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クソモブ野郎が僕の顔を触ろうとした時、
横から手が伸びてきた。
その手を見て、すごく安心した。
春 陽太…
陽太 クソモブ野郎が…
陽太 春に触んな。
いつもと雰囲気が違う。
モブ男 なんだよ!
モブ男 テメェ!
モブ男とかいう僕に自己紹介もしないくそったれが、陽太目掛けて拳を振り落とした
怖くなった。
目を閉じてしまった。
何も音がしない。
恐る恐る目を開けると…
クソモブ野郎が、ボコボコになっていて、
陽太には、返り血がたくさんついている。
春 大丈夫?
春 怪我してない?
本当は重症なモブ男から聞くべきだろうが
僕は、真っ先に陽太に聞いた。
陽太 大丈夫
陽太 春こそ、何もされてない?
春 コクリ
陽太 そうか。
陽太 良かった。
陽太 〜〜〜〜〜ボソッ
春 ?
陽太 気にしないで、
陽太 帰ろっか。
春 返り血すごいけど、
春 大丈夫?
陽太 どうしよっか…
陽太 僕の家は近くにあるから、
陽太 春も来る?
春 いいの…?
陽太 大丈夫だよ。
陽太 陽太も怖かったよね…
そう言って、宝物をみるような目で、
僕を見つめた。