テラーノベル
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#旧国注意
#カンヒュイラスト
最近テラノベAIちゃんめちゃ来て嬉しい…!!
実質公式に読まれてるってことだよ?!(は?)
あらやだ嬉しい…😇((((そういう訳じゃない
番外編的なのです! これで完結!
私は終わらせたぞ!いえーい!
激しい砲撃の音も、冷徹なライフルの銃声も、今はもう聞こえない。国境線という名の新しい境界線が引かれたあとの、とある凍りついた森の狭間。
講和条約に基づき、領土の引き渡し作業や境界線の見回りを行うため、2つの国は再び顔を合わせていた。
🇫🇮「あ、ロシアさん! お疲れ様です!」
雪をサクサクと踏み鳴らしながら、フィンランドが元気に手を振って近づいてくる。
本編の時とは違って、今日の彼はライフルを持っていない。真っ白なコートに身を包み、マフラーに顔を半分うずめている姿は、どこからどう見てもただの「可愛い男の子」だった。
🇷🇺「……お前か」
ロシアは無表情のまま、大きな体を少しだけ屈めてフィンランドを見下ろした。
手には、お互いの立ち入り禁止区域を記した難しい書類を持っている。相変わらず何を考えているか分からない顔だが、フィンランドが近づいてきても、あからさまに警戒するような素振りは見せなかった。
🇫🇮「はい、お仕事の書類を持ってきました! ……あ、それとこれ、どうぞ」
フィンランドがポケットからガサゴソと取り出したのは、小さな紙包みだった。
手渡されたロシアが不思議そうにそれを開けると、中には、可愛らしい茶色い焼き菓子が入っていた。
🇫🇮「『ハパンコルプ』っていう、僕のところの黒パンをカリカリに焼いたお菓子です! ちょっと酸っぱくて硬いんですけど、噛めば噛むほど味がして美味しいんですよ。ロシアさん、いっつも無表情で疲れが溜まってそうですから、糖分補給です!」
えへへ、と屈託のない笑顔で笑うフィンランド。
少し前まで命がけで殺し合っていた相手に、何食わぬ顔でお菓子をプレゼントする。一見「え? 大丈夫この子?」と周りが戸惑うような行動だが、これが彼の本物の『優しさ』だった。
🇷🇺「……酸っぱいパン」
ロシアは無言のまま、そのお菓子をじっと見つめた。
そして、大きな手袋を口元に当てると、無表情・無感情のまま、お菓子を口に放り込む。
モグモグ、と静かに咀嚼するロシア。フィンランドは「どうですか!?」と期待に満ちた目でロシアを見上げている。
🇷🇺「……硬い」
🇫🇮「あはは、やっぱりそう思います? でも美味しいでしょ?」
🇷🇺「……悪くない」
そう言ったロシアは、やっぱり表情一つ変えていなかった。
だが、フィンランドから見えないように後ろに回した左手で、コートのポケットから「何か」をごそごそと弄り始めている。
それは、ロシアが普段から無表情でいじり回している、小さくて子供っぽいおもちゃ――木彫りのマトリョーシカだった。何も考えていないようで、内心ではお菓子をくれたフィンランドにどうお返しをすべきか、不器用な脳内で大パニックを起こしていたのだ。
カチャカチャ、と無表情のまま、背後でおもちゃのパーツを弄ぶロシア。
🇫🇮「? ロシアさん、後ろで何してるんですか?」
フィンランドが不思議そうに覗き込もうとすると、ロシアはふいっと大きな体を反らせて視線を逸らした。
🇷🇺「……なんでもない。これ、やる」
ロシアが差し出したのは、彼がさっきまで握りしめていた、小さなマトリョーシカ人形だった。
🇫🇮「わぁ、可愛い! これ、ロシアさんが作ったんですか?」
🇷🇺「……。……お前がサウナに招待してくれるまでの、預かり物だ」
ぶっきらぼうに、だけどどこか子供っぽく言い放つロシア。
フィンランドは一瞬きょとんとしたあと、その人形を大切そうに両手で抱きしめて、今日一番の、本当に嬉しそうな満面の笑みを浮かべた。
🇫🇮「えへへ、ありがとうございます! じゃあ、この子が寂しくならないうちに、早く世界を平和にして、最高のサウナを建てなきゃですね!」
氷点下の張り詰めた空気の中。
ほんの一瞬だけ、2人の国の間に、甘くて温かいシュガータイムが流れていた。
へへへ完結🫶やりきったぞ…😇😇😇😇
コメント
3件
みぅ🤍🥀です。 番外編、めっちゃ良かったです…!! 本編の殺伐とした空気から一転して、凍った森の中でお菓子を渡すフィンランドと、無表情の裏でマトリョーシカをいじってパニックになってるロシア…そのギャップが尊すぎてやられました。講和後の“甘くて温かいシュガータイム”、あなたにしか書けない景色だと思います。完走、本当におめでとうございます🫶💐