いつもニコニコ笑っているあいつの表情は生きていないような気がした
愛想良く誰にもしっぽをふって媚びるがそれも何かを取り繕ってしているようにしか思えなかった
「…チーノ、おはよ」
自分の部屋からふぁっと欠伸をする歩くチーノに挨拶をする
俺が挨拶をするとくるっと身体の向きを変えて一気に口角が上がった
「おはよっ!」
眼鏡の下の瞳が見えない
誰彼構わずしっぽを振ると必ず直面する問題がある
「結局お前は誰の下につくんだ?」
さっきまで愛想良く接していたはずの表情が危うく崩れそうになる
“俺は一生**さんについて行きます!!”
こんなこと言っとけば大抵その場を逃れられるが、これを誰もいない静かな場所で二人きりで言われてみればどうだろう?
きっとその時もついて行きますだとかそんなことを言ってその場を逃れられるはずだが
1人になると唐突に俺は一体なにがしたいんだろう、自分でも不思議に思うことがある
愛想良く振舞って人脈を広げたとてあいつの実力には勝てないし、才能の花も咲かないだろう
俺もあいつになれたなら良かったのに
チーノとは何回も2人きりで出かけたことがあるし行動する時は大抵2人でセットになっていることが多い
だけどいつまでたってもあの笑顔が崩れることはない
いつもニコニコして尻尾振って媚びて他人からの信頼を得られるあいつが羨ましかった
戦闘でしか軍の前に立つ事ができなかった俺は 部下、上司、同期…年齢世代問わず人脈の輪を広げて信用と絶対的な信頼を得られるチーノが心底羨ましい
憎い
?
ずっと越えられない壁を挟んで生きていくんだ
「ショッピ」
いつあいつの名前を呼んでも基本一人でいるか本を読んでいるか机に突っ伏して寝ている自主練習なんてしていたことを見た事がなかった
軍の中でも戦闘力で言えばトップに突き出るショッピはいつでも無愛想で無口だった
ただそんな姿もクールでかっこよくて俺もあんな風になりたいと心底思った
じゃあ、練習すればいいじゃないか
あいつの能力をトレース出来ることになれば外交力も戦闘力でもあいつに勝てる
そう思って練習を初めてもう何年経ったか
弓の撃ち方も走りでも、すべて何もかもあいつには1度でさえ勝てなかった
最初から何も植えていない土に水をあげても花は咲かないように、咲かす才能がないからどれだけ育てても無駄だとそこで確信した
血も涙も汗もこいつに勝つ為だけに練習してきたのにその努力は無駄だった
頬から涙が伝った
「俺が欲しいもの全部もってるくせに」
息抜きで書いたつもりなのに意味分かんなくて死
八方美人は八方塞がり
さんこうにしました
続きは出さない
サンコウ2の垢で吸血鬼パロ深夜にあげるとか言ったけど約束守れませんでした
今夜こそあげたい
コメント
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控えめに言って愛してます
何食べたらそんな天才的な物語がかけるのか一生疑問です…