井「元貴!」
藤澤「元貴!」
俺はその場で倒れた。
コメント
9件
まさかの展開…..! 続きが楽しみですっ
まぁ、なんと! そうですねぇ…大森さんの疲労感 確かに何処かにガタが来てもおかしくないです 二人にイラつく姿もわかりみが深くなるってもんです しかし…ますます藤澤さんが余裕無いように見えてきますねぇ 若井さん…案外そんなに慌てる必要もなさそうですが( ̄ー ̄) まずは大森さんの体調が心配です(-.-;)

も、も、元貴さぁーん!! 悪澤さぁん!!悪澤さん貴方....やりましたね??!!(?) 若井さんと話そうとするたびのあの遮り........。 やってますね??!!(?) 今からまた正座で続きを待とうと思います( *´艸)荒ぶってすいません( ;∀;)