※出水公平の夢小説です
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢主 『』→出水公平〔〕→その他のキャラ
〈〉→モブ
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初めて学校外で会う先輩との時間に胸を弾ませながら待ち合わせ場所まで向かった。自分でも思う、いつもより少しだけ足が軽かった。
「先輩!」
待ち合わせのカフェに着くと、先輩はすでに入口の前で手を振っていた。
『お、来た来た!試験お疲れ!』
「ありがとうございます!緊張しましたけど、なんとかやり切れました!笑」
『そっか〜。俺もなんか自分のことみたいにドキドキしてたわ笑』
「ほんとですか?笑」
『ほんとほんと!笑』
そう言って、いつものように軽く笑う。その笑顔を見るだけで、胸の奥が温かくなる。
二人で店に入り、窓際の席に座った。カップから立ちのぼるコーヒーの香りがふわっと広がる。
『夢ちゃん、なんか好きなもん頼んでいいよ。奢りだから遠慮すんな〜』
「じゃあ...モンブランで!」
『お、甘党だな〜笑』
「先輩は?」
『俺?カフェラテとチーズケーキ。甘さ控えめで渋くいくわ笑』
「似合わないですね笑」
『え、それ褒めてんの?笑』
「さーどうでしょう?笑」
そんな他愛もない会話が、どうしようもなく楽しかった。
『そういや、筆記試験の結果は来週だっけ?』
「はい。どんな結果でも、受け止めるつもりです!」
『うん、それでいいと思う。でもさ——』
先輩がカップを置き、少し真剣な表情になった。
『もし合格したら、本気でボーダーで頑張ってみな? 夢ちゃんなら、絶対に強くなれると思うよ』
「...っ!」
その言葉に胸がいっぱいになる。あの日、ただ”助けたい”と思って走り出した。”私なんか”って思ってた。でも今は、前を向いて”この人に追いつきたい”って思ってる。
「はい、頑張ります!先輩に胸張って報告できるように!」
『いいね〜その意気...じゃ、ご褒美第2弾、パフェ追加で!笑』
「ちょ、食べすぎですって!笑」
『夢ちゃんも半分食べてね笑』
「...少しだけですよ!笑」
『よっしゃ!笑』
その笑顔にまた、胸の鼓動が早くなる。仮入隊試験は、終わりじゃなくて始まり。
この日を境に、私の”新しい日常”が少しずつ動き出していた。
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