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待って、どうして外が真っ暗なの?

 アラクと話した時間も、カルーナを待った時間もそんなにない。さっきまで時計は午後2時半を指していたのだから、遅くても午後3時くらいなはず。なのに廊下があんなに真っ暗なのはおかしい。

「カルーナ、1つ聞いてもいいかしら?」

「なんでしょうか?」

「まだ昼間なのに、どうして外が真っ暗なの?」


少しの間沈黙が続き、私は聞いてはいけないことを聞いたのかとドキドキが止まらなかった。が、いらぬ心配だったようだ。

「それは、この大陸は日の光が届かない場所にあるからです。」

一瞬理解できなかったが、そういえば前に友達もそんな話をしていたことを思い出した。

 ・・・・もしかして、この世界は友達が読んでいた本の世界なのでは?ファンタジー物なのも、大陸の話も、一致している。

 であれば、私はもうすぐ死ぬ。私の死を望む女主人公の手で。それだけは嫌だ。死に際に見た景色が、ヒロインの笑った顔なんて。


どうしたら回避できるの?

どうしたら幸せになれるの?


どうしたら、どうしたら、


どうしたらヒロインを殺せるの?

憑依したら、まさかの悪役側だったんですけど⁈

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