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コチョウランとブルースター綺麗ですよね…… zmを信用しはじめたsha…!!
2話です。
※暴力表現あり
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sho side
…あいつはいつ帰ってくるんだろう。
逃げ出したいが、足は動かない。
折られた部分は青黒く変色し、見るだけで痛い。
まぁ実際痛いんやけど…。
何より、手錠を外さなければ逃げられない。
そう考えた俺は手錠を外そうとする。
だが手錠はガチャガチャというだけで外れる気配はなかった。
嫌な音が聞こえた。
あいつが帰ってきた。
mb「あれー?また逃げ出そうとしたん?w」
「そんなんしても意味ないよ?w」
そう言ってそいつは俺の髪を引っ張った。
sho「あぅっ…..」
頬を叩かれる。
mb「喋るなって言っただろ?」
そう言ってそいつは俺の首を絞めた。
sho「ゔっ…..ぁ…」
ギリギリとあいつの親指が俺の首に食い込む。
もう俺は普通に喋れないというのに…
俺は5歳の頃、こいつに攫われた。
正直何年経っているのか分からない。
俺の身体も、心も、めっちゃボロボロで、今の状態で誰かに助けられてもきっと、その人を信じることは出来ないだろう。
でも、誰かに助けてもらいたかった。
…元々は孤児院にいた。
記憶にないけど、両親亡くしたから…
孤児院では俺はいじめの対象だった。
やけど、いじめられてもやり返していた。
でも、どれだけ本当の事を言っても孤児院の大人たちは俺を信じてくれなかった。
だから、逃げ出したんだ。
まさか、その時にこんな奴に連れ去られるなんて…
どれぐらい経ったのだろう。
目を開けてもいつもと景色が変わらないって事は俺は生きてるんだ。
やけど、あいつは居なかった。
どうやら来客が来ているらしい。
数分後、俺のとこの部屋のドアが開いた。
そこには、豚のお面を被った奴と、深くフードを被った奴がいた。
フードの男はすぐさま俺の傍に来て、手錠を外した。
??「もう、大丈夫やで。」
そう言って俺を抱きしめる。
身体の傷が痛かったが、喋れないため、我慢した。
フードの男は俺を姫抱きした。
俺はその瞬間、意識が途切れた…….
2度目の起床。
さっきも起きたが、豚の奴を拒否ってすぐ寝てしまった。
どうせまた監禁するんだ。あいつらも。
ふと窓の外に目をやる。
空は雲ひとつない晴天で、花壇には色んな花が咲いていた。
あいつの家の俺の部屋には窓なんてなかったし、外なんて見る機会も、外に出る機会もなかった。
何年ぶりかに見た外の景色。
それはとても綺麗で、惹かれた。
だから、気づかなかった。
??「起きたんか、気分はどーや?」
横をみると、あのフードの男。
動かない足を無理やり動かしながら思わず後ずさりをする。
??「…外、出たいん?」
sho「…..」
??「風呂、入ったら外出てええで」
男は言った。
風呂か…風呂も数年ぶりに入っていないから、少し楽しみではある。
??「…入る?」
sho「…コク」
俺が頷いた途端、男の顔は明らかに喜んでいた。
zm「俺な!ゾムって言うねん、仲良くしてな?」
「怖がらんでええよ、もう怖い事は何も無いから」
そう言ってゾムは俺の背中と足を支え、姫抱きした。
ふと俺は部屋に飾ってある2種類の花が目にいった。
sho「…ん、ん!!」
どうにかして、気づいてもらいたくて、できるだけ声を出す。
zm「どうした?」
頑張って花を指さす。
するとゾムは言った。
zm「綺麗よなぁ…エミさんが持ってきてくれてんで?」
「こっちの白い花はコチョウラン、青色がかってるのはブルースターって言うらしいで」
コチョウランとブルースター…
どちらもとても綺麗でみとれてしまっていた。
zm「…なんやったっけなぁ…確か、コチョウランが「幸福が飛んでくる」で…ブルースターが…..えーーっと…..そや!!「幸福な愛」や!!」
ゾムが教えてくれた。
花言葉と言うらしい。
エミさんに会ったらお礼言おなって言いながら、部屋を出て、廊下を歩く。
すると、いかにもクズそうな男と小さい男がきた。
??「えっえっ!!!待って待って!?その子がシャオロン!?」
「めっちゃ可愛いやん〜!!傷あんのもったいないなぁ…」
???「大先生うるさいで?少しは静かにせぇや」
2人で言い合う。
可愛いだのうるさいだの。
zm「今、言われても分からんわ!ってなるかもしれんけど紹介するな、大先生とロボロやで。」
ut「ども〜シャオちゃん、仲良くしてなー」
rbr「変なことしたあかんで?」
ut「しーへんわ!」
zm「あ、ロボロ。シャオロンが着れそうな服貸してくれん?今から風呂入ってその後外いくからさ」
rbr「分かった、置いとくな」
そう言ってゾムはまた歩き出した。
やがて、ある扉を開ける。着いたのだろう。
ゾムは俺の服を脱がせて、自分の服も脱いだ。
正直怖かったが、それも我慢した。
ゾムはまた姫抱きし、風呂に入り、風呂の椅子に俺を座らせた。
蛇口?を捻ると、暖かいお湯が出てきた。
ゾムは丁度いい温度に調節して、俺の身体を流す。
zm「痛ない…訳ないよな、ちょっとだけ我慢してな」
そう言って背中などを流していく。
傷にお湯がしみ、痛かったが我慢…我慢…..
終わったのか、ゾムはまた、俺を抱いて、次は湯船に入った。
足は動かないが、手は動く。
俺は湯船にはってある水を手ですくい上げる。
久しぶりのお湯…水でとても嬉しかった。
きっと、顔に伝っている水は、シャワーの水だろう。
ゾムはまた俺を抱きしめ、言った。
zm「今まで辛かったな…ほんまよう耐えたで」
「辛かったら泣いてもええ、誰もシャオロンの事、傷つけんから。」
涙を止める事が出来たのは、風呂から上がって、ゾムに髪の毛を乾かしてもらっている時だった。
zm「髪だいぶ伸びてんなぁ…今度切る?」
ゾムは俺の顔を覗き込み、聞いてきた。
9年間、監禁されたままだったので、髪の毛も女の子みたいに長く伸びていた。
sho「コク」
分かった、明日切ろな、とゾムは言う。
…ゾムなら信用してもええかな、って思った。
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お疲れ様です!!
ちなみにコチョウランとブルースターについて説明?しておきます。
・コチョウラン
花言葉…幸福が飛んでくる、純粋な愛
他にも青色やピンク色などもあります。
・ブルースター
花言葉…信じ合う心、幸福な愛
両方とも9月〜11月に咲くお花です。
こんな感じで毎回お花も載せていこうかなーと思っています!!!!!(((なんの需要や…
ていうかあのローソンコラボ見た!!??
金欠なんやけど、めっちゃ買いに行きたい😭
推しをお恵みください…😭
(((僕の推しは過去作品などから想像してみてね!
ではまた次のお話で!!