テラーノベル
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車に荷物を乗せ東京ドームへ。
五年ぶりの東京ドーム、少し緊張している。
初めて東京ドームに行くような感覚だ。
みんな元気にしているかな。
前日、阿部監督から電話きた。1軍登録の話だった。
三軍、二軍と成績を上げ、ついに1軍。
だが成績が良くなければまた二軍落ち。
東京ドームについた。
選手ロッカーはどこだったかな、と思うほど久しぶりで、緊張している。
新しい後輩もいる、仲良くできるだろうか。
「おはざーす、」
みんなの視線が月城に向く。
多くの視線に一瞬硬直した月城に声をかけたのは坂本勇人。
「じーん!!久しぶりやん、!」
「久しぶりっすね、」
若手はあの月城に驚いているらしい。
「今日打席立つん?」
「知りませんよ、スタメンではないんじゃないですか?」
「まー普通はそうやろな。」
「ぁ、あの、!!」
「ん?」
「つ、月城さん、ですよね!」
「あぁ、うん、?」
「僕、ずっと憧れで、!」
「秋広っていいます!」
「秋広ね、よろしく」
「サインいただいてもいいですか?」
「全然いいよ」
「あざっす!」
「和真やん」
「仁さん、お久しぶりっす」
「あの、四番の話なんすけど」
「断ったよ」
「え゛、!?」
「う、うそ、、俺仁さんに譲るつもりやったんですけど、」
「今の四番は和真。俺がそれを奪うわけにはいかんよ。」
「じ、仁さぁ~ん、!」
「はいはい、笑」
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